井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

名前の通り女性的で可愛らしいヒメイチゲ

2011年04月07日 | 日記
花の径はキクザキイチゲ、アズマイチゲなどの3分の1程度で、とても可愛らしい。



ヒメイチゲの花です。キンポウゲ科イチリンソウ属。
花茎には3個の有柄の葉が輪生する。これを総苞葉と呼び、茎葉とも呼ぶ
この花茎は根出葉と根茎でつながっていて、ヒメイチゲの花のあるところを良く見ると、近くに根出葉が見つかることが多い。根出葉は総苞葉より幅が広い。



エゾイチゲの花です。
ヒメイチゲに良く似ていて、総苞葉(茎葉)がヒメイチゲより幅広である。「ヒロハヒメイチゲ」の別名はそこから生まれたものである。ただし、小葉の幅には個体差があるから、幅だけで区別するのは難しい。
花弁状の萼片、ヒメイチゲは5枚だが、エゾイチゲは5~7枚で6枚であることが多いから、それで区別することができる。



ヒメイチゲの果実です。
ヒメイチゲの仲間の花は、中心部に緑色の雌しべが多数あり、受粉後子房が膨らみ、金平糖に似た形の果実になっていく。
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