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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

山陽新幹線大幅割引 こだま指定席往復きっぷ JR西日本が発売

2009-03-12 22:52:32 | コラム

◆高速道路vs新幹線 名勝負再び

 山陽新幹線は、3月28日から開始される土曜日曜祝日の高速道路1000円乗り放題に対抗して、山陽新幹線こだま号を大幅割引することとした。かつての新幹線と高速道路という交通機関の勝負は、東海道から山陽道に改め、白熱しそうだ。

Img_5875  こだま指定席往復切符は最大四割引。発売期間は2009年3月10日から6月28日まで、利用期間は3月14日から6月30日まで。制約は幾つかあり、二名以上が同一行動で旅行する場合にのみ利用できるとのこと。片道のみの利用、連続する二日間のみ利用。こどものみの利用は出来ないということだが、最大四割という割引率は凄い。

Img_1692  新大阪から岡山駅までが往復6880円と、4840円安くなっている。新大阪から広島までの往復は11920円で7980円安くなっており、岡山駅から新山口までが10880円、これも6520円安い。博多から広島まで10880円、6520円安い。安くなった分で、宿泊代が捻出できる。これで岩国は完璧

Img_0128  三時間程度、というと山陽新幹線の新大阪駅からの場合、往復で、広島まで11920円、東広島まで1150円、三原まで10240円、新尾道まで9620円、福山まで8780円、新倉敷までが8140円、そして岡山までが6880円、相生まで6880円、姫路まで6880円。こども料金は3000円均一となっている。なお、乗り遅れた場合、乗車券のみ有効、特急券は別途買いなおし、ということになる模様。ぷらっとこだま、のようにすべて無効にならないだけ、良心的だ。

Img_1690  山陽新幹線の新幹線こだま号は、100系新幹線と500系新幹線(短縮編成)で運行されている。どちらもシャープなスタイルで、人気が高い車両だ。また、忘れてならないのは、こだま号の指定席には、東海道新幹線のグリーン車と同じ2×2のシートが採用されており、乗り心地は非常に良い。一人での利用が出来ない、という制約は、明らかに自動車の、特に高速道路との競合を想定しているということが判る。

Img_58741  山陽新幹線の新幹線こだま号。つまり、JR東海が運行する山陽新幹線乗り入れの新幹線こだま号では利用できない。他方で、大幅な割引に山陽新幹線が挑戦したことで、今後、東海道新幹線も、ぷらっとこだま、のようなサービスが生まれるのではないかと期待が高まる。他方で、山陽新幹線こだま号は、運行数に限りがあり、入手が困難な切符となるかもしれない。

HARUNA

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