北大路機関

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【国際観艦式2022】海上自衛隊創設七〇周年記念行事に集った各国艦艇で国際色豊かな或る日の横須賀基地

2022-11-07 07:01:44 | 世界の艦艇
■世界の海軍-横須賀基地
 横須賀基地らしくないと思われるかもしれませんが映画"イ57降伏せず"ではペナン基地として登場したのが吉倉桟橋です。

 国際観艦式、手前に停泊しているのはタイ海軍のフリゲイトプミポンアドンヤード、韓国のインチョン級フリゲイトを輸出仕様としたもの。タイ海軍にはスペイン製空母チャクリナルエベトが配備されていますが護衛のナレースワン級の能力不足が指摘されていました。

 タイ海軍で最新鋭艦であるプミポンアドンヤードは満載排水量3700t、種別はFFGミサイルフリゲイトとなっていますが、8セルのVLSに搭載されているのはESSMシースパローであり僚艦防空能力を有する程度、水上戦闘艦として3000tを超えた唯一の現役艦だ。

 カナダ海軍はハリファクス級フリゲイトのバンクーバーとウィニペグを観艦式へ参加させてくれました、満載排水量5200tで同型艦は12隻建造されていてカナダ海軍の主力を構成しています。艦の特色は哨戒ヘリコプター運用能力の高さで本型もCH-148を搭載する。

 ハリファクス級はステルス製に配慮した形状となっていますが、実際には極地圏などの厳しい海象に対応する配慮という意味合いも大きく長期航海も配慮したものとなっています。この能力を活かして近年は北朝鮮国連制裁監視任務として日本近海に居ることが多い。

 横須賀駅で降りたもののほんとうにここは横須賀基地なのだろうか、こういう情景が広がっています。なんとなれ、前回の国際観艦式は2002年、つまり20年前であり流石に当時は撮影に横須賀を散策する余裕はありませんでした、そうした意味で非常に新鮮でしたね。

 国際観艦式相模湾での本番ではアメリカ海軍の空母ロナルドレーガンが2015年自衛隊観艦式以来の登場となりまして、受閲艦としては参加しませんでしたが、岸田総理の表敬訪問を受けるなど、別格の扱いとなりました。次の国際観艦式ではどんな展開となるのだろう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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