オオマツヨイグサの群落。アカバナ科マツヨイグサ属
開けた撹乱地などに多い2年早。2年草だが、条件によって3年草にも4年草にもなる「可変性2年草」。
「富士には月見草がよく似合う」と太宰治が書き、それがこのオオマツヨイグサではないかと言われる。
ただし、ツキミソウという種は別にある。
オオマツヨイグサのロゼット葉。
メマツヨイグサと比べて細く、メマツヨイグサのように赤く色づく葉がない。
主脈はいずれの葉でも明瞭。メマツヨイグサでは側脈もはっきりしているが、オオマツヨイグサでははっきりしない。
オオマツヨイグサの花。
メマツヨイグサの花は径が普通3~4cm、オオマツヨイグサの花は7~8cmはあるのではっきりした違いがある。
マツヨイグサ属の花、花柄が長く見えるがこれは花筒で子房を包んでいる。
花弁は4個、雄しべは8個。夜に開花し夜行性のスズメガに花粉媒介を託すが、スズメガの体は鱗粉に被われていて花粉が
つきにいくい。そこでマツヨイグサの仲間の花粉は糸で繋がっていて、一寸でも引っ掛かれば一度に沢山の花粉を運んで貰える。
雌しべは1個で、柱頭は4裂する。
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