平地治美の漢方ブログ 

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小児の脈診 ~虎口三関の脈~

2014年02月23日 | 古典・書籍
昨日の朝日カルチャーセンター新宿校の講座に参加してくださった皆さま、
ありがとうございました。
このブログを愛読してくださっている参加者の方もいらして感無量でした。

またまた甥・レン君に参加してもらい、小児の脈診「虎口三関の脈」のモデルに
なってもらいました。

小さい頃は喘息があってちょっと弱々しいところもあったのですが、現在はサッカークラブ
や水泳で鍛えているせいか、だいぶたくましくなってきたようです。


虎口三関の脈は「鍼灸大成に記載がある小児6才くらいまでの脈診方法です。
大人と違って、目で見て判断する脈診法で、人差し指の関節で区切られた三つのエリアの
根元から指先に向かって

 風関
 気関
 命関

と名付け、どこまでどんな色の脈紋(スジ)が伸びているかで病気の種類や勢いをみます。
男は左、女は右の次指(人差し指)を診ます。




これは三才の姪っ子の指の写真ですが、うっすら青いスジが見えるでしょうか。
気関の真ん中くらいまで伸びていますが、この写真を撮ったときはとてもご機嫌が悪かったのです。

この脈紋が長く伸びるにつれて、病は重くなるというふうに解釈します。

私自身は実際の臨床では参考にする程度ですが、こういう脈診もある、と知って
おいていただければということで紹介しました。



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