『ガラスの犬 ボーム童話集』 フランク・ボーム 津森優子訳 岩波少年文庫
魔術でほえるピンク色の「ガラスの犬」、一粒でたちまちピアニストになれる「魔法のあめ玉」、鳥を守るのんきな「妖精ポポポ」……。『オズの魔法使い』の作者が子どもたちを楽しませるためにつづった、現代アメリカのおとぎばなし集。
グリムやアンデルセンのほうが好きかな。お話の後に教訓ぽい一言が付くのが好きではない。
『スピリット島の少女 -オジブウェー一族の一家の物語-』 ルイーズ・アードリック作 宮木陽子訳 福音館書店
自然や動物を敬いながら生きる先住民の暮らし、伝統、文化を、四季折々の風物詩を交えて浮き彫りにする。先住民を祖先に持つ著者が、自らのルーツをたどる中から生まれた『大きな森の小さな家』の先住民ヴァージョン。
友達のおススメ本。いやあ、読みごたえがあった。
天然痘で島民が絶滅した中、一人助かった赤ちゃん。その赤ちゃんが、島から助けられ、オマーカヤズとして育てられる。自然の中で生き生きと暮らすが、天然痘、飢えとさまざまな不幸が訪れる。それにもめげずに必死に生きていくオマーカヤズ。といってスーパー少女ではない。弟をうざいと思ったり、仕事をさぼろうとしたり、大好きな下の弟が死んだときには動くことができなくなる。等身大の女の子が、ジグザグしながら成長していく物語。
よかったとしみじみと思った。
魔術でほえるピンク色の「ガラスの犬」、一粒でたちまちピアニストになれる「魔法のあめ玉」、鳥を守るのんきな「妖精ポポポ」……。『オズの魔法使い』の作者が子どもたちを楽しませるためにつづった、現代アメリカのおとぎばなし集。
グリムやアンデルセンのほうが好きかな。お話の後に教訓ぽい一言が付くのが好きではない。
『スピリット島の少女 -オジブウェー一族の一家の物語-』 ルイーズ・アードリック作 宮木陽子訳 福音館書店
自然や動物を敬いながら生きる先住民の暮らし、伝統、文化を、四季折々の風物詩を交えて浮き彫りにする。先住民を祖先に持つ著者が、自らのルーツをたどる中から生まれた『大きな森の小さな家』の先住民ヴァージョン。
友達のおススメ本。いやあ、読みごたえがあった。
天然痘で島民が絶滅した中、一人助かった赤ちゃん。その赤ちゃんが、島から助けられ、オマーカヤズとして育てられる。自然の中で生き生きと暮らすが、天然痘、飢えとさまざまな不幸が訪れる。それにもめげずに必死に生きていくオマーカヤズ。といってスーパー少女ではない。弟をうざいと思ったり、仕事をさぼろうとしたり、大好きな下の弟が死んだときには動くことができなくなる。等身大の女の子が、ジグザグしながら成長していく物語。
よかったとしみじみと思った。