ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「鏑木清方展」

2022-07-08 23:00:40 | 美術鑑賞
 安倍元首相が銃撃され死亡。日本で?驚いた。不謹慎だが、参院選挙期間中なので、自民党に風が吹いたね。

「没後50年 鏑木清方展」 2022.5.27-7.10 京都国立近代美術館
開館時間:午前9時30分~午後6時(金曜日は午後8時まで) 休館日:月曜日


たけくらべの美登利 かわいい


墨田河舟遊 他の舟が寄らないように舟の屋根から棒で他の舟を突いている(右端)ここには、描かれていないが西瓜を運ぶ舟、猿回しの乗っている舟とかもある


築地明石町 きれい。黒が効いている


浜町河岸 物思いにふけっているよう。踊りのお稽古の復習をしているのかな。


新富町 粋だねぇ

●朧駕籠 朧駕籠とは幽霊の乗る駕籠のこと。色のある花とモノトーンの幽霊の対比がいい。
●遊女 妖艶。物憂げな色気がある。
●鎧河岸 銀せん紙(銀箔の上に薄紙を貼ったもの)が雪の感じをよく表している
●ためさるゝ日 ひそめる眉、丸める足の指が絵踏みをためらう姿を表している。
●さじき 夢中で芝居に見入る親子。どんな演目を見ているのかな。

 金曜日は、20時まで開館しているので、行って見た。驚いた。結構、人がいるやん。しかし、綺麗な美人画を一杯見て、私は幸せだった。

 コレクション展の美人画も

鏑木清方 「砧」


土田麦僊 「舞妓林薦大下図」 でかっ。下図なのでぼやっとした色使い


上村松園 「舞支度」

 ユージンスミスの「戦争と写真」もよかった。「水葬」は、衝撃だった。
 「MONDO 映画ポスターアートの最前線」もよかった。ポスターがお洒落というか洗練されているというか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「遠い場所/近い場所」

2022-07-06 23:19:19 | 美術鑑賞
遠い場所/近い場所」 2022.6.25-8.7 国立国際美術館
休館日/月曜日(7/18は開館し7/19が休館) 開館時間/10:00~17:00(金土曜日は、20:00まで)

石川竜一「絶景のポリフォニー」 生々しいというか、「これを見る勇気があるんか?オラ」と言われているような写真の連続
 コロナ禍による行動や移動の制限によって、近視眼的になりがちな私たちの視野を豊かに広げてくれるような、多彩な作品を紹介。とくに東欧からロシアに関連する作家、また新収蔵を中心とした沖縄出身の作家の作品を

●竹川宣彰「迷信の地球儀」 大きな地図を紙風船の展開図のように切り抜く。すると地図は茨のように。切り抜いた展開図を球体に仕上げて地球儀にぶら下げる。二つの作品が出来上がる
●イリヤ・カバコフ「自分をよくする方法/翼」 拘束具のようなものに翼がついている。翼だから自由なようで拘束されて自由ではない感じ
●ミロスワフ・バウカ「51x4,85x43x49」 電気コードで天井からぶら下がる椅子。椅子の座面には、おまるのような穴が開いている。拷問具?
●ボリス・ミハイロフ「私が恐れるのは私の敵には顔がないことだ!」 写真の顔や目の部分がひっかき傷で消されている。人がモノに見えてくる。
●ボリス・ミハイロフ「無題」 男は、チェリーの入った袋を抱えながら、チェリーを食べる。手も口の周りもチェリーの汁で赤い。まるで血のようだ。
●山崎知佳子「あなたの声は私の喉を通った」 戦争のことをフィルムで若い女性が話すが、声は年老いた男の人。やがて、女性の顔に老人の顔がダブって見えてくる。沖縄の悲劇を忘れるなと言っているかのよう。
●カリン・ザンダー「郵送された絵画」 郵送するために作品にベタベタと送り状やら行き先シールやらが貼ってある。それこみが作品。
●北辻良央「オリーブ・ガーデン」 精巧な金属でできたオリーブの葉や実。しかし、幹が鉄パイプだったりする。オリーブの木にあるものは鳥小屋、あるものはベッドのスプリング、あるものは土の顔の部分やホーン。不思議。
●ミヤギフトシ「The Ocean View Resort」 英語で話してあり、字幕が日本語。終戦時前後に島に駐留している日本兵が、疑心暗鬼になって地元民をスパイとして処刑するとか なんとか。家に帰って調べて「久米島事件」のこと?そんなことがあったなんて知らなかった。本来は地元民を守るはずの日本兵のほうが米兵より怖いなんて。収容所でなんの音楽を聴いているのかと聞くと米兵が「ここの音楽が好きだから(後で教える)」と待たせたエピソードがいい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE MUSIC DAY 2022の感想

2022-07-05 22:53:18 | Snow Man
 さっくん、お誕生日おめでとうございます。

THE MUSIC DAY 2022の感想
●関ジャニ∞
 大倉くんが出演していた。よかった。でも、お身体を大切に。大倉くん、くれぐれも無理はしないでくださいね。

●ジャニーズシャッフルメドレー
 私は、ジャニーズシャッフルメドレーが大好きなのです!
「ギンギラギンにさりげなく」 下からの風を身体全体で受けとめる村上くんの体を張った茶番。それに負けじと体を張ったじーこ。関西魂を感じた。
「ガラスの十代」 ラウちゃんとなにわ男子のみっちー。美しい。
「愛なんだ」 横と入れ替わりにハイタッチして前に出ようとした丸ちゃんだが、横にハイタッチをすかされ 「なんや!」と言っているようなのがおかしい。丸ちゃんが若い子たちの輪に入れず、端っこで参加しているテイを演じているのが、かわいかった。そして、あべちゃんとさっくん。さすが、Snow Man。脚上げが、高い!
「硝子の少年」 亀梨くんと京本くん。色気のある二人は、眼福。
「Venus」 舘様、素敵でした。
「青春アミーゴ」 ジャニーズウェブで、言っていたけれども、めめは、Snow Manだから、足を高く蹴り上げて踊っていたんだね。お見事!

●Snow Man
 ひーくんがジャニーズウェブで「GrandeurでPARTY TIMEしたのは内緒です」と。なぬ?PARTY TIMEだと。「PARTY TIMEする」とは、踊りが激しすぎて衣裳が裂けることである。よく舘様がしているが、ひーくんも? 録画を見直すと、本当だ。股がパックリ。それでも、臆することなく踊り切るひーくんは、天晴れである。
 しょっぴーの衣裳(花柄のジャケット)がかわいかった。「HELLO HELLO」の時の象のジャケットも似合っていたし、しょっぴーは柄物のジャケットが似合うのかな。

 「イワクラと吉住の番組」で蛙亭のイワクラさんが、舘様愛を全力で語っていた。わかる、わかるよ~。イワクラさんが、とてもかわいかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『星を掬う』

2022-07-03 20:49:57 | 
『星を掬う』 町田その子 中央公論新社
 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。その後、私は、母に捨てられた――。ラジオ番組の賞金ほしさに、母に捨てられた夏の思い出を投稿した千鶴。それを聞いて連絡してきたのは、自分を捨てた母の「娘」だと名乗る恵真だった。この後、母・聖子と再会し同居することになった千鶴だが、記憶と全く違う母の姿を見ることになり・・・。
 冒頭の千鶴の夫のDVのすごさと千鶴の疲弊。母と同居することになるが、その家の同居人のワケアリ事情。母の若年性痴呆症。いやはや、すごい家族の物語。てんこ盛りの不幸が重層的に家族の物語と結びついて、深い話になっていくのだから。人によっては、辛くなるだろうけれども、私はよかった。
「誰かを理解できると考えるのは傲慢で、寄り添うことは時に乱暴となる。・・・相手を傷つける歩み寄りは迷惑でしかないし、自分を傷つけないと近づけない相手からは、離れること。」 例としてハリネズミを出していた。ハリネズミを抱いても傷つくだけだし、ハリネズミも刺したくないものを刺して苦しむ。だから、離れる。なるほど。千鶴も寄り添おうという人をわざと傷つけるような言動をするところがある。「わかる」って言う人ほど結局わかっていなくて、その人の自己満足だったりするから。
 「私の人生は、最後まで私が支配するの。誰にも縛らせたりしない」「家族や親って言葉を鎖にしちゃだめだよ」 「家族は支えあうもの」という恵真に聖子が放った言葉。強い。家族なんだからと泥船にひきずりこんで、皆おぼれてしまうことはしたくないよね。 「誰かに自分の人生を踏みにじられないよう、自分の人生を守ろう」という千鶴の言葉ともリンクするような気がする。
 「親に捨てられて苦しんできた。・・・大変だったかもしれないね。でも、成人してからの不幸まで親のせいにしちゃだめだと思うよ」 千鶴の捨てられたという気持ちが、結城くんのこの言葉や美穂の身勝手とも思える行動で少しずつ変わっていく。家族という鎖から解き放たれ、少しずつ前を向けたらいいなと思う。 
 『星を掬う』という題名。きれいだ。最後に、星を掬うという意味がわかって、さらに感動が深まった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする