アオキの冬芽3(側芽)。ミズキ科アオキ属。
アオキの側芽は小さい。葉痕は三日月形(浅いV字形)で維管束痕は3個とされるが明瞭ではない。
小さい側芽は予備芽の働きをし、頂芽にトラブルを生じない限り芽吹かない、と考えられる。
アオキの葉と茎。
アオキの葉は枝先に集まってつく。葉身は卵状長楕円形で先は尖り基部は広いくさび形。縁には上半部に粗い鋸歯がつくが、個体差もある。斑入りの葉のものも。
葉も茎(枝)も青い(緑色)ということから「青木(あおき)」の名がつく。「青木葉(あおきば)」の別名もあり、学名(属名)の「Aucuba(あうくば)」は「青木葉」に由来する。
北海道の林業では針葉樹を{青木」と呼び、広葉樹は「雑木(ぞうき)」と呼ぶ。
葉を蒸し焼きにしたものは「シモヤケ」や「やけど」に効くという。
葉を蒸し焼きにしたものは「シモヤケ」や「やけど」に効くという。
ハクサンシャクナゲでは寒気に対して葉を裏側に丸めて耐えようとするが、アオキにもその傾向が見られる(シャクナゲほどではない)。寒さ対策であり乾燥対策でもある。
アオキの雄花序。
アオキは雌雄異株。前年枝の先に円錐花序をつけ紫褐色の小さな花を多数つける。
こちらは雄花序。雌花序より大きく小花の数は40~80個。
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