『服を買うなら、捨てなさい』

　壊れてしまったパソコンを回収に出すように手続きをする。壊れてしまってデータを消去できなかったので、物理的にハードディスクを破壊した。リサイクルマークのついているパソコンは無償でメーカーが引き取ってくれるなんて知らなかった。ごみ箱に入れてごみ箱を空にしても、初期化してもハードディスクにデータが残っているなんて知らなかった。パソコンには、ハードディスクを消去できる機能があるんだね。
　要らなくなったブラウン管テレビも処分した。神戸市のホームページで探して、引き取り業者に連絡。リサイクル費用の他に引き取り手数料が3240円かかる。しかし、ブラウン管テレビは重いので、業者さんに引き取りを依頼した。
　ごみを捨てるにもいろいろややこしい。めんどくさいので、ついつい後回しになる。ごみ屋敷になる気持ちがわかるわあ。

『服を買うなら、捨てなさい』　地曳いく子　宝島社
　キャリア30年超のスタイリストが語る本当にお洒落な人の服の買い方。
　若い人には理解できないかもしれないが、私のようなおばちゃんにはストンと納得できる。「流行なんて関係ない。自分をよく見せたもの勝ち」「買うは天国、捨てるは地獄」（これは、服だけではなく、すべてにあてはまる！）「得点を稼ぐ前に減点を防ぐ」（人はマイナスポイントのほうが印象に残る）など金言がいっぱい。「好感の持てる若々しい姿とイタイ若作りは違います」など中高年が陥りやすい間違ったオシャレ観を正し、捨てるべき服や買っていい服を教えてくれる。
　ワンパターンでいいじゃないか、似合わない服を無理して着てバリエーションを増やすより似合う服を何回も着たらいいじゃないかという言葉には、なるほどと思った。　私は、太ももが太いのでパンツスタイルが似合わない。スカートばかりはおもしろくないからと時々パンツをはいていたが、無理してパンツに挑戦しなくていいんだと思った。
　中高年女性におすすめの本。