『思い出のスケッチブック』『絵本よもやま話』

『思い出のスケッチブック　『クマのプーさん』挿絵画家が描くヴィクトリア朝ロンドン 』　E・H・シェパード 永島憲江 訳　‎ 国書刊行会
　ヴィクトリア朝の英国、ロンドンで少年時代を送った『クマのプーさん』の挿絵画家、E・H・シェパードが、まわりをとりまく人々、当時の街並みやできごとを、みずみずしい筆致でつづる自伝エッセイ。120点あまりのユーモアあふれるイラストとともによみがえる、少年の日のやさしい記憶。
　初めから終わりまで幸せな気持ちで読んだ。家族に愛され、大切にされた、幸せな生活が生き生きと描かれている。終始、穏やかで温かな気持ちで本を読むことができるって、稀有。

『絵本よもやま話』　赤羽末吉　偕成社
　日本を代表する絵本作家・赤羽末吉が、日々おりおり、絵本について見聞きし、感じたさまざまなことを綴ったエッセイ集。
　片手間ではなく、どれほど真剣に絵本に取り組んでいることか!?赤羽末吉さんの絵本へ向き合う姿勢には、頭が下がる。「絵本づくりの画室から」では、自ら絵本の解説をしてくれるので、絵本を傍らにして読みたくなる。

舘さまの二の腕が素敵

　Snow Manの7/14発売のシングル「HELLO HELLO」に入っている「Yum Yum Yum -Spicy Girl-」のＭＶが公開。シルエットのみのＭＶが先に公開されて、シルエットのみでもかっこいいのがわかったが、今回は顔出し。始めのズボンのポケットに手を突っ込んで、パコパコさせるところが好きだし、ラウールが体をうんと剃ってからのダンスもいい。そして、シルエットから、「舘さまはノースリーブじゃないの!?」と思っていたら、やはりノースリーブ。太い二の腕が拝めて、感謝感謝。おまけに脇毛もチラリと。「セクシー、ロイヤル、美しく」がモットーの舘さまだけあって、セクシーであった。私は、太い二の腕と腹筋が見えないくらいのお腹が好きなのだなとしみじみ思った。（太い二の腕フェチなのかなあ）「ブリュレ」の丸ちゃんも、ノースリーブで太い二の腕が久々に拝めてうれしかったもの。

　それから、お誕生日動画もおもしろい。（これは、ファンクラブ会員しか見ることができない）こーじの殺陣を使った動画、ラウールの愛の告白動画もよかったが、さっくんのアテレコ動画には驚いた。始め「この声優さん、さっくんに似ている気がするけれども、誰だろ？さっくんが、お友達の声優さんに頼んだのかな」と思っていたら、さっくん本人がアテレコをしているのだった。さっくんは、声優に向いているなあ。スノーマンは、みんな、ダンスだけでなくバラエティが上手。個性がかぶらないのが、スゴイ。

『高瀬庄左衛門御留書』

『高瀬庄左衛門御留書』　砂原幸太朗　講談社
　神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
　無難に人生を終えようとしていたら、思わぬことに巻き込まれていく庄左衛門。私は、主人公が淡々としているこの本が好きだな。心にわだかまりを抱えつつ、実直に生きる。物語がどんどんと思わぬ方向へ転がっていき、夢中でページをめくった。今まで関わった人の人生が交差し、大きなうねりを生んでいく。伏線がきれいに回収されて見事。
　庄左衛門と嫁であった志穂との関係もどうなるのかとドキドキ。幼いころの弦之助の姿と現在の姿が二重写しになる場面。裁きの場で強訴の扇動者である幼馴染の名を忘れたと言う場面。どれも印象深い。
「辛うない勤めなどございましょうか」「人などと申すは、しょせん生きているだけで誰かのさまたげとなるもの。･･･されど、ときには助けとなることもできましょう。均して平らなら、それで上等」「選んだ以外の生き方があった、とは思わぬことだ」「すべてを持つ者など、いるわけがなかったな」年を経たからこそ、出てくる庄左衛門の言葉がいい。

丸ちゃん、自信をもって！楽しんで！

　ジャニーズヴィレッジ3の罰ゲームの村上くんの地雷メイクを見る。お目目パッチリの村上くんだけあって、カワイイの一言。ガニ股の立ち姿、スカートからのぞく脛毛、女の子と違うガタイ。でも、太い顎を両手で隠せば、乙女そのもの。カワイイ。キャンジャニの村子のときは、他を引き立たせるためにちょっと　おブスに仕上げていたが、今回はカワイイ。もっと本気を出せば（口紅とか）、もっとカワイイはず。夜更かしでは、ブスキャラといじられているが、本当の村上くんのポテンシャルを見よ。かわいいんだぞ。

　丸ちゃんが、何やらお悩みの様子。歌番組での「ひとりにしないよ」生歌唱で歌いだしの音程が不安定なのを悩んでいるのかな。歌番組では、「音響があれ？」ということが多々ある。が、丸ちゃんの場合は、イヤモニの調整がうまいこといかないらしい。（本人は、言い訳に聞こえたらごめんと言っていたが）
　私は、丸ちゃんの優しい声が好き。丸ちゃんの「ひとりにしないよ」の歌い出しは、すごく好き。若者言葉での「エモい」という感じ？関ジャムでも、ライブでも、鼻唄でもきちんと歌えているじゃないか。きちんとできているのだから、自信をもってほしい。
　スノーマンのデビューライブの映像を見ていて、彼らが「楽しむ」というワードを頻繁に使うなと思った。昭和世代の私なら「頑張る」というところを　平成世代のスノーマンは、「楽しむ」。肩の力を抜いて、すごくいいなと思う。
　丸ちゃんは、緊張しいだし、土壇場に弱いけれども、できるのだから自信をもって。舞台「マクベス」を見た時も思ったけれども、自分を信じて、迷うな。やり切るんだ！楽しんで！
　丸ちゃんの進化を見守ります。

「黒田泰三」

「黒田泰三」　2020.11.21－2021.7.25　大阪市立東洋陶磁美術館
開館時間：午前9時30分－午後5時

壺


壺

白磁のみ。端正な形。轆轤目の肌。真向勝負の潔さを感じる。そうかと思えば、ちょっと崩すところも魅力。黒田泰三さんを存じ上げなかったが、よかった。一個一個もいいが、組み合わせて展示するほうが、造形の美が際立っておもしろいのではないかなと思った。
イラストレーターの黒田征太郎さんは、兄だとか。黒田泰三さんは、今年の4月13日に亡くなられた。ご冥福をお祈りいたします。


台皿　堂島川を背景にして


割台皿


鉢


壺


壺


茶碗


円筒


台皿


鉢


壺