井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ツルニンジン2

2018年09月24日 | 日記


ツルニンジンの蕾。キキョウ科ツルニンジン属。
5枚の萼片が敷石状(端部が重ならない)に集まり蕾をつくる。少し縦長の楕円形で先がとがる。



ツルニンジンの開花直前。
萼片が開いても、花弁は少しの間開かずに、受粉活動を始める。
花弁を開く前に雄しべは花粉をだし、雌しべの柱頭につける。この時柱頭は開いておらず受粉・受精しない。



ツルニンジン雄性期の花。
花弁を開いたばかりの花、雌しべの柱頭に花粉をつけ、その状態で昆虫に花粉を他の花に運んで貰う。雄花の働きをする「雄性期の花」である。
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