ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『あきない世傳 金と銀 源流篇』

2016-03-01 20:57:04 | 
 本当に意志が弱い。発表の練習をしないで、また本を読んでしまった。あかん、本当にあかん。

『あきない世傳 金と銀 源流篇』 高田郁 角川春樹事務所
 学者の子として生をうけた幸。父から「商いは詐(いつわり)なり」と教えられたが、飢饉や父・兄の死を経て九つで大阪の呉服店・五鈴屋に奉公に出る。慣れない商家で店の表には出られない女衆でありながら、番頭治兵衛に才を認められ、幸は商いに心を惹かれていく。
 「『笑う門には福きたる』って。どないえげつないこと言われたりされたりしたかて、笑うてやり過ごしなはれ」
 「・・・物事を悪い方へ悪い方へと、つい考えてしまう。それが癖になると、自分から悪い結果を引き寄せてしまうもんだすのや。断ち切るためにも、笑うた方が宜しいで」
 「大阪は商いの街だす。尖ったことも丸うに伝える。言いにくいことかて、笑いで包んで相手へ渡す」
など番頭さんの言葉がいい。
 おもしろかった。幸と智蔵はどうなる?まさか、徳兵衛と?早く続きが読みたい。
  
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