井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

オタネ浜の花30ママコノシリヌグイ1

2016年10月28日 | 日記


ママコノシリヌグイの群落。タデ科イヌタデ属。
イヌタデ属の仲間、茎に下向きの刺があるタイプ(ミゾソバなど)とないタイプ(イヌタデなど)
ママコノシリヌグイは刺のあるタイプで、刺の強力さは最強クラス。道端だけでなく畑などにも浸入してきて「大変てこずる」という話も聞くが、札幌周辺ではあまり見かけない。



ママコノシリヌグイの刺。
刺の強力さは仲間のイシミカワと双壁、ミゾソバなどとは比べ物にならない。
その刺の鋭さから「継子の尻ぬぐい」の名がついた訳で、差別的な呼び方であり、酷いネーミングの筆頭とも言われる。
ちなみに、イシミカワには「蛙の面掻き」の別名がある。



ママコノシリヌグイの葉。
左:ママコノシリヌグイ 右:イシミカワ
ママコノシリヌグイとイシミカワとは同じイヌタデ属で良く似た点がありよく間違われる。
どちらも刺が強力で、葉の形は三角形。ただ、葉柄の葉身へのつき方が違う。イシミカワの葉柄は葉身の基部から内側に入ったところに楯状につくが、ママコノシリヌグイの葉柄は葉身基部に普通に近い形でつく。
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