井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ハナタデ

2018年11月12日 | 日記


ハナタデの群落。タデ科イヌタデ属。
イヌタデ属でイヌタデとは検索表上最も近い種。茎に上向きの刺をもたないグループ。
ハナタデは山地の林縁などに生え、街中の道端や空き地などでは見られない。その辺の性質から「やぶたで」の別名がある。



イヌタデ属の仲間で、ミゾソバなど茎に下向きの刺を持つグループは球状と言うか、頭状の花序をつけるが、イヌタデやハナタデの仲間は穂状・紐状の花序となる。
イヌタデの花序は赤みが強く密に花をつけるが、ハナタデの花序は全体が白っぽくて花はまばらにつける。ただし、それぞれに個体差があり、紛らわしいケースもある。



ハナタデの葉。
ハナタデの葉はイヌタデに似るが、葉の中央部付近が幅広で、先に向かって急に細くなっていく。徐々に細くなるイヌタデとの相違点である。
表面にまばらに粗い毛がつき、中央部付近に黒い斑が入るものもある。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道の花・イヌタデ | トップ | 北海道の花・イヌタデとハナタデ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事