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ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『桜の塔』2021

2021-04-21 01:00:03 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2021年春シーズン、テレビ朝日系列の木曜夜9時「木曜ドラマ」枠でスタートした、テレ朝とオフィスクレッシェンドの制作による警察ドラマ。

☆☆☆☆☆☆☆

“必ず警察の頂点まで昇りつめる……” 『3年A組 /今から皆さんは人質です』で圧倒的支持を集めた脚本家・武藤将吾と主演・玉木宏のタッグによる新たな警察エンタテインメントドラマが誕生!! 裏切り・罠・騙しあい……警視総監の座を巡る出世バトルがこの春、開幕!(公式ホームページより抜粋)

☆☆☆☆☆☆☆

なにやら過去の事件によるトラウマで、目的の為なら手段を選ばぬスコッチ野郎になっちゃったキャリア組の主人公=上條警視に、玉木宏。(マジで勤務中に酒ばっか飲んでる! 私の職場なら点呼時のチェックで即停職かクビですよ! あの、スコッチ野郎ぉーっ!!)(ちなみに私は超がつく下戸だけどw)

そんなリアル・スコッチ刑事の幼馴染みで正義感溢れる捜査一課主任=水樹警部補に広末涼子、スコッチとトップの座を争っていくであろうキャリアたちに椎名桔平、光石研、渡辺大知、吉田鋼太郎、馬場徹、そして現・警視総監に段田安則が扮するほか、仲里依紗、高岡早紀、井本彩花、岡田健史、長谷川朝晴、橋本じゅん、森崎ウィンetc…といったキャスト陣が脇を固めてます。

恐らく、出世のことしか頭に無さげなスコッチ野郎にも、実は胸に秘めた熱い正義……法や組織の分厚い壁に阻まれ果たせなかった、愛する身内の無念を晴らす為に、必ず! 警察を改革する!! みたいな決死の想い……があるんでしょう。でなきゃドラマにならないし、玉木宏さんが主演したりもしなかったはず。

そんな役を演じる時の玉木さんはやっぱカッコいいし、共演者の皆さんも渋いメンツが揃ってるし、とても落ち着いたムードで今どき珍しい「オトナ向け」の連続ドラマ。だから是非とも応援したい!

……のはヤマヤマなんだけどw、夜のリラックスタイムに観るにはちょっと重いし、1クール=3ヶ月のスパンってのはこの時代、もはや長過ぎるんですよね。この手のストーリーなら2時間スペシャル1本で充分だと私は思う。

それと、オトナ向けって書きましたけど、明らかに若者ウケを狙った『3年A組~』や『ニッポンノワール』のスタッフによる作品らしいので、一抹、二抹、三四がなくて五抹の不安もあります。前者みたいに明確なメッセージを打ち出してくれたら拍手するけど、後者みたいにただ奇をてらっただけの内容なら「あのスコッチ野郎ぉーっ!!」って、叫ぶ前に即リタイアです。

出世のライバルを蹴落とす為にハニートラップを仕掛けちゃう!なんていう、主人公の徹底したダーティーぶりは正直言って大好物なんだけどw、見せかけだけの過激さで終わっちゃう可能性も充分にある。なんせクレーマー様のご意見を何より尊重する現在のテレビ業界です。

だから、あと2~3回は観てみないと信用できません。とはいえ2~3回は観てみようと思わせただけでも、昨今の連ドラとしては大健闘じゃないかと、偉そうな言い方だけど私はそう思います。

セクシーショットは、密かにスコッチの手助けをする高級クラブ「S」のママ(高岡早紀)を支える若きホステス=明深役でレギュラー出演されてる、オスカープロモーション所属の(つまり国民的美少女コンテストで優勝された)若手女優=井本彩花さんです。


 

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『レッドアイズ/監視捜査班』2021

2021-01-27 12:16:01 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2021年冬シーズン、日本テレビ系列の土曜夜10時「土曜ドラマ」枠でスタートした、日本テレビ&AX-ONの制作による刑事ドラマ。

2024年、日本全国に存在する500万台もの監視カメラを駆使し、犯罪発生を予知して容疑者を事前に押さえる特殊部隊=KSBC(神奈川県警捜査分析センター)が新設され、現役警察官でセンター長の島原由梨(松下奈緒)により民間から特別捜査員が選抜されます。

そして集められたメンバーは、かつて最愛の人を殺された元捜査一課の敏腕刑事=伏見響介(亀梨和也)、元自衛官でシングルマザーの湊川由美子(シシド・カフカ)、元犯罪心理プロファイラーで前科者の山崎辰二郎(木村祐一)、若き天才ハッカーの小牧要(松村北斗)、サイバー犯罪対策課から異動して来た情報分析官の長篠文香(趣里)等。

さらに県警捜査一課の長久手刑事(川瀬陽太)、姉川刑事(長田成哉)、奥州刑事部長(矢島健一)等が絡んで来ます。

撮影現場で不眠不休で頑張っておられる方々のお姿を想像すると、一刀両断に「こりゃダメだ」とか「つまんない」とか言うべきじゃないとは思うんだけど、すみません。初回を観た正直な感想は「こりゃダメだ」「つまんない」でしたm(__)m

いわゆる「既視感」ってヤツがあるのは仕方がない。だって刑事物のネタなんて何十年も前に出尽くしてるんだから、過去の番組に似てしまうのはどうしたって避けられない。ある程度までは。

けど、ほぼ100%「既視感」しか無いってのは、こりゃダメでしょう? この作品ならではの面白さ、何らかの新しさが全く見えて来ないってのは、そりゃつまんないに決まってます!

例えば同時期にスタートした刑事ドラマ『青のSP』なら学園物、『天国と地獄』なら男女入れ替わり物と、それぞれ異種ジャンルと組み合わせることで新鮮さを生み出す工夫、努力のあとが見えて来るんだけど、この『レッドアイズ』には何も無い!

しかもその「既視感」のオリジナルが『ボイス』だったり『絶対零度』だったり『DIVER』だったりと、1年以内に放映された番組ばかりってのがいくらなんでも酷すぎる!おいちょ待てよ!

創り手がもはや「ハイハイ、パクリとでも何とでも言ってくらはい」って、開き直ってるとしか思えない!(木村祐一さんが『ボイス』の時とほとんど同じキャラ&同じポジションで出てるのとか、もはやヤケクソですよね?)

私が僅かながら新鮮味を感じたのは2点だけ。やけに綺麗になられた趣里さんと、シシド・カフカさんの格闘アクション。どっちもストーリーと全く関係ない! おいちょ待てよ!

そのシシドさんのアクションにしたって、よく見ればそれほど大した動きはしてないんだけど、タッパがあってヤラレ役の人が上手いとそれなりに魅せられるっていう典型例ですよね。亀梨くんはまぁ、主役なんだからアレくらいはやってくれなきゃ困ります。

だけどその立ち回りにしたって、この作品ならでは、そのキャラクターならではの個性が、やっぱり見えて来ない。

高望みし過ぎですか? いやいや、そんな事はないと思う。一視聴者として当然の要求だと私は思います。つい昨年観たばかりの番組と(役者が違うだけで)ほとんど同じものを観せられたら、そりゃ誰だって怒りますよ!

こういう時いつも浮かんで来るのが、創り手さんたちは一体、何をモチベーションにしてドラマを作ってるんだろう?っていう疑問。余計なお世話なんだけど、他の誰かが創ったものをまんま焼き直すだけの「作業」に、果たしてやり甲斐はあるんだろうか?って。

もちろん仕事ですから好きな事ばかり出来るワケじゃないし、時にはやりたくない事もやらなきゃいけない。でも、そんな時にこそ、これならどうだ!っていう、こんな「オワコン」のジャンルでも俺なりの面白さで魅せてやる!っていう意地、覇気、情熱、底力を発揮するのがクリエイターじゃないの?って、私は思うワケです。

そういうものがこの番組からはほとんど感じられません。せっかくのアクション物なのに、残念です。
 

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『天国と地獄/サイコな2人』2021

2021-01-18 14:30:03 | 刑事ドラマ HISTORY










 
2021年冬シーズン、TBS系列の日曜夜9時「日曜劇場」枠でスタートした、森下佳子さんのオリジナル脚本によるサスペンスドラマ。

努力家だけど一本気すぎて融通が利かない警視庁捜査一課の中堅刑事=望月彩子(綾瀬はるか)が、連続猟奇殺人事件の容疑者=日高陽斗(高橋一生)を追い詰め、歩道橋の階段を二人で転げ落ちたら驚いた!

そう、綾瀬はるかさんのボインボイィィィ~ン!な身体が、高橋一生くんのおっさんボディーと入れ替わってしまった!! おいちょ待てよ! ボインぼよよ~んっ!!

だけど私が真においちょ待てよ!と思ったのは、その直後のシーンです。本当に信じられません。スタッフの良識を疑います。古くから私のブログを読んで下さってる方なら、書かなくても分かって下さるだろうと思います。

そう、せっかく綾瀬はるかさんののボインボイィィィ~ン!な身体を手に入れながら、なぜか高橋一生くんが一度もおっぱいを揉み揉みしない! そんなバカな!? あり得ない! ボインぼよよ~~んっ!?

ふつう揉むでしょう? 揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで、回して回して回して回すでしょう、心が男なら! 『転校生』でも『君の名は。』でも、まずは最初に揉みましたよ、おっぱいを! おっぱいを! おっぱい! しかも綾瀬はるかのおっぱいですよ?! 綾瀬はるかのおっぱいです! 綾瀬はるかのおっぱい!

綾瀬さんのおっぱいを揉まずして、なんの為に綾瀬さん主演で男女入れ替わりドラマを創るのか?! 一生くんはもう大人だから揉まないって? いやいやいや、笑わせないで下さい。いくつになったって揉みますよ男なら! そこに綾瀬はるかのおっぱいがあれば! 揉みます! 必ず揉む! 絶対に揉む! 揉むと言ったら揉む!

まぁしかし、連続殺人鬼のサイコ野郎だけは揉まないのかも知れません。私はサイコかも知れないけど連続殺人鬼じゃないので、その心理は解らない。そう自分に言い聞かせて納得するしかありません。

いやいやしかし、それにしたって、揉むと思うんですけどねえ、いの一番に。このドラマに視聴者がリアリティーを感じられないとすれば、一生くんが綾瀬さんのおっぱいを揉まないからです。綾瀬はるかのおっぱいですよ? 分かってますか? ただのおっぱいじゃない、綾瀬はるかのおっぱいなんです。

さて、綾瀬さんのおっぱいはともかく、入れ替わって2人はこれからどうなっていくのか? 一生くんは綾瀬さんのおっぱいと警視庁捜査一課の刑事って肩書きを手に入れたんだから、さっさと綾瀬さん(姿は一生くん)を刑務所にぶち込めばいいのに、なぜかそうしないで何かに利用するみたいです。そこにムリがあったりしなければいいのですが……(おっぱいを揉まない時点で充分ムリだけど)

「サイコな2人」っていうからには、今のところは一生くん(姿は綾瀬さん)が優勢だけど、そのうち逆転して綾瀬さん(姿は一生くん)が彼?彼女?を利用するのかも知れません。これは『転校生』というよりジョン・ウー監督の『フェイス・オフ』ですよね。

綾瀬さんになりすました連続殺人鬼の一生くんが、彼女と犬猿の仲である捜査一課の河原主任(北村一輝)や、可愛い後輩の八巻刑事(溝端淳平)、同居人の陸(柄本 佑)らとどう絡んでいくのか、その辺りが見所になりそうです。

ほか、管理官に野間口徹、鑑識課員に林泰文、捜査一課長に吉見一豊、一生くんの秘書に中村ゆり、といったレギュラーキャスト陣。

変化球とはいえ綾瀬はるかさん初の刑事物だし、クセモノ一生くんとの入れ替わり演技は見ものだし、どうせおっぱいは揉まないだろうけど飽きずに観られるかも知れません。

化粧っ気なし(私はその方が好きだけど)でノンセクシーだった綾瀬さんが、一生くんの魂を宿したとたん妖艶な微笑みを見せた場面にはゾクっとしました。(だからこそ揉むべきだった!)

「日曜劇場」お得意の涙の押し売りだけは勘弁願いたいけど、初回を観た限りでは心配なさそうです。
 

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『青のSP/学校内警察・嶋田隆平』2021

2021-01-15 23:50:05 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2021年冬シーズン、フジテレビ系列・火曜夜9時枠でスタートした、関西テレビ放送&カンテレ・ケイファクトリーの制作による連続ドラマ。

佐々木充郭さんの小説 (?)『スクールポリス』を原案としてるそうで、キャッチコピーは「守ってやるが、容赦はしない。」

東京都で公立中学校にスクールポリス制度が試験的に導入され、警視庁捜査一課の敏腕刑事・嶋田隆平(藤原竜也)が日本初のスクールポリスに志願、住浜区立赤嶺中学校に配属されることになります。

街でカツアゲをしてたイジメっ子グループを叩きのめし、教室で教師を殴った男子生徒には容赦なく手錠をかけ、すぐさま連行しちゃう嶋田刑事に私は拍手喝采を惜しみませんw

その生徒の将来を考慮して穏便に、みたいな綺麗事が通用するのは万引き程度まで。暴力が絡めば相手に一生もんの障害やトラウマを負わせる可能性があるんだから、自分のやったことを一生後悔するレベルの罰を与えなきゃ意味がない。もちろん正当防衛だったりすれば話は別だけど、今回逮捕された連中は救いようのないクズばかり……に見えるよう描かれてましたから。

生徒をわざと挑発して殴られた教師(石井正則)がすっかり悪者扱いされてるけど、おいおい、ちょっと待てよ(おいちょ待てよ!)って私は言いたいです。挑発される前にさんざん授業を妨害し、先生を蔑み罵倒して来た生徒の罪が、その教師より軽いとは私には思えません。

やり方が卑怯だって? いやいやいや、多勢に無勢(しかもチビ)の先生に暴力を振るう方が百万倍卑怯だと私は思いますけど。そもそも手を出せないどころか、言葉の選び方ひとつで職を失いかねない教師の方が圧倒的に不利ですから。

よって生徒が逮捕されて当然だし、どんだけ反省しようが取り返しのつかない犯罪を犯したんだと思い知らせなきゃ、また同じことを繰り返しますよガキンチョは。それくらいのクズに見える描き方をしておきながら、あとになって本当は素直ないい子でしたみたいな見せ方されても、私は信用できません。それが生徒の芝居じゃないとしたら、重度の多重人格者でいよいよヤバいでしょ!(おいちょ待てよ!)って話です。

いくら子供だからって、たとえ挑発されたからって、あれだけの暴力を振るうヤツは絶対にまたやらかすでしょう。その時に相手が死なない保障はどこにも無い。一生オリに入れとけとは言わないけど、厳重注意だけで丸く収まるような嘘っぱちを公共の電波に流さないで頂きたい!(おいちょ待てよ!)

……とはいえ、まあ、そこはフィクションですから、嘘があるのは仕方がない。ただ、このドラマを観てて私がイラつくのは、作者さん、あなたは一体どっちなんですか?ってこと。問題児たちを懲らしめたいのか受け止めてあげたいのか、創ってる人たちの主張がまるで聞こえて来ないことです。

たぶん、そういうドラマじゃないんですよね。私が求める「創り手の魂がこもったドラマ」は、クレーム回避を何より優先する現在のエンタメ界じゃ生まれようがない。それはとっくに分かってたけど、冒頭で主人公がビシッとかましてくれたもんだから、うっかり期待しちゃいました。

そういう作品じゃなくて、学園ドラマにサスペンスとアクション、そして今や必須科目の謎解きゲームを絡めれば、きっと若い視聴者が食いつくだろうっていう、あくまで計算から生まれたドラマ。最近のヒット作はどれもそう。

そういうやり方を否定はしないけど、私好みじゃない。学校ぐるみで何か隠してるだとか、主人公には実は別の狙いがあるだとか、わざとらしい「謎」で引っ張る作劇にはもうウンザリなんです。

藤原竜也くんの芝居は好きだし、アクションも頑張ってくれてるし、もっとシンプルに「心根の腐ったガキどもを片っ端からフルボッコ!」って、そんな内容なら手放しで絶賛すると思うんだけど、残念です。

嶋田刑事と衝突しがちな熱血教師に真木よう子、校長先生に高橋克実、副校長に峯村リエ、教育委員長に升毅、そして嶋田の後輩にあたる少年係刑事に山田裕貴が扮するほか、山口紗弥加、明日海りお、泉澤祐希、須賀健太、音尾琢真etc…といったレギュラーキャスト陣。

学園が舞台とはいえ刑事が主人公のドラマには期待する分、ハードルも上がっちゃうから不満をいろいろ書いてしまうんだけど、普通に観ればたぶん面白い番組。若手俳優の青田買いや謎解きがお好きな方にはオススメ出来そうです。
 

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『24 JAPAN』2020

2020-10-14 00:00:05 | 刑事ドラマ HISTORY










 
2020年秋シーズン、テレビ朝日系列の金曜深夜「金曜ナイトドラマ」枠でスタートした全24話のサスペンスドラマ。刑事ドラマのカテゴリーに入れるかどうか迷ったけど、秘密警察モノの一種と判断しました。

テレビ朝日開局60周年記念「tv asahi & ABEMA TELASA 共同プロジェクト」として制作された作品で、'01年から'10年まで全8シーズンが放映されたアメリカの大ヒットドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のリメイク作品。

原典の主人公ジャック・バウアーに該当するCTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長=獅堂現馬に唐沢寿明、その同僚たちに栗山千明、池内博之、朝倉あき、東京本部長に村上弘明、第1支部長に佐野史郎、獅堂の妻に木村多江、娘に桜田ひより、そして日本初の女性総理候補とされる政治家=朝倉麗に仲間由紀恵が扮するほか、筒井道隆、今井悠貴、森マリア、水野久美、高橋和也、片瀬那奈、櫻井淳子、でんでんetc…といった豪華キャスト陣が脇を固めてます。

24時間以内に総理候補を暗殺する計画が進行中で、それを阻止する密命を受けた主人公が、敵と内通する裏切者の妨害を受けながら、おまけに拉致された愛娘の行方まで探しながら、西へ東へと奔走する1日の姿を24話に分けて、つまり毎回約1時間をリアルタイムで描いていくという、ほぼ原典と同じストーリーと構成でどうやら進んでいくみたいです。

まず、私はアメリカ版を断片的にしか観てないので、全く思い入れは無いし比較することも出来ません。ただ「あれからもう20年近くも経っちゃうのか!」っていう感慨だけはありますw

なので最初から期待はしておらず、むしろ番宣を観た時は「なんで今さら!?」「日本でやるには無理があるのでは?」「笑われちゃうだけでは?」って、ネガティブな感情しか抱けませんでした。

で、実際に初回を観た感想は「なんで今さら!?」「日本でやるには無理があるのでは?」「笑われちゃうだけでは?」というものでしたw 読み通りになって安心するやらガッカリするやら……

でも、レビューを書くための資料として公式サイトを覗いてみたら、主役の唐沢寿明さんが「これまでリメイク物にいっぱい出演して来たけど、今回がいちばん賛否両論あるだろうね」みたいなコメントをされてて、ちょっと応援したい気持ちになって来ました。

上に私が書いたような批判はもう、最初から承知の上でやっておられるんですよね。それはそれでチャレンジングなことだし、面白い作品を今の日本の若い人らに楽しんでもらうには、現在を舞台に日本人が演じる方がとっつき易くて有効なのは確かですから。

ただ、オリジナル版が流行って以降、似たようなドラマ(例えば唐沢さんが主演された『ボイス』とか)は日本でもさんざん創られて来ましたから、やっぱり思うのは「なんで今さら!?」「日本でやるには無理があるのでは?」「笑われちゃうだけでは?」にならざるを得ないのも確か。

応援したいけど、よっぽど頑張ってくれないと「いいね」は押せないし、女優さんが脱いでくれない限り私に全24話(半年ですよ!)を完走させるのは、かなりインポッシブルなミッションだと言わざるを得ません。

そんなワケでポートレートは唐沢さんの娘を演じる桜田ひよりさん。ついこないだまで中性的な少女のイメージだったのに、随分と綺麗になられました。
 


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