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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度一月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2025.01.18-2025.01.19)

2025-01-17 20:19:52 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 寒い中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今週末は自衛隊関連行事は執り行われません。こういうときは部屋の掃除とか新しい資料の整理とか庭木の手入れとかを行って過ごしたいものですが、艦艇基地を眺めに行くとかいろいろな行事のない日々の過ごし方を提案しているいっぽう、本日は1月17日ですので、防災用品を確認しては、と思うのですね。

 防災用品、こう書きますとなかなか気が滅入るかもしれませんが、例えば登山食などを買い求めて、レーションのようにパッキングしていく、というのも良いかもしれません。登山食には熱湯が推奨されるものの冷水でも調理できるパスタやアルファ化米などがありまして、まず何が合うのか試してみるべきやも。

 戦闘糧食は先日、実物の展示を見る機会があり、特に羨ましいとおもったのは加熱パックにより温かい食事が可能となるということでした。もちろん簡易コンロとコッヘルや飯盒で加熱調理出来る体制を防災の備えとして準備しておくのも好いのかもしれませんが、最悪の場合を想定しておく必要もあるのです。

 レーションを手製で、と考えますと、例えば一番簡単なものは輸入品の600gほどのコンビーフ缶詰と国産の小さなフルーツ缶詰にクラッカーを用意しておきますと、熱量的に一食分となります。缶詰というのは案外保存期間が長いものですので、時折日常食として食べて置き換える、という選択肢も好いでしょう。

 登山食は、なかなか興味深い。例えばアルファ化米などは登山食ですと冷水でも五分ほどで喫食可能となる、が、パスタのほうは冷水だと20分ほど喫食可能な柔らかさになるまで時間が必要で、アルファ化米とパスタのどちらが非常食として向いているか、こういうものを個々人で食べて比べてみるのも愉しい。

 非常食とはいえ、ビタミンなどは欠乏しますと健康上の問題に直結しますので、例えば常温保存可能なジャムとピクルスの瓶詰めなどを多めに備蓄しておくというのも選択肢です。これなどは日常食として応用できますし、もともと保存食は越冬の非常食であった、と考えるとなにか納得できるのではないか。

 避難所への道筋というものの確認も防災では重要ですが、避難所は公共の場ですので非常食を持ち込んだ場合は公共財として融通するということが過去の地震災害ではありました。すると避難所避難も重要ですが、火災リスクと津波浸水リスクが無ければ在宅避難という基盤を構築するのも選択肢でしょう。

 この場合、例えばクリップボード大の太陽光発電装置を一つ持っておくと、携帯電話の充電を筆頭に様々な用途に使えますし、またブルーシートなどを多めに備蓄し、場合によっては簡易シェルターを構築する練習など、テントで無くとも様々な構造物を利用すると案外簡単にシェルターを構築できたりします。

 1月17日、阪神大震災発災30年、こういう時節には自衛隊行事は行われないのですけれども、防災への備えを新たにする、そうした週末としてみるのも良いかもしれません。あと登山食の非常食ですが、航空祭駐屯地祭などでの食事が出来なかった場合の緊急時にも使えますので、是非おためしください。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・行事予定:特になし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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南海レスキュー2024,大阪沿岸部孤立者空輸訓練とイオンモールなどでの一般公開

2025-01-17 07:00:11 | 防災・災害派遣
■南海レスキュー
 開始前に日向灘沖地震がひやりと冷たい現実を突きつけた印象ではあるのですけれども。

 南海レスキューも本日が最終日となりました。AAV-7やLCACの上陸などはかなり多くの見物人がいまして、琵琶湖でのUS2発着についても地本の見学ツアーなどは好評だったようで、大和川の渡河訓練なども同様という。本日は大阪の沿岸部において孤立地域からのへリボーンによる輸送訓練が行われるという。

 イオンモール守山や大阪城公園とパナソニックスタジアムでは一般見学可能という南海レスキューの展示が行われています。昨日行われたイオンモール堺鉄砲町の展示では、自衛隊車両の展示が行われ即応予備自衛官部隊まで参加するとともに様々な民間団体が災害時に用いる装備などを多数展示していました。

 民間防衛、個々の企業の努力は重要なのですが、個人的に思うのは給水と給食と入浴や設営などを中央である程度規格化して、全国的な民間防衛組織を立ち上げられれば有効に作用するのではないか。自家用車などを購入する際に政府が希望者へ一定程度補助金を出し、有事の際に徴用する仕組みも必要かな、と。

 民間防衛として、ワンボックスカーなどを希望者には購入時の補助や平時に税制優遇させるとともに、有事の際には民間防衛組織や指定協力団体などへ輸送車両として徴用する、こうした枠組みは平時の維持管理が難しい建機やその輸送車両に対しても有効かもしれない、ふとそんなことを感じたわけですが。

 南海レスキューでは、上記展示として実際に見たり触ったりすることも出来ますし、イオンモールで行われるものについては買い物ついでに見学することも可能です。なお、イオンモール守山での展示は南海レスキュー2024終了後の19日日曜日に行われると言うことですので、お出かけの方はご留意ください。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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