井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・センニンソウ1

2019年01月26日 | 日記


センニンソウの群落。キンポウゲ科センニンソウ属。
センニンソウは道端や林縁など日当たりの良いところに生えるツル性の半低木(基部が木質になる)。
茎はよく分枝し、他の木などに絡みつく。



センニンソウの葉とツル。
葉は対生し、3~7個の小葉からなる羽状複葉。小葉はやや厚手で全縁(鋸歯がない)。
葉柄、小葉柄を手のように使って、他の植物などに絡みつく。
属名のクレマチスは「巻きヒゲ」の意味だというが、ブドウ属のような「巻きヒゲ」はない。葉柄や小葉柄は最初短いが、支柱などに触れると伸び出すという。



センニンソウの蕾。
センニンソウの蕾はズングリ系の紡錘形。近縁のボタンヅルの場合は俵形に近い。
センニンソウの羽状複葉は葉軸が長く伸びて、一寸見には複葉に見えない場合がある。
有毒で、魚毒(川などに流して魚を採るのに使う)や蛆(うじ)殺しに使ったという。馬も有毒であることを知って食べないので「馬喰わず」の別名がある。
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