井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

クロツリバナなど、黄金山の花

2010年06月10日 | 日記
浜益の黄金山、標高の割りに高度感もあり、植相も豊かで、とても魅力的な山です。

今回、エゾノチャルメルソウはまだ花をつけていませんでしたが、いつの日かびしっと決めた写真を撮りたいと考えています。



クロツリバナです。
ツリバナの仲間では、若干高山性です。
ムラサキツリバナの別名もあり、こちらの方がこの花にあっているでしょうか。
花は5数性で、花弁、萼片、雄しべともに5個なのですが、不思議なことに、果実になると目立つ大きな翼が3個つきます。
5数性の花から、どのようにして3翼の果実になるのか、不思議です。



ミヤマアズマギクです。
超塩基性岩地帯には、良く似ていて少し違う、「アポイ」「キリギシ」「ユウバリ」などの名前のついた「アズマギク」があるといいます



クシロワチガイソウです。
ナデシコ科、ハコベの仲間です。
「ワチガイ」(輪違い)というのは、江戸時代に植物名の分からないサンプルに対して、「輪違い印」(2個の輪が一部重なった形)をつけておいたのが、そのまま植物名になったといいます。

この時には見当たらなかったのですが、茎の下部の節に、閉鎖花をつけるといいます.

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