ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

當る亥歳吉例顔見世興行

2018-12-02 12:21:31 | 歌舞伎
 京都南座へ顔見世初日に行きました。

新しい南座 




まねき 仁左衛門さんと左團次さんのまねきが切れちゃいました・・・。


たけうま 今年もB'zの松本さんの見っけ


南座の売店だけで売っている八ツ橋サンド 八ッ橋と生クリームのハーモニーが美味しい!去年食べて美味しかったので、虫押さえ用に買う。


新しい南座 座席の床が傾斜しているので、見やすくなっている。座席も前より座り心地がいい。トイレも自動で流水音が流れ、自動洗浄できれい。


夜の部の演目はこちら 
<義経千本桜>
 やはり仁左衛門さん(いがみの権太)は、スゴイ。華がある。うまい。ねじり鉢巻きで涙をぬぐうふりや子を足蹴にできず逡巡するところなどグッときた。小金吾役の千之助さん(祖父が仁左衛門さん、父が、孝太郎さん)が、初々しく熱演。扇雀さん(鮓屋の看板娘・お里)が、かわいらしい。そして、子役がすごかった。高貴な子の役の子は、長い間微動だしなかった。権太の子の役の子は、身代わりとして花道をトボトボと歩く姿や父を慕う姿に涙を誘われた。時蔵さんは、小粋な女形が似合うと思っていたが、高貴な維盛役をやっていてビックリ。

<面かぶり> 
 鴈治郎さんの舞踊。登場した童子役・鴈治郎さんの愛らしいこと!早着替えや花笠が飛ぶ仕掛けなど見どころもいっぱい。馬具を使った踊りは圧巻。馬具の足拍子がお囃子とピッタリと合う。なによりあの馬具を使っての踊りは、とても難しいはずなのに軽々と踊る鴈治郎さんに目が釘付けだった。

<弁天娘女男白浪>
 有名な演目だが、見たことがなかったので見ることができてうれしい。愛之助さんが、正体を見破られて、可愛らしい娘からごろつきの男に変わる対比が鮮やか。愛之助さんは、言葉がはっきりして聞きやすいし、声がいい。
 花道の入り口から傘だけがニョキと出て、登場となるが、傘が花道横のお客さんに当たりそうでヒヤリとする。

<三社祭り>
 千之助さんと鷹之資さんの舞踊。一生懸命に踊る姿を応援したくなる。

 席は後ろだが、花道の横。権太の女房・小せんを演じる秀太郎さんが花道のお客さんと目を合わせて微笑みながら花道を去るのがうれしい。しかし、花道の奥の話声が気になった。(特に、弁天娘女男白浪)幕間に表の戸を開けるのか、結構寒かったし。2扉に近い席の方は、ショールや羽織ものが必要かも。

 さあ、これで、年が越せる。大掃除しなくちゃな。
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