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ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『太陽にほえろ!』#476 (追悼:渡辺徹さん)

2022-12-24 23:35:24 | 刑事ドラマ'80年代

まさか、この回のレビューが追悼記事になるなんて!

誰よりも明るく、とにかく役者バカで、役柄によって太ったり、太ったり、太ったりされてた渡辺徹さんw(ご本人の弁)

そんな徹さんが、いかに撮影現場のスタッフや共演者たちに愛されてたか、このデビュー作を観ただけでも伝わって来ます。

何ともやるせない気分にさせられた前回(スニーカー退場編)とは対照的に、観るたびに元気が貰えてホッコリさせられる、ラガー刑事=竹本淳二(渡辺 徹)の登場編。

とにかく若い! 細い! 可愛い! アイドル誕生の瞬間です。



☆第476話『ラガー刑事 登場!』

(1981.9.25.OA/脚本=長野 洋/監督=山本迪夫)

スニーカー(山下真司)の登場編が前任者=ボン(宮内 淳)の殉職編と繋がってたのと同じように、今回も冒頭に五代潤がゲスト出演。ゴリさん(竜 雷太)に新品のスニーカーを託します。

潤もかつて、ボンからスニーカーを貰ったのがキッカケで刑事を目指したのでした。



ストーリーは非常にシンプル。暴走族上がりのチンピラがイキがって煽り運転してたら、相手が暴力団組長のドラ息子(早坂直家)だったから驚いた!

ドラ息子は怒りに任せてそいつを射殺。そのとき、助手席に乗ってたガールフレンドの紀子(青木 純)が姿をくらませ、警察は目撃証言を取るため、暴力団は口封じで抹殺するために、それぞれ紀子の行方を追います。



スコッチ(沖 雅也)が一係の仲間たちと一緒に捜査する姿は、今回こそ本当に見納め。次回より再び欠場となり、かつて撃たれた古傷が悪化した設定で病床から何度かゲスト出演し、年明けの復帰作がイコール殉職編(病死だけど)になっちゃいます。つくづく残念!



さて、竹本淳二です。すでに七曲署入りが決まってはいるものの、出勤日はもうちょい先。

父親が殉職刑事で、母子家庭で育った設定はジーパン(松田優作)を彷彿させるけど、いまいち子離れ出来てないお母さん(石井富子)との関係は、ジーパンよりボンに近い感じ。

ボンの場合は大阪から付き添いで上京したお祖母ちゃん(演じたミヤコ蝶々さんのワガママで叔母ちゃんに変更)が相手だったけど。

で、TVニュースで事件を知った淳二は、その現場近くで犯人らしき男=ドラ息子を目撃したことを思い出し、勝手に1人で捜査を始めちゃう。



まずはドラ息子の取り巻き連中(つまりヤクザたち)に喧嘩を売り、片っ端からボコって全員を手下にするという、ちょっと前までの『太陽にほえろ!』じゃ有り得なかった荒唐無稽さ。

おまけに、保護するため紀子を追って来たロッキー(木之元 亮)を、熊……じゃなくてヤクザと勘違いし、タックルをかましたもんだから公務執行妨害罪で逮捕されちゃう。

これも登場編でテキサス(勝野 洋)を犯人と間違えて手錠を掛けた、ボンの逆バージョン。



『太陽〜』ファンはみんな生真面目だから、あまりに若い新入り(撮影当時19歳)とマンガチックな展開に引いちゃった人も多いようだけど、私は嬉しかったです。

そもそも、現実には有り得ない長髪刑事(’72年当時)の登場から始まった番組なんです。ショーケンさんもまだ20歳そこそこだったし、これが本来の『太陽にほえろ!』なんだと私は思う。

岡田プロデューサーも「原点回帰」だと仰ってたし、脚本を書かれたのは第1話と同じ長野洋さんだし。

ただ、マカロニやジーパンの時代と決定的に違うのが、生意気な新米刑事に対する先輩たちのリアクション。ほんと、全然違う!w



歴代の新人たちに洗礼パンチを浴びせてきた鬼軍曹=あのゴリさんが、ラガーだけは最後まで殴らなかった! もちろんムチャな潜入捜査を叱りはするんだけど、ちっとも本気で怒ってない。



スコッチも笑ってるしw



物怖じしない態度はマカロニやジーパンもそうだったけど、淳二はとにかく底抜けに明るいもんで、先輩たちも釣られて顔がユルくなっちゃう。

時は’80年代、もはやスパルタ教育の時代は終わったし、亡き父親とかつて同僚だった長さん(下川辰平)が淳二を幼い頃から知ってるお陰もあるんだけど、何より渡辺徹さんのキャラクターがそうさせたんでしょう。



徹夜明けで居眠りしても「寝かしといてやろうや」ですからね! どちらかと言えば新人を突き放すタイプだった山さん(露口 茂)まで「可愛い顔してまあ」とか言ってニコニコしてるし!

みんな、トシを食ったという事ですw 孫とまでは言わないにせよ親子ほどの年齢差ですから、こりゃもう仕方がない。

それともう1つ、女性視聴者を不快にさせない配慮もあったかも知れません。テレビがどんどん女性ファースト・オンリーになっていく、ちょうど過渡期にドック(神田正輝)やジプシー(三田村邦彦)がいたワケです。



さてさて、スニーカーから貰ったスニーカーを履いた淳二が、ドラ息子を追って疾走! ここで初披露される新BGM「復活のテーマ」が鳥肌立つほどカッコいい!

この’81年に新録されたテーマ曲の数々も、まさに「原点回帰」を宣言するような血湧き肉躍る楽曲ばかりで、後期『太陽にほえろ!』のイメージを決定づけるものになりました。



「ショーケンが全力で走る姿を撮るんだ」っていう最初期のコンセプトに立ち戻り、「とにかく走ってもらうから」ってプロデューサーから事前に言われてた渡辺徹さんは、クランクインまでの準備期間に一生懸命ランニングし過ぎて、こんなに痩せちゃったんだそうですw

実は太ってるのが本来の徹さんで、ぽっちゃりしたヤツが必死に走るのも面白いだろうって理由でキャスティングされたんですよね。(ご本人の弁)


クライマックスが陸上競技場なのも、たぶん第1話(後楽園球場)へのオマージュでしょう。

淳二の初手柄を遠くから見守る山さん、長さん、ゴリさんがもう、運動会に駆けつけた親戚のオジサンにしか見えませんw



歴代すべての新人刑事を見渡しても、ここまで温かく迎えられた人は空前絶後。翌年、大幅なメンバーチェンジでチームがぐっと若返りますから、これほど年齢差のある新人を迎えた例がほかに無いんですよね。

迷走期の泥沼からやっと抜け出たところでボス(石原裕次郎)が倒れて、空気が重くならざるを得ない時期にやって来た、めっぽう若くて明るいNEWフェイス。言わば「希望の光」がラガー刑事だった。……言い過ぎ?w



ラストシーンはこれまたボン登場編を彷彿させる、お母さんに付き添われての初出勤。

で、ロッキーに逮捕された際のタックルを褒められた淳二が、高校時代にラグビーをやってた経歴を明かし、スコッチに「お前、ラガーか」って言われた瞬間、竹本淳二=ラガー刑事になるワケです。


当人は不満そうだけど、ベテラン勢はホントに嬉しそうw やっぱり、希望の光です。



 


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「山下幹子 in 太陽にほえろ!’79~’81」

2022-12-21 23:23:05 | 刑事ドラマ'80年代

不遇の新人刑事と云われるスニーカー(山下真司)だけど、その妹=五代早苗(山下幹子)はもっと不遇でした。

主役の刑事とアパートで同居してる妹なら、たとえば恋人が出来て兄貴をヤキモキさせたり、犯人に捕まって大ピンチ!みたいな見せ場があっても良さそうなもん……っていうか、その為に設定されたキャラクターじゃないの?って話です。

ところが一向に活躍させてもらえないどころか、やっと「海の牧場プロジェクトに参加するから沖縄に帰ります」っていうドラマを与えられた途端、乱射事件に巻き込まれてあっけなく絶命!ですからね。

要するに、言い方は悪いけど、スニーカーの退場編を盛り上げる為の道具に使われただけ。あんまりと言えばあんまり過ぎる!と私は思う。それまで活躍がちゃんと描かれた上でなら、まだ納得出来たかも知れないけど……

『太陽にほえろ!』迷走期における最大の犠牲者は、間違いなく彼女でしょう。



演じた山下幹子さん(真司さんと同姓なのはまったくの偶然)は初登場時、なんと弱冠15歳! どこかの事務員として働いてるシーンがあったから、設定はたぶん20歳前後。

セリフがえらい棒読みやなあって、私は正直思ったけど、その若さでいきなり国民的人気番組のセミレギュラーなら緊張しまくるだろうし、ムリして大人っぽく演じたのが裏目に出たのかも知れません。

それまで何をやってもウマくいってた『太陽〜』なのに、スニーカー期だけは何もかもが裏目に出てる印象です。



そもそも両親を米兵に殺されてる設定で、挙げ句に妹までって話ですから、スニーカーがあまりに不憫。それなら本人が華々しく散りたかった事でしょう。

売出し戦略がバッチリ決まり、瞬く間にスターになった後任のラガー(渡辺 徹)や、放映10周年記念のカナダロケで殉職させてもらえたロッキー(木之元 亮)の優遇されっぷりを思えば、山下真司さんがあまり『太陽〜』のことを語りたがらないのも当然かも知れません。



だから、スニーカーの退場編は実にほろ苦い。とにかく早苗ちゃんもスニーカーも可哀想すぎて、やり切れなくなっちゃう。ホント、つくづく非道い番組ですw


 


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「友直子 in 太陽にほえろ!’81」ー2

2022-12-20 23:10:49 | 刑事ドラマ'80年代

このシーズンにおけるナーコは、演じる友直子さんが学業で忙しかったのか特に目立った活躍がなく、セリフを喋ったりアップで撮ってもらう機会も少なかったように思います。

マスコットガールをどう扱うかは、各エピソードの監督さんによって考えが違うでしょうし、アップで撮られたとしても尺の都合とか、前後の繋がりがしっくり来ない等の理由でやむなくカットされちゃうことも、多分しばしばあったんじゃないかと推察します。

女優を目指して芸能界入りしたワケじゃなく、軽い気持ちで一般公募に応じただけの直子さんだからこそ、それを不満に感じることなく4年間も務めて下さったんでしょう。



しかしホント、どんどん綺麗になられてますよね。不特定多数の人々に見られ続けること、それに勝る美容法は無いかも知れません。



当時、直子さんは講習生として文学座に通っておられたそうで、間もなく、そこで1年後輩にあたるあの人が、げっそり痩せた姿でレギュラー入りされる事になりますw


 


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「七曲署捜査一係’81」ー2

2022-12-19 20:40:54 | 刑事ドラマ'80年代

1981年5月からその年末までの七曲署捜査一係は、番組始まって以来のスクランブル態勢。

ボス(石原裕次郎)の長期離脱により、山さん(露口 茂)が陣頭指揮を執る新たなフォーメーションが生まれ、西山署長(平田昭彦)の出番が増えたほか、本庁の大沢管理官(神山 繁)という新キャラも登場し、チームにプレッシャーをかけて来ます。



かつては自由気ままな一匹狼だった山さんが、ボスの出番が減るにつれ副指揮官のポジションにシフトし、いよいよ望んでもなかった中間管理職に祭り上げられ、失敗すれば自分じゃなくボスのクビが飛ぶかも?っていうプレッシャーまで背負わされちゃった。

それは『太陽にほえろ!』という大看板をいきなり背負わされた、露口茂さんご自身の重責とまんまシンクロし、この時まさに、山さんっていう架空のキャラが露口さんと一体化したように思います。番組スタート時からずっと一緒に働いて来た、ゴリさん(竜 雷太)と長さん(下川辰平)にも同じことが言えるかも知れません。


そして、この時期にますます存在感を増したと言えば、この人もそうでしょう。

アクティブな活躍が増えて来た、我らがドック刑事(神田正輝)! スコッチ先輩(沖 雅也)の出番が激減したお陰もあり、登場から僅か1年足らずで若手のリーダー格にジャンプアップ!

#469と#470の鹿児島ロケ編では、九州のスコッチとも呼べそうなロンリー暴走デカ=相馬警部(倉田保昭)と共闘し、Gメン流のハードボイルドを伝授されます。



さらに#472では一番見習っちゃいけない元暴走デカ=鮫やん(藤岡琢也)から関西流のユーモアまで伝授され、まさに硬軟「二刀流」の無敵キャラへと急成長! 後半の『太陽にほえろ!』を支える存在にまでなっちゃいます。



そんなドックと入れ替わるように出番が減り、間もなく再び欠場となるスコッチ。そこに居てくれるだけで画面が締まり、作品のクオリティーが数段上がりますから、損失は計り知れません。



そしてこの人、亡きボン(宮内 淳)のスピリットを受け継いで2年間走り抜けた、スニーカー(山下真司)も#475をもって番組を卒業します。



故郷=沖縄の自然を守るべく、仲間と一緒に「海の牧場」を作るという壮大な夢を、叶えられずに逝った妹=早苗(山下幹子)の遺志を継ぎ、スニーカーは刑事を辞めて沖縄へと帰還します。

ボンや殿下(小野寺 昭)の殉職、スコッチ復帰、ドック登場といったイベントに話題をさらわれ、殉職という花道も与えられず、ボスの留守中に退場を余儀なくされた、不遇のキャラクター。

チョメチョメした筈のナーコ(友 直子)とも結局ナニもなし。ただヒゲだけで生き延びてる相棒=ロッキー(木之元 亮)ですら、令子さん(長谷直美)との結婚=ホームドラマ担当に昇格というボーナスを貰えたのに!



けど、山下真司さんがこのあと3年ほどの地道な活動を経て、あの『スクールウォーズ』主演で大ブレイクを果たされたのは、決して奇跡じゃないでしょう。スニーカー刑事はちゃんと魅力に溢れてました。

番組自体が迷走してる時期にデビューしたのがとにかく不運で、山下さんには何の落ち度も無かった。いま振り返って、つくづくそう思います。

さらば、スニーカー!


 


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『太陽にほえろ!』#467

2022-10-10 22:35:29 | 刑事ドラマ'80年代

数少ない’81年スコッチ(沖 雅也)主演作の1本で、久々にハードボイルドな滝隆一が観られる貴重な作品。

この後は謎解き編1本と殉職編があるだけで、スコッチらしいスコッチはもう、これが見納めと言って良いと思います。だからレビューすることにしました。



☆第467話『スコッチ非情』(1981.7.24.OA/脚本=長野 洋/監督=鈴木一平)

スコッチが宿直を務める夜、七曲署捜査一係に「7月24日に人が殺されます」という、タレコミなのか殺人予告なのかよく分からない電話がかかって来ます。

しかし単なる悪戯じゃないと直感したスコッチは、電話の主を捜そうとするんだけど、さすがに手掛かりが無さすぎて捜査は難航。



そんな折り、ちょっとした交通違反をパトロール警官に見られた男が、車を暴走させて逃げようとし、逮捕されます。

その男=石山(遠藤征慈)の声を聞いて、スコッチがピンと来ます。あの電話の男だ!

逃走した理由を頑として言わない石山は、明らかに何か重大な秘密を隠してる。

身辺を調べてみると、彼が数日前にサラ金からの借金400万円を一括返済してることが判明。ちょうどその前夜、汚職事件で内偵中だった大手商事会社の経理課長が轢き逃げに遭って死んでおり、一係が殺人の線で捜査してたところ。もしかして、2つの事件は繋がってる?



そう、かつてスタントマンだった石山は、汚職事件の関係者を消そうとする闇組織に眼をつけられ、雇われて、どうやら轢き逃げの片棒を担がされた。

ということは、彼が電話で予告した7月24日に、次のターゲットが殺される!? それはいったい誰なのか!?



スコッチは石山を徹夜で取り調べ、一睡もさせずに攻め続け、「眠りたければ吐け」と自白を強要しますw なにせ昭和です。殴らないだけマシなんです。

心配した石山の奥さんが差し入れを持って来ても、冷たく追い返しちゃう鬼夜叉ぶり。これぞスコッチの真骨頂!



そして、奥さんが来たときの石山の反応を見て、スコッチは察します。秘密をバラせば妻子を殺すと、彼は組織に脅されてるに違いない! だから密告電話を入れておきながら、途中から貝になっちゃった。

となるともう、石山の口を割らせるのは絶望的。7月24日は翌日に迫ってる。残された手段は1つだけ。石山を釈放し、泳がせるしかない。つまり、暗殺計画をあえて実行させる危険なオトリ作戦。

当然、その前に石山が消されちゃう可能性も高く、スニーカー(山下真司)が久々にスコッチと対立します。



「滝さん、石山だって人間ですよ!? 犯罪者かも知れないけど、あいつにだって奥さんや子供がいるんですよ!」

「放っておけばまた違う人間が殺されてしまうんだ!」



当然、スコッチはクビを覚悟の上で言ってる。その気持ちがよく解るというか、こういうムチャを今まで率先してやって来た山さん(露口 茂)に、止める資格はありませんw

「よし、やってみろ」



翌日、釈放された石山は、スニーカーが危惧した通り組織の刺客に襲撃され、休業中の遊園地へと逃げ込みます。そしてジェットコースターのスタートボタンを押すと、その線路に横たわるのでした。



そんな石山を、朝からずっと尾行して来たスコッチが、柱の陰で静かに見物しますw



結局、死ねずにレールから飛び降りた石山に、スコッチが声をかけます。

「死ぬのは勝手だがな。その前に、どこで誰が殺されるのか教えてもらおうか」



「あんた、朝からずっと尾けてたのか……人が死のうとしてるのがそんなに面白いのかっ!?」

「お前は自殺など出来ない」

「だったら殺してくれ! この場でオレを殺してくれよ!!」

「甘ったれるなっ!!」

スコッチのサボテンパンチをまともに食らった石山は、あんときの猪木みたく地べたに沈みます。



「お前は死ねばそれで済むかも知れん。だがな、残された奥さんや子供はどうなる? お前の家族だけじゃない、今日じゅうにもまた1人の命が無くなるかも知れないんだ!」

「…………」

「その殺される人間にも、家族はいるんだぞ! 誰だ? 誰が殺されるんだっ!?」



「こ……殺されるのは……」

今度こそ石山が白状しようとしたところを、またもや組織の刺客たちに襲撃され、スコッチの怒りが爆発!



マグナムを抜いたスコッチは、自分が連中の相手をしてるスキに七曲署へ通報するよう、石山に指示します。



「連絡ならあなたがして下さい! どうせ私は……」

「馬鹿野郎! たった今、命を粗末にするなと言ったろう!」

「あなただって殺されるかも知れないじゃないかっ!?」

「これはな、オレの仕事だ。行けっ!」



待ってました! スコッチ久々の銃撃戦! しかし残念ながら、まだ沖雅也さんの体調が万全じゃないんでしょう。大して動かず3〜4発撃っただけで片付けちゃう、スコッチにしちゃ淡泊なアクションでした。

けど、それでも、やっぱりスコッチがやるとサマになる。ちょっとした動きでもいちいちカッコいい!

なのに、これで見納めなんですよね。殉職編で格闘シーンはあるけど、銃撃戦はもう観られません。まさか最後になるとは、もちろん当時は夢にも思ってませんでした。



閑話休題。みごと刺客たちを倒したスコッチに、石山はようやく次のターゲットを知らせることが出来ました。この人なら、きっと家族も守ってくれる。そう確信したんでしょう。



もちろん、スコッチからの連絡により捜査一係の仲間たちが急行し、次のターゲット=汚職役員のお抱え運転手も死なせずに済みました。彼の証言により、汚職がすべて摘発されるのも時間の問題でしょう。



ヘロヘロになって刑事部屋に戻って来たスコッチを、山さんが無言で迎え入れます。スコッチもまた無言。なんで二人とも黙ってるのか、よく解りませんw

でも、それが死ぬほどカッコいい! 今どきの役者はムダに喋り過ぎなんですよ!



恒例のラストシーンにおける大団円でも、笑いを取るのはドック(神田正輝)やゴリさん(竜 雷太)に任せて、主役のスコッチと山さんはやっぱり無言w それで画になるんだから凄いワケです。



前年と比べると眼力が弱い気がするし、ちょっと肥えたせいもあって動きにシャープさが無いんだけど、それでも、ただ無言で立ってるだけでも画になっちゃうスコッチ=沖雅也は健在なり!

だから、もっと長く、無理しないペースで続けて頂きたかった! ジプシーやデュークも決して悪くはないけど、やっぱりスコッチが完璧すぎました。まさに唯一無二です。合掌。
 


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