■あさぎり
あさぎり型は今後歴史へと向かうのか海上防衛の担い手として今少し活躍の必要が迫られるのか。

あまぎり艦上に17SSM搭載、あさぎり型護衛艦といえばハープーンミサイルを搭載していましたが、こちらはブロック1Dで射程が220km、当初の120kmよりも射程が大幅に延伸しています。
17SSMが、護衛艦あまぎり搭載開始となった、横須賀からちょっと驚く一報がありまして、そろそろ先が見えてきた護衛艦ですが、そんなこともやすのか、と周辺情勢の厳しさを感じた一幕が。

あきづき、先代の護衛艦隊旗艦だったこともある護衛艦あきづき、観艦式に参加のさいに、招かれたソ連の武官のひとたちは、この艦のミサイルはどこにあるのだろうと探し回った逸話がありましたけれど。

あさぎり型護衛艦は、アスロックにシースパローにハープーンという、ミサイル時代の護衛艦となっています、ただ、搭載するハープーンの射程、220kmは現代としては十分ではなくなっています。

JSMミサイル、インディペンデンス級やフリーダム級沿海域戦闘艦は順次ノルウェーのコングスベルク社製JSMミサイルとを搭載して、これは射程が350kmあり、水上打撃力を大幅に強化しました。

HHQ-9対空ミサイルなど中国のフリゲイトはいま建造される全てが射程100km級の対空ミサイルを備えていて、同時に対艦ミサイルも射程350kmから400kmが主流となっています。

17SSMは、まや型ミサイル護衛艦や、もがみ型護衛艦から搭載が始まりました国産のSSMで、射程は400km、この搭載で漸くアウトレンジされる懸念が多少は払拭された構図となるのですが。

ハープーン、そろそろ除籍がみえてきています、あさぎり艦上にはハープーンが搭載されていますが、あまぎり、あさぎり型で17SSMの搭載を行う、プログラム改修や中間指令装置の改修を踏まえて。

12SSM-ER、発射筒が大型化しますので、さすがにこれを護衛艦に搭載するのは改修の規模が大きくなりそうですが、これを仮に搭載しますと、射程は一気に900kmまで延伸することとなります。

海上自衛隊は従来、いったん竣工した護衛艦の近代化には予算面で冷淡でしたが、初期に省略された護衛艦もがみ型のVLS予算の定期整備での追加の盛り込みなど、最近は大きく転換している。

四個護衛隊群を三個水上隊群へ改編するという、護衛艦隊の水上艦隊改編計画にしましても、もしかすると、8隻編成では1隻沈むと編成が余裕が無くなるという前提、損害を含んだ編成への改編にさえ見える。

護衛艦が、護衛艦隊が、ここからどう改編するかは、戦後日本の防衛政策そのものが大きく転換してゆくその最中の一例と、そして努力しなければ平和は簡単に崩れる時代の到来のように見えてしまうのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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あさぎり型は今後歴史へと向かうのか海上防衛の担い手として今少し活躍の必要が迫られるのか。

あまぎり艦上に17SSM搭載、あさぎり型護衛艦といえばハープーンミサイルを搭載していましたが、こちらはブロック1Dで射程が220km、当初の120kmよりも射程が大幅に延伸しています。

17SSMが、護衛艦あまぎり搭載開始となった、横須賀からちょっと驚く一報がありまして、そろそろ先が見えてきた護衛艦ですが、そんなこともやすのか、と周辺情勢の厳しさを感じた一幕が。

あきづき、先代の護衛艦隊旗艦だったこともある護衛艦あきづき、観艦式に参加のさいに、招かれたソ連の武官のひとたちは、この艦のミサイルはどこにあるのだろうと探し回った逸話がありましたけれど。

あさぎり型護衛艦は、アスロックにシースパローにハープーンという、ミサイル時代の護衛艦となっています、ただ、搭載するハープーンの射程、220kmは現代としては十分ではなくなっています。

JSMミサイル、インディペンデンス級やフリーダム級沿海域戦闘艦は順次ノルウェーのコングスベルク社製JSMミサイルとを搭載して、これは射程が350kmあり、水上打撃力を大幅に強化しました。

HHQ-9対空ミサイルなど中国のフリゲイトはいま建造される全てが射程100km級の対空ミサイルを備えていて、同時に対艦ミサイルも射程350kmから400kmが主流となっています。

17SSMは、まや型ミサイル護衛艦や、もがみ型護衛艦から搭載が始まりました国産のSSMで、射程は400km、この搭載で漸くアウトレンジされる懸念が多少は払拭された構図となるのですが。

ハープーン、そろそろ除籍がみえてきています、あさぎり艦上にはハープーンが搭載されていますが、あまぎり、あさぎり型で17SSMの搭載を行う、プログラム改修や中間指令装置の改修を踏まえて。

12SSM-ER、発射筒が大型化しますので、さすがにこれを護衛艦に搭載するのは改修の規模が大きくなりそうですが、これを仮に搭載しますと、射程は一気に900kmまで延伸することとなります。

海上自衛隊は従来、いったん竣工した護衛艦の近代化には予算面で冷淡でしたが、初期に省略された護衛艦もがみ型のVLS予算の定期整備での追加の盛り込みなど、最近は大きく転換している。

四個護衛隊群を三個水上隊群へ改編するという、護衛艦隊の水上艦隊改編計画にしましても、もしかすると、8隻編成では1隻沈むと編成が余裕が無くなるという前提、損害を含んだ編成への改編にさえ見える。

護衛艦が、護衛艦隊が、ここからどう改編するかは、戦後日本の防衛政策そのものが大きく転換してゆくその最中の一例と、そして努力しなければ平和は簡単に崩れる時代の到来のように見えてしまうのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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