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ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『ガラパゴス』2023

2023-11-05 17:00:11 | 刑事ドラマ HISTORY

2023年11月、NHK総合テレビの土曜夜10時「土曜ドラマ」枠でスタートした社会派のミステリードラマ。

原作は相場英雄氏の推理小説で、同年2月にBSプレミアムで放映された前後編の特集ドラマを再構成し、全4話の連続ドラマとして地上波公開。

「身元不明のままとなっている死亡者のリストから発見した派遣労働者の死の真相究明に挑む刑事の姿を通し、非正規雇用問題、世界標準から孤立化(ガラパゴス化)する日本産業を描いた社会派サスペンス」(ウィキペディアより)

↑といった硬派なお話で、いちおう刑事が主人公ではあるけど基本的に「◯◯さんのおっぱいが!」とか「ボインぼよよ〜ん!」みたいな問題しか扱わない当ブログで取り上げて良いものやら随分と悩みました。

当然おっぱいは出てこないワケだけど、花の本庁捜査一課から「加齢による体力の衰え」を理由に窓際部署の特命対策室第七係(継続捜査班)に異動させられた、いわば“ガラパゴス化”しつつあるベテラン刑事=田川信一を演じてるのが、この人なんですよね。



ミスター『踊る大捜査線』、すなわち青島刑事こと織田裕二さん!

俳優として好きかどうかは別にして、刑事ドラマの常識を覆して新たな時代を切り拓いた、あの大ヒット番組の主人公(を演じた人)が今や化石扱いされてる!(という役を演じてる!)

そう考えると感慨深いものがあり、それを狙ったキャスティングでもあろうし、だからこそ織田さんも(これまで断り続けて来たであろう)刑事役のオファーを引き受けたんでしょう。



で、そんなガラパゴス刑事となりゆきでコンビを組むことになる、鑑識課の身元不明相談室に所属する女性捜査官=木幡祐香に扮してるのが、この人。



私が大好きな女優さんの1人である、桜庭ななみさん! ジョン・ウー監督の映画『マンハント』(’18) で刑事役は経験済みだけど、日本の連ドラでは今まで無かったはず。レビューしないワケにいきません。



↑織田さんが随分ふくよかになられてるけど、これは多分ベテラン感や窓際(激務から外された)感を出すための役作りでしょう。良くも悪くも形から入っていく役者さんなので。知らんけど。(←流行語になるずっと前から関西人の口癖)

ちなみに桜庭さん扮する木幡刑事は、原作だとガラパゴスと同期の男性捜査官。この設定変更が無ければ私は観てないかも知れません。



15年前に遺体で発見されるも“自殺”と判断された青年が沖縄出身者ってことで、津嘉山正種、満島真之介、ゴリ(ガレッジセール)といった実際の沖縄出身アクターたちが脇を固めてます。



で、満島くん扮する派遣労働者が自殺ではなく、実は殺されてることを見抜いたガラパゴス刑事が、ななみちゃんと2人で真相を追究していく。

その裏には大手自動車メーカーと人材派遣会社による不祥事が絡んでおり、その隠蔽に手を貸してるらしい捜査一課の鳥居警部補をこの人、ミスター『悪の教典』こと伊藤英明さんが演じてます。



そして人材派遣会社の社長秘書=高見沢に、ファッションモデル出身の泉里香さん。



ガラパゴス刑事の健気な妻=里美には、こういう役どころがやたら多い気がする戸田菜穂さん。



ほか、高嶋政宏、鶴見辰吾、石丸謙二郎、矢島健一、上地雄輔、駿河太郎、篠原ゆき子、あめくみちこ、野間口徹、窪塚俊介、東幹久、金井勇太、肥後克広etc…と、さすがはNHKドラマと言うほかない層の厚すぎるキャスティング。

現時点じゃ初回しか観てないので感想は控えますが、今を生きる日本人として興味を持つべきテーマだし、信頼の戸田山雅司さんが脚本を担当されてますから、見応えあるドラマに仕上がってるのは間違いないでしょう。

いずれにせよ欠かせないセクシーショットは、桜庭ななみさんと泉里香さんです。


 

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『機捜235 X 強行犯係 樋口顕』2023

2023-11-02 21:44:21 | 刑事ドラマ HISTORY

先にテレビ東京で単発2時間シリーズから「金曜8時のドラマ」枠で連ドラ化された『今野敏サスペンス/警視庁強行犯係 樋口顕』に続いて、同じ枠で同じ原作者による『今野敏サスペンス/機捜235』も3本の単発スペシャルを経て2023年冬シーズン、めでたく連ドラ化となりました。(我が地域では少し遅れて夏シーズンに放映)

ただし単独では“引き”が弱いと見なされたのか、『〜樋口顕』とのコラボによる連ドラ化という、非常にレアなパターン。

映画とか単発スペシャルだと『ルパンVSコナン』みたいな例もあるし、原作者が同じと言えば『マジンガーZ対デビルマン』あたりを私は連想するけど、実写の連続ドラマで(ワンシーンだけのカメオ出演とかじゃなく)がっつりコラボっていうのは画期的かも?

全7話、テレビ東京&ユニオン映画の制作による作品です。

ところが蓋を開けてみれば、こんな風に両作品のレギュラーが勢揃いするのは最終の2話だけ。基本的には『機捜235』が主役であり、その連ドラ化に花を添える形で『〜樋口顕』のメンバーたちがゲスト出演してるだけ。

そりゃそうですよね。番組2つ分のセット費用とかギャラが発生するんだから、この世知辛い時代に全7話がっつりコラボは有り得ない。

けど、それでも充分に面白いですから「是非とも連ドラ化したいが“引き”が弱い、ならば人気シリーズの樋口顕に協力願おう」っていう創り手の意図は(まったく勝手な想像だけど)よく解ります。

なにせメインは、単発ドラマじゃ主役を張りまくってるけど連ドラだとバイプレーヤーのイメージが強い、中村梅雀さん。

そんな梅雀さん扮する見当たり捜査(容疑者の顔や外見の特徴を完璧に記憶する)の名人=縞長省一が、警視庁 第二機動捜査隊 渋谷分駐所の徳田班に配属され、コールサイン「機捜車235」として若手刑事の高丸卓也(平岡祐太)とコンビを組む。

捜査一課への昇進を熱望する高丸からすれば、一見うだつの上がらない定年間近なオジサンとコンビを“組まされた”図式なんだけど、やがてその“シマさん”こと縞長の実力と人柄に惹かれていく。

そんな2人の上司となるのが渋谷分駐所 所長の安永警部(山本未來)。梅雀さんとの組み合わせは多部ちゃんの朝ドラ『つばさ』を思い出させます。

そして機捜車231の徳田班長(東根作寿英)、大久保刑事(秋山ゆずき)、浜川刑事(須賀健太)。

秋山ゆずきさんは「橋本柚稀」名義のジュニアアイドルから舞台女優を経て、あの超サプライズヒット映画『カメラを止めるな!』のヒロイン役で一気に知名度を上げられた方。

本物のメジャー女優になれるかどうか、今が正念場かも知れません。刑事ドラマで刑事を演じてる女優さんはファンでなくても応援したくなっちゃう私です。

そして『機捜235』と『強行犯係 樋口顕』の架け橋となるのが、両作品にレギュラーとして登場してきた天童管理官(榎木孝明)。アメコミ映画の『アベンジャーズ』シリーズにおけるサミュエル・L・ジャクソンみたいなもんです。

シマさんの若き相棒=高丸が、忙しい中でなんとか時間を作って恋人=亜里沙(安座間美優)とデートし、チョメチョメ気分が盛り上がったところで必ずシマさんが現れ、悪気なく邪魔しちゃう毎回の天丼ギャグが私は大好きです。

第6話までは『機捜235』がメインで、内藤剛志さんが1シーンも登場しない回すらあったけど、樋口班がずっと追ってきた事件の最有力容疑者が、徳田班の若手刑事=浜川の兄であることが判明し、最終2話でいよいよ本格的なコラボが実現!

樋口係長(内藤剛志)を筆頭に、藤本刑事(片山萌美)、中田刑事(小松利昌)、菊池刑事(佐野 岳)という警視庁捜査一課強行犯第三係一班のメンバーたち。

見当たり捜査の名人であるシマさんが10年以上前にその容疑者を目撃してたもんだから、捜査の矛先を兄に向けさせない(シマさんに思い出させない)為に機捜の刑事になった浜川という、冷静に考えればかなり無理を感じる設定だけど、私は楽しめました。

そもそも、いつも書いてるように、私にとってストーリーは二の次なんです。それより大事なのは刑事たちのキャラクターであり、その点、シマさんも樋口係長も共通して物腰が柔らかく誠実で、若手に対しても敬語を使う理想的な好人物なんですよね。

中村梅雀さんも内藤剛志さんも、そんなキャラクターが本当によく似合う! 真犯人や裏切者が誰であろうと興味ない、とにかく私を気分良くさせてくれる刑事さんが見たいだけ。

かつて大ハマリした『隠蔽捜査』の杉本哲太さんもそんなキャラだったし、私にとって今野敏さんの作品は「ハズレなし」と言えそうです。

というワケでセクシーショットは秋山ゆずきさんと安座間美優さん、そして本ブログで驚異的な登場頻度を誇る片山萌美さんです。


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『トクメイ!/警視庁 特別会計係』2023

2023-10-30 20:35:13 | 刑事ドラマ HISTORY

2023年秋シーズン、フジテレビ系列の月曜夜10時枠でスタートした、関西テレビ放送&共同テレビの制作によるコメディータッチの警察ドラマ。

緊縮財政の一環として所轄署の“経費削減”の特命を背負い、本庁から専任担当者として万町署・刑事課強行犯係に派遣されてきた“特別会計係”の警察官・一 円(はじめ まどか)を“1000年に1人の美少女”こと橋本環奈さんが演じておられます。

確かにまるでCGキャラクターみたいに整いすぎたお顔立ちで、人間味が感じられないから「この人は売れないだろう」と私は思ってたのに、持ち前のガッツと“コミュ力”ですっかり売れっ子になられました。

今回は融通が利かないガッチガチの“数字マニア”って設定だから、もしかするとCGっぽいお顔立ちがかえって活かせるハマり役になるかも?

そんな一円に振り回される昭和気質のバイオレンス刑事=湯川班長に、またアンタかよ!?ってまた書かなきゃいけない、沢村一樹。

バツイチ・マミーにして湯川班の紅一点・藤堂刑事に、たぶん連ドラにおける刑事役は初めての、松本まりか。

同じく湯川班の中西刑事に徳重 聡、大竹刑事にJP、月村刑事に前田拳太郎。

会計・人事・総務を担当する万町署の金庫番=警務課の須賀課長に、佐藤二朗。

同じく警務課でボインぼよよん担当の門倉婦警に、結城モエ。

公に出来ない金銭問題を抱えてそうな副署長の中塚に、鶴見辰吾。



あらゆる業界で“経費削減”が重要視されてる今、経理係の目線から事件捜査を描くっていう発想が新鮮で、これは面白くなるかも!って、最初はちょっとワクワクしたんだけど……

観てるうちに気づいちゃいました。これって、多部未華子さんが3年前に主演されたNHKのスマッシュヒット作『これは経費で落ちません!』の警察バージョンやんって。

パクリとは言わないけど……いや、むしろ面白くなるならどんどんパクればいいと思うけど、私はあの作品に“ドはまり”しちゃったもんで、どうしても比べてしまう。近年じゃ指折りの傑作だっただけにハードルも自ずと上がっちゃう。

最初の2話を観た限りだと、これは無謀なチャレンジだったと言わざるを得ません。あらゆる意味で格が違う。面白いんだけど、あの面白さには到底及ばない。

だから私としては、本作の新しさよりもむしろ、古き良き時代の刑事ドラマのパロディーとして楽しみたいところ。

ちょっと前に“マジンガーZの格納プールを実際に造るとしたら予算はこんな額になる”っていうコメディー映画があったけど、それと一緒ですよね。昭和の刑事ドラマみたいな捜査を実際にやったら警察が破産しちゃうよっていうw


転がっていく一円玉を追って刑事たちが“走る”オープニングのタイトルバックも、いにしえの刑事ドラマや大ヒット映画のパロディーで構成されてるし。

それが毎回、演じるキャストが入れ替わってたりなんかして、ここまで凝ったOPタイトルも近年の連ドラじゃ珍しく、それだけで私は応援したくなっちゃいます。

一円と湯川班長の対立も、例えば『太陽にほえろ!』でマイコン刑事が登場した時のことを連想させたりするんです。

データを最重視して捜査するマイコンも、金額ですべてを判定する一円も、“勘”や“足”で捜査する昔気質の刑事たちには宇宙人みたいに見えてしまう。

経費なんぞ気にしながら捜査してられるか!?ってハイパー激怒する湯川班長に、一円は言います。

「湯川さんは正しいと思います。しかし、お金が無ければ捜査は出来ません。事件が起きても、それを解決すべき警察がいない。そんな恐ろしい未来がきてもいいんですか?」

それはまさに今、あらゆる業界が抱えてるジレンマですよね。お金が無いから人を雇えない、人手が足りないから業務が回らない、そしてまた赤字がかさむっていう負の連鎖。まるで悪夢です。

けど、意気消沈する一円に金庫番の須賀課長が言ったセリフには、私もちょっと励まされました。

「一番の経費削減は、事件の早期解決。キミだって警察官だろ?」



確かに、沈んでても仕方がない。自分が動くことでほんの僅かでも光が見えるなら、とにかくやるっきゃない。

『これは経費で落ちません!』とは比較にならないけど、これも観て損はしないドラマと言えそうです。

ただし! 毎回ラストシーンでオマケみたいに挿入される、主人公の“秘密”と“裏切り”を匂わせる“取ってつけたような謎”さえ無ければ!っていう条件付きで。



そこはコメディーですから他愛ないオチがつくんだろうけど、ホントにもう心底ウンザリです。たぶん、創ってる人たちも本音じゃ「こういうの、もうやめません?」って思ってるはず。

なのに、やめるにやめられない何らかの事情、忖度ってヤツがあるんでしょう。ついにジャニーズがあんな末路になっても、テレビ業界は何ら変わりそうにありません。

セクシーショットはもちろん橋本環奈さんと松本まりかさんです。


 

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『警部補ダイマジン』2023

2023-07-23 12:18:24 | 刑事ドラマ HISTORY

2023年夏シーズン、テレビ朝日系列の金曜深夜「金曜ナイトドラマ」枠でスタートした、OLM&楽映舎の制作協力によるピカレスク・サスペンスドラマ。

原作はリチャード・ウー&コウノコウジによる連載マンガで、三池崇史監督がメイン演出を担当されてます。

強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、悪をもって悪を制すというストーリー。

そんな魅力的な主人公「ダイマジン」こと台場 陣(だいば じん)に扮するのは、生田斗真。



そのダイマジンの弱みを握り、自らが率いる「特命捜査対策班」に異動させ、半強制的に「奴隷」としてこき使う警視正=平安 才門(ひらやす さいもん)に、向井 理。



同じ特命捜査対策班に所属する警部で行動心理学のスペシャリスト=牡丹則行(ぼたん のりゆき)に、浜野謙太。



特命捜査対策班の紅一点にして元大手IT企業エンジニアの警部補=賀来さくら(かく さくら)に、シシド・カフカ。



ダイマジンの正体を探る捜査一課強行犯第四係の巡査部長=七夕夕夏(たなばた ゆうか)に、土屋太鳳。



ダイマジンの元妻で弁護士の高田美和子(たかだ みわこ)に、成海璃子。



そして平安警視正の秘密を知る科学捜査研究所の警視=雲田泰造(くもた たいぞう)に、松平 健。



ほか、小澤征悦、高橋克典、若松 力、桐山 漣etc…といったキャスト陣が脇を固めてます。

さすが三池崇史監督を引っ張り出しただけあって、いきなり主人公のダイマジンが元警視監(宅麻 伸)を暗殺するシーンで幕を開けた初回には、ちょっとだけ期待しちゃいました。

魅力的なキャストが揃ってるし、ことに土屋太鳳さんは(少なくとも連ドラでは)初の刑事役であろうし、私のストライクど真ん中の成海璃子さんまでご登場となれば、よっぽど内容がつまんない限り観ないワケにいきません。

ところが! その「よっぽど」なことに、どうやらなっちゃいそうです。

法で裁けない極悪人を、正義のヒーローが片っ端からぶっ殺していくような話が、現在のテレビ番組で(いくら三池監督でも)やれるワケが無いのは百も承知で、さすがにそこは最初から期待してません。

けど、だったら何に期待して観続ければいいのか、第2話まで進んでもサッパリ見えて来ない!

案の定、ダイマジンの処刑は初回冒頭のみのサービスで終わってるし、向井くんが自分の父親暗殺を目論むサイドストーリーにも全然そそられないし、なぜか同じ回想シーンが何度も繰り返されてすこぶるテンポが悪い!

そして何より私にとって致命的なのが、随所で見られるギャグシーンがちっとも笑えないこと。もし演じてるのが生田くんや向井くんでなかったら地獄絵図ですよ!

制作陣はどうやら堤幸彦さん(『ケイゾク』『トリック』等)のテイストを目指してるみたいだけど、三池崇史さんにそういう資質が無い(人を笑わせることに興味が無い)のを見抜けなかったんでしょうか?

最初の2話でこの調子だと、挽回するのはたぶん無理でしょう。そもそも原作がつまんなくない?って、宮藤官九郎さんも呆れておられます。

連ドラがいよいよ本格的に面白くなくなって来ました。夏は暑くなる一方だし、破滅の最終章です。


 


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『CODE/願いの代償』2023

2023-07-22 18:28:08 | 刑事ドラマ HISTORY

2023年夏シーズン、日本テレビ系列の日曜夜10時半「日曜ドラマ」枠でスタートした、読売テレビ&ロボット社の制作によるクライムサスペンス。

見知らぬプレイヤーどうしで願いごとを叶えあう欲望のマッチングアプリ「CODE」を手に入れた刑事が、婚約者の死の真相と「CODE」の背後に潜む陰謀に迫るという、大ヒットした台湾ドラマの日本版リメイク。

神奈川県警・暴力団対策課に所属する主人公=二宮刑事に、坂口健太郎。



「CODE」の謎を追うフリー記者の椎名に、染谷将太。



その椎名に協力する凄腕ハッカーの三宅に、堀田真由。



真相の謎を解く鍵を握ってるらしい謎の女=三輪に、松下奈緒。



主人公と同期で同僚で親友で唯一の味方という、裏切者になる為に生まれて来たような百田刑事に、三浦貴大。



そんな二人の直属の上司で、最初に裏切者認定されるも恐らく無実であろう田波課長に、鈴木浩介。



「CODE」の陰謀によって殺されたと見られる、鑑識課員にして主人公の婚約者だった七海に、臼田あさ美。



ほか、玉山鉄二、兵頭功海、渋谷謙人etc…といったキャスト陣が脇を固めてます。

台湾ドラマのリメイクって事だけど、スマホアプリの「CODE」を通して願いを叶えてくれた相手が求めてくる代償は、要するに犯罪。相手の顔も名前も知らないまま、一歩足を踏み込んだら二度と抜け出せないシステムとか、昨今流行りの「闇バイト」がモチーフになってるのは明らかで、そのあたりは日本版独自のアレンジかも知れません。

あるいは、闇バイトを彷彿させるストーリーだからこそリメイクしたのかも知れず、いずれにせよ、そのタイムリーさこそが肝と言えそうな作品。

裏を返せば、巷に溢れるそのテのドラマや小説が闇バイトを誘発してる可能性もあるワケで、創り手の皆さんはもうちょい責任感を持つべきかも?



今こういう話をやるなら、どうすれば闇バイトに手を出すようなバカを生まないか、その方法を具体的に示さないと意味が無いと私は思います。抜けたくても抜けられない怖さはよく描かれてるけど、それだけなら報道で充分伝わって来ますから。

やっぱり、犯罪者は皆殺しにするしかありません。悪いことしたヤツは必ず全員殺される。それで一挙解決ですよ、ニカッ!👍


 


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