コシアブラの冬芽1。ウコギ科ウコギ属。
コシアブラの冬芽は円錐形、帯紫緑褐色~赤褐色で2/5ラセン生となる。
葉痕は大きくV字形で、維管束痕は11~16個。1年生枝は太く、皮目(ひもく:呼吸孔)は楕円形で大きい。
コシアブラの冬芽2。
コシアブラは側生枝は少なく、短枝が出来やすい。
落葉痕が何年分も重なり、イモムシ状になる。その短枝の先についた冬芽。
コシアブラの冬芽3。
短枝がある時長枝化することがある。短枝部分では葉痕と葉痕の間が詰まっているが、長枝化した部分では葉痕と葉痕の間が長くなる。
昔、コシアブラの樹脂を漉してウルシに似た塗料としたところから「漉し油」の名がついたという。
その塗料は「金漆(ごんぜつ)」と呼ばれ、金属の錆止めに利用された。
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