ヒヨドリバナ1。キク科ヒヨドリバナ属。
山地の林縁~草原に生える多年草で、属を代表する花だが北海道では個体数が少ない。
対生する葉をもち、サワヒヨドリと違って葉柄をもつグループ。
ヒヨドリバナ2。
秋の七草に数えられるフジバカマは北海道には分布しないが、このヒヨドリバナが一番の近縁。
葉はフジバカマより薄く、葉裏にはフジバカマにはない腺点がある。
フジバカマの葉はサワヒヨドリのように対生する葉が3深裂するものがあるが、ヒヨドリバナの葉は普通3裂しない。フジバカマの葉にはクマリンが含まれていて良い香りがするが、ヒヨドリバナの葉にはクマリンは含まれない。
昔は、ヒヨドリバナ属のことを「フジバカマ属」と呼んでいたという。
ヒヨドリバナ3。
ヒヨドリバナ属の花はみな良く似ている。
花の色は白~淡紅紫色で、ヒヨドリバナには白花が多いとされるが同定の決め手にはならない。
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