■特急「しらさぎ」乗車記
本日は諸般の事情からコネタ。というのも、“しらさぎ”特集は今年既に2月に掲載しているので、その補完記事という位置づけになる。
京都方面へは湖西線を経由する“雷鳥”か“サンダーバード”であろう。しかし福井、敦賀からアーバンネットワークに繋がる米原駅までの移動、特急並に早い新快速に乗り換え、という特急料金節約策には“しらさぎ”が便利だ(急行“きたぐに”でも良いんだけど、そういう時間帯には乗車しないので・・・)。実際、所要時間を考えると一区間乗車というのは利点も多い。
日本の在来線特急は、全般的に新幹線との接続が重視されており、米原駅で“ひかり”号に乗り換えることが出来るよう、ダイヤが組まれている。また、琵琶湖線、京都線、神戸線新快速とも数分で乗り換えられる連絡ダイヤが組まれており、利便性は高い(フリーゲージトレインで新幹線にそのまま乗り入れる研究も行われてはいるようだが)。
683系の車内。カード式電話機と洗面台、御手洗などが見える。“しらさぎ”は最高速度130km/h、また683系8000番台では160km/h営業運転を実施しており(運行される、ほくほく線が恵まれた線形に加え、踏切が無いという利点からこの速度は実現)、在来線中最速の営業運転に対応する性能を有しているが、L特急の一つとして数えられる優等列車の一員に恥じない車内設備を有する。
車内の自動ドアに隣接して設置された自販機。自販機を利用してジュースを購入しようとしたが残念ながら故障中となっていた。お茶、珈琲、そしてオレンジジュースにスポーツドリンクを中心に自販機から販売しているが、ワゴン販売のかたちで、“しらさぎ”号では車内販売も実施している。
自由席。転換式リクライニングシートで、肘掛によりセパレートされている。大きな窓から眺める日本海側の田園風景は、季節によりその表情を大きく変え、いつみても見飽きない。また、車内の端部にはAC電源が設置されており、ノートPCや携帯電話の充電などを行うことが出来る。他方、北陸線はPHS方式のAIR-EDGEなどの通信が、特にトンネルが多いなどの理由から悪いので、車内からのネットはやや難しいかもしれない。
683系はなかなか快適であるのだが、“しらさぎ”、“サンダーバード”に利用されているこの車両の派生型が2011年頃までに国鉄型の485系で運行されている“雷鳥”を代替する計画がある。大阪・名古屋から北陸方面に向かうL特急が、この形式に統一されることは運用上は利点があるのだろうが、やや寂しい印象も無いではない。
HARUNA
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
それと北陸新幹線開通時には北越急行所有の681・683系はどうするんでしょうね?
この前の「鉄道ファン」を見ると、JR西日本の車輌の平均車齢は赤字3島会社よりも高そう。
これはエネルギー消費の観点からは褒められたものではありません。
非情ですが早急な老朽車輌淘汰をしないといけないでしょう。
485系の後継車ですが、出来ればJR九州の885系のようなスマートなのを期待します。
であれば、夜間電力の有効利用のために夜行列車復活を…。
まあそれは冗談でも、夜間電力利用のバッテリーカー(鉄道・道路とも)の利用は今後伸びて欲しい分野です。
(東京電力や日野自動車などはトラックステーションなどに有線式給電スタンドを設置しております。)
それに連日の原油高騰ですものね。
小生も業務で新燃料(代替燃料)対応エンジンや排気規制対策に関わるため、洞爺湖サミットの行方が気になります。
でも、その洞爺湖サミット会場付近を黒煙もくもくの気動車が走行して不評になったりしないかな?
それでは。
>夜間電力の有効利用のために夜行列車復活を
それだ!、とりあえず急行ちくま、急行銀河、あと急行格下げで、なは、これを座席急行で!・・・、スマンです。
>それに連日の原油高騰ですものね
乗車率80%の夜行バスと乗車率50%の夜行列車、どちらが効率的なのかな、と。