■自衛隊と少子化
榛名備防録をひとつ。

ベルギーのコッカリルがウクライナ軍向けのレオパルト1戦車改造型として新型のコッカリル自動砲塔を搭載した新型を供給する方針を示しています。この特色は、AI人工知能を指揮官判断支援用に用い、また自動装填装置を採用する事で105mm戦車砲を装備する主力戦車でありながら2名で運用できるという点です。

レオパルト1コッカリル新砲塔型に限って言うならば、ウクライナ軍のT-64戦車より1名少ない人数で運用できることとなり、整備負担は確かに大きいのでしょうが、数名で戦車小隊を編成できてしまう、ということでしょう。この点について、日本も人員不足に悩む陸上自衛隊はもう少し参考とすべきではないでしょうか。

ネメシス自走榴弾砲、自動化についてもう一つ挙げますと、ジェネラルダイナミクスヨーロピアンランドシステムズ社が開発したネメシス自走榴弾砲システム等が思い浮びます、これは完全自動砲塔をASCOD装甲戦闘車に搭載したもので、52口径155mm榴弾砲を装備しながら2名で運用できるという砲兵システムです。

ラインメタルオーストラリア社も最近、25mm自動砲塔を開発、完全ワイヤレス方式でスロベニア軍がパトリアAMV装甲車により試験をおこなっているのですが、火器管制システムにAIによる判断支援機能が盛り込まれ、従来は車長と砲手が必要であった作業を、操作は1名だけで対応するというものです。

わが国では少子高齢化により人材不足が加速していますが、防衛だけは安易に外国人材やシニア人材に依存する事が出来ません、すると、費用は掛かるものの、こうした省力化装備を積極的に入れる事で装備密度を向上させるような、人的リソースとの向き合い方が求められるのかもしれません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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レオパルト1コッカリル新砲塔型に限って言うならば、ウクライナ軍のT-64戦車より1名少ない人数で運用できることとなり、整備負担は確かに大きいのでしょうが、数名で戦車小隊を編成できてしまう、ということでしょう。この点について、日本も人員不足に悩む陸上自衛隊はもう少し参考とすべきではないでしょうか。

ネメシス自走榴弾砲、自動化についてもう一つ挙げますと、ジェネラルダイナミクスヨーロピアンランドシステムズ社が開発したネメシス自走榴弾砲システム等が思い浮びます、これは完全自動砲塔をASCOD装甲戦闘車に搭載したもので、52口径155mm榴弾砲を装備しながら2名で運用できるという砲兵システムです。

ラインメタルオーストラリア社も最近、25mm自動砲塔を開発、完全ワイヤレス方式でスロベニア軍がパトリアAMV装甲車により試験をおこなっているのですが、火器管制システムにAIによる判断支援機能が盛り込まれ、従来は車長と砲手が必要であった作業を、操作は1名だけで対応するというものです。

わが国では少子高齢化により人材不足が加速していますが、防衛だけは安易に外国人材やシニア人材に依存する事が出来ません、すると、費用は掛かるものの、こうした省力化装備を積極的に入れる事で装備密度を向上させるような、人的リソースとの向き合い方が求められるのかもしれません。
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