井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ミツバウツギはウツギの仲間か?

2010年06月12日 | 日記
三角山でも宮丘公園でも、ミツバウツギの花が咲いています。
ミツバ(3出複葉)で、枝が空洞になるのでウツギ(空木)、ミツバウツギの名の由来です。



ミツバウツギです。
花のつく枝には、先端に花序、基部には葉が2対つき、花のつかない枝では、葉(3出複葉)が2~3対つくといいます。(対生です。)



ミツバウツギ、花のアップです。
萼と花弁がそれぞれ5枚なのですが、同じ大きさ、同じ色で区別がつきにくいようです。
ただ、萼のほうが少し拡がるのに対して、花弁の方は半開きで平開しません。

ミツバウツギは、果実の形が変わっていて面白いので、果実の時期にまた紹介します。

「ミツバウツギはウツギの仲間か。」そう質問されることがあるといいますが、ミツバウツギはミツバウツギ科、
ウツギはユキノシタ科で、関係ありません。
ちなみに、ウツギはまだ咲いていないようです。



タニウツギで、こちらも今花の盛りです。
タニウツギはスイカズラ科です。

「ウツギ」つながりは何なのか。枝が空洞になるのがウツギ(空木)で、「ウツギ」と名につく樹木、日本では、6科10属30種以上あるといいます。
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