■臨時防衛情報-ウクライナ情勢
ロシア軍巡航ミサイルはカリブルミサイルが有名で射程は2500km以上に達しコルベットなど小型艦にも搭載されている為、日本にとっても脅威となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/03/9babb400d7f07d55af96b5e1f3ed508b.jpg)
リビウへロシア軍がミサイル攻撃を実施しました、リビウはウクライナ西部のポーランドとの国境に近い地域に在り、ロシア軍はこれまでウクライナ東部へ攻撃を加えていましたが、西部はロシアから距離を隔てていると共に、この地域への攻撃は必然的にNATOとの摩擦増大を意味するものであり、この戦争がもう一段階拡大したといえるでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a9/0f9400d165c560a727930c9e9c04c23c.jpg)
リビウなど西部には巡航ミサイル30発が撃ち込まれた、更にウクライナ西部ではルツクとイワノフランキフスクの飛行場施設も攻撃を受けている。こうした攻撃の背景にはウクライナ空軍の戦闘機部隊が西部にて温存されており、その牽制の意味があるのかもしれません。ロシア空軍は開戦初日にウクライナ空軍制圧を発表しましたが、実態は逆なのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/44/4c81a1b9b793d37484317c1466f2196d.jpg)
リビウ攻撃と共に、ロシア外務省のリャプコフ外務次官はウクライナへ軍事物資を供与する行為は輸送する車列も攻撃の対象となる、こう警告を発した事が13日付のNHK報道にありました。ただ、NATO加盟国を含む各国のウクライナへの武器供与に言及しているものと見られますが、その攻撃がウクライナ領内とするのか国外に及ぶかが、関心事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/53/05629a89cbfba0297debbe3bb5aefddc.jpg)
クロアチアへ旧ソ連製無人機が墜落した、ウクライナへのロシア軍侵攻が当初計画よりも遅れ周辺国とロシアとの緊張が増大している中、11日に旧ソ連製無人機が墜落したとクロアチアのプレンコビッチ首相が、パリでのEU欧州連合首脳会談においてその席上で発表しました。この無人機はルーマニアからハンガリーを経由し飛来したと考えられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/8d/166b8a6075bf4a3c3337a0f7b2c66e51.jpg)
クロアチアに墜落した無人機は残骸からツポレフTu-141無人機と思われるとの事、旧ソ連が開発し1100km/hと高速で飛行し外見は戦闘機を無人化した形状、航続距離は1000kmです。ソ連崩壊後はロシア軍とウクライナ軍が運用していましたが退役、しかし2014年からウクライナ軍が運用を再開していますがその所属は不明、国境からは550km離れている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/33/47360eded701a6979099c9839db4b011.jpg)
クロアチアはNATO加盟国です、この大きな問題はツポレフTu-141無人機というかなり大型の無人機がNATO加盟国であるルーマニアとハンガリーを経てクロアチアへ墜落した事に対しNATOがその飛行を把握できなかったことです。なお、無人機はクロアチアの首都ザグレブにある学生街に墜落していますが、死傷者などは出る事はありませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/2e/1c6b07768cb836fd3959c0d805b95487.jpg)
損耗について。ロシア軍の侵攻に全力で防衛戦を展開するウクライナ軍ですが、13日報道によればウクライナのゼレンスキー大統領は既にウクライナ軍1300名が戦死したと発表しました。1300名と云えば日本では普通科連隊丸々一個に匹敵する大きな損耗です。ロシア軍はウクライナ首都キエフを包囲するべく北西や北東からキエフを圧迫しているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/cc/d3214eddd78af1d14bacbaa4c8f47df9.jpg)
損耗は、ロシア軍が今後、所謂斬首作戦という短期間での首都攻略による政権交代が事実上失敗した為、都市部の包囲を進めており大規模な市街地戦闘へ発展するのは時間の問題と考えられます。都市と森は兵を呑む、これは戦術上で市街地と森林は多数の兵員を投入する必要があり損耗が拡大します。現状では両軍ともに人的損耗の拡大が懸念されます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ロシア軍巡航ミサイルはカリブルミサイルが有名で射程は2500km以上に達しコルベットなど小型艦にも搭載されている為、日本にとっても脅威となっています。
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リビウへロシア軍がミサイル攻撃を実施しました、リビウはウクライナ西部のポーランドとの国境に近い地域に在り、ロシア軍はこれまでウクライナ東部へ攻撃を加えていましたが、西部はロシアから距離を隔てていると共に、この地域への攻撃は必然的にNATOとの摩擦増大を意味するものであり、この戦争がもう一段階拡大したといえるでしょう。
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リビウなど西部には巡航ミサイル30発が撃ち込まれた、更にウクライナ西部ではルツクとイワノフランキフスクの飛行場施設も攻撃を受けている。こうした攻撃の背景にはウクライナ空軍の戦闘機部隊が西部にて温存されており、その牽制の意味があるのかもしれません。ロシア空軍は開戦初日にウクライナ空軍制圧を発表しましたが、実態は逆なのでした。
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リビウ攻撃と共に、ロシア外務省のリャプコフ外務次官はウクライナへ軍事物資を供与する行為は輸送する車列も攻撃の対象となる、こう警告を発した事が13日付のNHK報道にありました。ただ、NATO加盟国を含む各国のウクライナへの武器供与に言及しているものと見られますが、その攻撃がウクライナ領内とするのか国外に及ぶかが、関心事です。
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クロアチアへ旧ソ連製無人機が墜落した、ウクライナへのロシア軍侵攻が当初計画よりも遅れ周辺国とロシアとの緊張が増大している中、11日に旧ソ連製無人機が墜落したとクロアチアのプレンコビッチ首相が、パリでのEU欧州連合首脳会談においてその席上で発表しました。この無人機はルーマニアからハンガリーを経由し飛来したと考えられている。
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クロアチアに墜落した無人機は残骸からツポレフTu-141無人機と思われるとの事、旧ソ連が開発し1100km/hと高速で飛行し外見は戦闘機を無人化した形状、航続距離は1000kmです。ソ連崩壊後はロシア軍とウクライナ軍が運用していましたが退役、しかし2014年からウクライナ軍が運用を再開していますがその所属は不明、国境からは550km離れている。
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クロアチアはNATO加盟国です、この大きな問題はツポレフTu-141無人機というかなり大型の無人機がNATO加盟国であるルーマニアとハンガリーを経てクロアチアへ墜落した事に対しNATOがその飛行を把握できなかったことです。なお、無人機はクロアチアの首都ザグレブにある学生街に墜落していますが、死傷者などは出る事はありませんでした。
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損耗について。ロシア軍の侵攻に全力で防衛戦を展開するウクライナ軍ですが、13日報道によればウクライナのゼレンスキー大統領は既にウクライナ軍1300名が戦死したと発表しました。1300名と云えば日本では普通科連隊丸々一個に匹敵する大きな損耗です。ロシア軍はウクライナ首都キエフを包囲するべく北西や北東からキエフを圧迫しているという。
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損耗は、ロシア軍が今後、所謂斬首作戦という短期間での首都攻略による政権交代が事実上失敗した為、都市部の包囲を進めており大規模な市街地戦闘へ発展するのは時間の問題と考えられます。都市と森は兵を呑む、これは戦術上で市街地と森林は多数の兵員を投入する必要があり損耗が拡大します。現状では両軍ともに人的損耗の拡大が懸念されます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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