榛名さんの総監部グルメ日誌
春は曙、とマイラブリーエンジェルぼのたんを慕う声があるようですけれども北大路機関といえば2012年以来春と云えば江田島だ。
練習艦隊江田島出航、ヘリコプター搭載護衛艦くらま撮影という目的から始まった艦隊出航の撮影ですが、わたしの拙い写真でも喜んでいただける方や、なにより江田島の方々との交流が毎年の楽しみとなっていまして、もう三月となりますと日程発表が待ち遠しい。
美味しい、という経験といい体験は遠くに行った、という曖昧な記憶を大きくそして長く記憶させるものです。そして、江田島では自分で調理する、更に京都や大阪などで同じものを頂くよりも非常に手頃で、つまり色々気にせず、おいしいものと時を過ごせるのだ。
牡蠣、そして江田島と云えばもう一つ楽しみなものが有りまして、呉市と江田島市の二つの街だけで日本全国の牡蠣養殖において実に三割を生産しているという。練習艦隊出航を眺めつつ低速で曳航されている牡蠣筏は、まさに海の恵みというかまたはミルクというか。
山岡水産さんという牡蠣養殖業者さんが産直といいますか、牡蠣小屋を営業していてくれまして、ガスの焼き台の上で今まさに江田島の江田内にて水揚げしたばかりの牡蠣を、いったん生理食塩水などで新鮮な状態にしたものを、目のまえで焼き上げていただけるのだ。
赤城さんの鎮守府グルメ日記、という同人誌で有名ななぐもさんがイラストで紹介した事で有名になりまして、わたしはその前には高田、やながわ水産さんというところで牡蠣を頂いていたのですが、ここがお好み焼き屋を閉店した後に牡蠣難民となった後にここへ。
五個、先ず注文です。驚くなかれ、この日は牡蠣が一個税込で110円、いま京都では牡蠣五個の値段で珈琲さえいただけないほど、嗚呼観光地価格、という状況なものですから。そして、身が大振りであるところも江田島の牡蠣を印象付けるものでして、実際すごい。
江田島産の牡蠣は、それはもう京都でも錦市場などで頂けるのですけれども産地の方が遥かにお手頃でして、如何に牡蠣が運送に際して衛生管理などが大変なのかが分るというもの。これは鮟鱇を京都で頂くのと水戸で、いや、水戸と大洗で頂く際の値段差とおなじ。
焼き台の上で、先ず平たい方を下にして三分、柱に常備されているタイマーで焼き上げまして、続いて樋廻で高温に注意しつつ今度は山形の方に裏返して、焼き台の上に蓋をして三分間、すると、当る、という概念を高熱で消去し、そこには旨味と満足感のみがのこる。
熱い、しかし熱で自然に開いた貝殻から牡蠣の身を、備え付けの軍手や耐熱手袋で開いて、摘まむ。滋味、涵養、汐味、磯香、滋養、旨味、いろいろ表現が有るのですが、牡蠣に似た食べ物と云われればひとことしか言えない表現を挙げますと、そうだ牡蠣の味だ、と。
三分間と裏返して三分間、その合計六分間の内にさきに焼きあがったものをほふほふとふうふうを繰り返しながら頂いてゆくのですが、牡蠣汁とともにどう表現しても、旨い、もしくは、美味しい、という感想だけなのですよね。焦り過ぎると、熱い、の感想を加え。
焼き牡蠣、そう酢牡蠣とかグラタンとか天麩羅とかアヒージョとかソフトクリームのせとか夏季にはいろいろな食べ方が有るのですが、とれたての牡蠣というのは何もいらず、焼き上げるだけで本当のごちそうになるのだなあ、と一つまた一つとたいらげるのですね。
山岡水産さん、ここは江田島高速船の中町港と高田港のちょうど中間あたりにあります。一方、やながわ水産さんはなんと直売は自動販売機で牡蠣を売っている様になりまして、こちらは高田港をもう少し三高港のほうへ海沿いを行ったところ、江田島といえば牡蠣だ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
春は曙、とマイラブリーエンジェルぼのたんを慕う声があるようですけれども北大路機関といえば2012年以来春と云えば江田島だ。
練習艦隊江田島出航、ヘリコプター搭載護衛艦くらま撮影という目的から始まった艦隊出航の撮影ですが、わたしの拙い写真でも喜んでいただける方や、なにより江田島の方々との交流が毎年の楽しみとなっていまして、もう三月となりますと日程発表が待ち遠しい。
美味しい、という経験といい体験は遠くに行った、という曖昧な記憶を大きくそして長く記憶させるものです。そして、江田島では自分で調理する、更に京都や大阪などで同じものを頂くよりも非常に手頃で、つまり色々気にせず、おいしいものと時を過ごせるのだ。
牡蠣、そして江田島と云えばもう一つ楽しみなものが有りまして、呉市と江田島市の二つの街だけで日本全国の牡蠣養殖において実に三割を生産しているという。練習艦隊出航を眺めつつ低速で曳航されている牡蠣筏は、まさに海の恵みというかまたはミルクというか。
山岡水産さんという牡蠣養殖業者さんが産直といいますか、牡蠣小屋を営業していてくれまして、ガスの焼き台の上で今まさに江田島の江田内にて水揚げしたばかりの牡蠣を、いったん生理食塩水などで新鮮な状態にしたものを、目のまえで焼き上げていただけるのだ。
赤城さんの鎮守府グルメ日記、という同人誌で有名ななぐもさんがイラストで紹介した事で有名になりまして、わたしはその前には高田、やながわ水産さんというところで牡蠣を頂いていたのですが、ここがお好み焼き屋を閉店した後に牡蠣難民となった後にここへ。
五個、先ず注文です。驚くなかれ、この日は牡蠣が一個税込で110円、いま京都では牡蠣五個の値段で珈琲さえいただけないほど、嗚呼観光地価格、という状況なものですから。そして、身が大振りであるところも江田島の牡蠣を印象付けるものでして、実際すごい。
江田島産の牡蠣は、それはもう京都でも錦市場などで頂けるのですけれども産地の方が遥かにお手頃でして、如何に牡蠣が運送に際して衛生管理などが大変なのかが分るというもの。これは鮟鱇を京都で頂くのと水戸で、いや、水戸と大洗で頂く際の値段差とおなじ。
焼き台の上で、先ず平たい方を下にして三分、柱に常備されているタイマーで焼き上げまして、続いて樋廻で高温に注意しつつ今度は山形の方に裏返して、焼き台の上に蓋をして三分間、すると、当る、という概念を高熱で消去し、そこには旨味と満足感のみがのこる。
熱い、しかし熱で自然に開いた貝殻から牡蠣の身を、備え付けの軍手や耐熱手袋で開いて、摘まむ。滋味、涵養、汐味、磯香、滋養、旨味、いろいろ表現が有るのですが、牡蠣に似た食べ物と云われればひとことしか言えない表現を挙げますと、そうだ牡蠣の味だ、と。
三分間と裏返して三分間、その合計六分間の内にさきに焼きあがったものをほふほふとふうふうを繰り返しながら頂いてゆくのですが、牡蠣汁とともにどう表現しても、旨い、もしくは、美味しい、という感想だけなのですよね。焦り過ぎると、熱い、の感想を加え。
焼き牡蠣、そう酢牡蠣とかグラタンとか天麩羅とかアヒージョとかソフトクリームのせとか夏季にはいろいろな食べ方が有るのですが、とれたての牡蠣というのは何もいらず、焼き上げるだけで本当のごちそうになるのだなあ、と一つまた一つとたいらげるのですね。
山岡水産さん、ここは江田島高速船の中町港と高田港のちょうど中間あたりにあります。一方、やながわ水産さんはなんと直売は自動販売機で牡蠣を売っている様になりまして、こちらは高田港をもう少し三高港のほうへ海沿いを行ったところ、江田島といえば牡蠣だ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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