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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

浜松基地航空祭2012詳報④ 外来機展示飛行!、静浜基地第11飛行教育団T-7練習機

2013-09-07 11:21:02 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆外来機展示飛行とともに機動展開準備へ

 浜松基地航空祭、地上展示機の撮影と共に、浜松基地第1航空団のT-4練習機が飛行展示を行い、先ほど着陸しました。

Himg_2913 静浜基地第11飛行教育団のT-7練習機三機編隊が、T-4練習機に続いて飛行展示へ展開しました。静浜基地は浜松基地と同じ静岡県の航空自衛隊基地、静岡県には航空自衛隊の飛行場が二か所あり、加えて静岡空港が開港し、三か所の飛行場がある、という事に、ちなみに新幹線の駅も6駅あります。

Himg_2921 静浜基地航空祭は東海道本線藤枝駅から少し離れた場所に位置し、毎年五月上旬にあり、ここ浜松を基点に戦闘機やブルーインパルスのリモートフライトも実施、中々の活況のようです。しかし実は当方一度も行ったことがありません。何故なら、ほぼ毎年、同日に千僧駐屯地第3師団創設記念行事があり、そちらの方へ行ってしまうため。

Himg_2904 さて、浜松基地航空祭をメイン会場から撮影していますが、元々は早い時間帯にこの地上展示機を撮影し終えて次の撮影位置へ展開するという目的で基地を散策してきましたが、飛行展示が始まり、T-4練習機は飛行展示を終えて着陸し、今しもT-7練習機は頭上を編隊飛行、プログラムはどんどん進んでゆきます。

Himg_2925 少々見づらいでしょうが、三機編隊のT-7と浜松基地の格納庫、このメイン会場は常時逆光なのですけれども、滑走路方向の正面が逆光なので、メイン会場の背後に回ってくれると、こうした順光の構図で撮影できます、ただ、滑走路反対側に写れば、常時この順光の条件で撮影できるのですから、急がねば。

Himg_2911 地上展示機、T-4練習機、浜松基地の機体です。双発で安定した性能とともにエンジンを含め国産化でき、生産数も200機を越えるT-4練習機の量産は日本の防衛航空産業に一つの自信をつけるに至りました。また、双発としたことでエンジンの量産数も増加させることが出来、他方双発機は整備費用が増大するのですが、全体的なコストとしてはかなり低く抑えられている、とのこと。

Himg_2898 そのT-4練習機の増槽ですが、なにやら非常にカラフル、子供たちの寄せ書きと言いますか、アート、というところでしょうか。この機体はブルーインパルスでも使用されているため、我が国での知名度は、機体のT-4を知らずとも映像で一度は見たことがある、という高いものではないでしょうか。

Himg_2903 さて、この並んだ二機のT-4練習機の撮影を以て、地上展示航空機は全て、多分ですが、撮影し終えました。なんとなくとってない機体や格納庫の装備品もありそうですが、それはま、そういうもの。駆け足ではありましたが、メイン会場での撮影を完了し、いよいよ次の撮影位置へ移動しましょう。

Himg_2944 編隊を組みかえて飛行展示を続けるT-7練習機、航空自衛隊では戦闘機はもちろんのこと、ヘリコプター要員も輸送機要員も政府専用機要員も、最初の初等練習飛行はT-7練習機で始まり、そして操縦課程に進む適性検査もこのT-7練習機から、始まりの練習機というところでしょう。

Himg_2936 前述したように静浜基地航空祭は、千僧駐屯地祭と重なるため、中々行けないのですが、同じくT-7練習機を運用する防府航空祭ならば日程的に行けそうで、毎年行こうとも考えつつも、しかし所要時間が大きく、踏ん切りの付かないところ。また、海上自衛隊の初等練習機の配備されている小月航空基地祭も行きたいところ。

Himg_2934 管制塔と三機編隊、思い入り接近して映画のトップガンのような、状況になったりはしませんが、ちなみにこちらは旧管制塔のようで、新管制塔はより高くなり、先ほどのT-4練習機の背景に大きくその姿を見せています。エプロン地区から、移動してゆく最中の一枚です。

Himg_2638 滑走路の反対側、航空自衛隊広報館があり、そして駐車場として広く航空祭当日は開放されています。そこへは、ここメイン会場とシャトルバス多数で結ばれていますが、少々混雑の極み、乗車人数よりも降車人数が多く、手間取っている、という状況のようです。次の飛行展示も近い、さて、どうしたものか。

Himg_2943
 こういう時こそ、タクシーです。何やらこの写真では警察化自衛隊に御厄介になったようなキャプションですが、静岡県警と航空自衛隊の協同警備の向こう、会場入り口付近にはタクシー乗り場があり、ここは意外と混雑していません、帰路シャトルバスが混雑し過ぎていた場合には最寄の遠鉄線遠州曳馬駅まで、ここからタクシー、とも考えていましたが、本日は早速タクシー利用です。

北大路機関:はるな

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