ムカゴイラクサの群落。イラクサ科ムカゴイラクサ属。
山地のやや湿ったところに生える多年草。草丈は40~80cmでエゾイラクサ(50~200cm)と比べて小さく、アイヌの人たちは「小さいイラクサ」と呼ぶという。
同じイラクサの名をもつが、エゾイラクサのイラクサ属ではなく別属(ムカゴイラクサ属)。
ムカゴイラクサの葉。
エゾイラクサの葉が対生であるのに対して、ムカゴイラクサの葉は互生。
図鑑ではムカゴイラクサの葉は「卵状楕円形」となっていて、「卵状長楕円形」とされるエゾイラクサよりズングリしたイメージになるが、実際にはムカゴイラクサの方が普通細長い。茎や葉に刺毛があって触れれば痛痒くなる点はエゾイラクサより強烈とも言われる。
ムカゴイラクサの花序。
ムカゴイラクサは雌雄異花(雌雄同株)で、茎頂に雌花序をつけ、下部の葉腋には雄花序をつける。
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