ささやかな幸せ

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當る寅歳吉例顔見世興行 第二部

2021-12-25 14:19:09 | 歌舞伎
 顔見世の感想をしるすのを忘れていました。今さらという気もしますが、記録として残しておきます。もっと感想がいっぱいあったはずなのに、日にちがたって忘れていることがあるような気がします。

當る寅歳吉例顔見世興行 第二部



●三人吉三巴白浪
 夜鷹のおとよは、昨夜相手にした客が落とした百両のお金を返そうと男を探していたところに、お七と名乗る娘に道を尋ねられる。案内しようとしたところ、お七はおとせからお金を奪い、おとせを川の中へ突き落とす。実は、お七は娘の姿に化けて盗みを働くお嬢吉三であった。そこへ、男が現れ、百両を貸せと言う。その男は、盗みを生業とするお坊吉三。二人は、意地の張り合いから刀を交わす。その二人の仲裁に入ったのは、盗賊として名をはせた和尚吉三。同名に三人が出会ったのも縁だと、血盃をかわし、義兄弟の契りを結ぶのであった。
 お嬢吉三の孝太郎さん、お嬢さんからガラリと男に変わるのが鮮やかでした。「こいつぁ春から縁起がいいわ」の名セリフを聞くことができて、嬉しかったです。
 隼人さんは、高校生の時からイケメンだと思っていましたが、やっぱりイケメンです。
 二階席だったのですが、おとせが川に落ちるところもバッチリ見えて、結構よかったかも。

●身替座禅
 恐妻家の右京は、愛人の花子に会うために、いろいろと画策する。妻の玉の井から一夜の座禅を許された右京は、太郎冠者を身替りにして花子のもとへ。そこへ夫の身を案じる玉の井が見舞いにやってくるが、太郎冠者は正体がばれるのを恐れて衾をかぶったまま。玉の井が無理やり衾を取り、正体がばれた太郎冠者は、恐れをなして事の次第を白杖する。怒り心頭の玉の井は、太郎冠者に代わって衾をかぶり、夫を待つことに・・・。
 身替座禅を見たことがなかったのです。やっと見ることができてうれしかったです。おかしい、おかしい。
 侍女の千之助さんと莟玉さんが綺麗でした。

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