ハナタデの群落。タデ科イヌタデ属。
イヌタデ属でイヌタデとは検索表上最も近い種。茎に上向きの刺をもたないグループ。
ハナタデは山地の林縁などに生え、街中の道端や空き地などでは見られない。その辺の性質から「やぶたで」の別名がある。
イヌタデ属の仲間で、ミゾソバなど茎に下向きの刺を持つグループは球状と言うか、頭状の花序をつけるが、イヌタデやハナタデの仲間は穂状・紐状の花序となる。
イヌタデの花序は赤みが強く密に花をつけるが、ハナタデの花序は全体が白っぽくて花はまばらにつける。ただし、それぞれに個体差があり、紛らわしいケースもある。
ハナタデの葉。
ハナタデの葉はイヌタデに似るが、葉の中央部付近が幅広で、先に向かって急に細くなっていく。徐々に細くなるイヌタデとの相違点である。
表面にまばらに粗い毛がつき、中央部付近に黒い斑が入るものもある。
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