北大路機関

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【土曜特集】横須賀いせ-しらぬい寄港の春,艦艇日記【1】ヴェルニー公園(2019-04-14)

2020-11-14 20:20:50 | 日記
■横須賀へ横須賀へ横須賀へ
 トンネルと抜けるとそこは基地だった、今回から日記カテゴリを活用します記事としまして“艦艇日記”という話題を紹介しましょう。

 いせ、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦です。JR横須賀線で久里浜行や横須賀行に乗車し田浦駅を出て次は横須賀、と車内放送が入りますと一寸心躍るところです、こういうのもトンネルと抜けるとそこは基地だった、というのが田浦駅の先に広がる故ですね。

 たかなみ、おおなみ、てるづき、それから見えるのは護衛艦たかなみ型とミサイル護衛艦はたかぜ型か、勿論見えるのは一瞬です、戦時中は防諜の関係から目隠しの鉄板が並んだというところですから、なかなか不思議な風景なのですけれども、動体視力の強化みたい。

 吉倉桟橋の護衛艦、一瞬沖合に何か見えたような気がします、動体視力の強化練習とはよくいったものですが、フネ好きはこの時ばかりは普段なかなかないほどに集中力を発揮するのですね、いせ入港中、しかし沖合に何か全通飛行甲板の艦艇が見えたような気がする。

 ヘリコプター搭載護衛艦いせ、あの東日本大震災の五日後に竣工しました、護衛艦ひえい後継艦ですので、考えれば護衛艦ひゅうが竣工翌年の2010年に建造されていてもよかったのかもしれませんが、予算の問題から一年建造が遅れていたという、不本意な遅参なのか。

 あまぎり、きりしま、はるさめ。横須賀駅に到着しますと目の前にヴェルニー公園が広がっています、艦船日記という日常を過ごす際に先ず田浦駅から発車の後に吉倉桟橋にどんな艦艇が停泊しているのかな、と観ました上に横須賀駅前を出て、この岸壁をながめます。

 いせ。やはり大きいです、ね。ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦二番艦、満載排水量19000tの大型護衛艦です、海上自衛隊は対潜戦闘を重視し1973年竣工の護衛艦はるな以来ヘリコプター巡洋艦型船体を採用し1981年くらま竣工まで四隻を整備しましたが、世代交代です。

 しらぬい、最新鋭護衛艦しらぬい、が停泊していました、逸見桟橋の護衛艦たち。ヴェルニー公園を少し歩み進めたところですが、あまぎり真後ろに護衛艦しらぬい、停泊していたのですね、この写真は2019年4月14日、つまり竣工してから一ヶ月しか経っていない。

 ひゅうが型護衛艦。ひゅうが竣工後最初の母港が此処横須賀基地でしたが、いずも竣工を以て舞鶴基地へ転籍されました、いせ母港も呉基地でしたが、かが竣工により母港を佐世保に移し、いずも母港は横須賀に、かが母港は呉に、ひゅうが型は譲ってばかりですね。

 おやしお型潜水艦、潜水艦桟橋です。勇壮な潜水艦の威容、といいたいところではありますが、真後ろに借景となっているが如くに並ぶアーレイバーク級ミサイル駆逐艦を並べているアメリカ海軍の迫力でしょうか、さらっとイージス艦四隻並ぶ、これが横須賀です。

 おやしお型潜水艦、お国ももう一隻停泊しているのが、その奥にも巡洋艦の様な一隻が停泊しています。おやしお、海上自衛隊が戦後初の国産潜水艦として建造したのが先代おやしお、でして海上自衛隊では親潮組という国産潜水艦独自運用を目指す派閥を育てました。

 おやしお、初代潜水艦おやしお中心に親潮一家という派閥を造りましたが、当時はアメリカ製潜水艦くろしお、による洋上航行と水中襲撃を巧みに組み合わせたアメリカ式運用を模索する黒潮一家というものがありまして、闊達な議論と研究で高め合った草創期がある。

 横須賀地方総監部と停泊艦艇、こうヴェルニー公園を歩み進めていますのは冒頭の吉倉桟橋の車窓と併せまして、この日は多くの艦艇が停泊している事を知りましたという点がありまして、ならば乗るしかありません、横須賀軍港めぐり遊覧船へ。乗り場へと向います。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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