ささやかな幸せ

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「よみがえる正倉院宝物」

2020-08-26 22:09:07 | 美術鑑賞
「よみがえる正倉院宝物-再現模造にみる天平の技-」 2020年7月4日~9月6日 奈良国立博物館
休館日:毎週月曜日 開館時間:午前9時30分~午後5時、毎週金曜日は午後7時まで

右上 模造金銀荘横刀
右中 模造酔胡王面
右下 模造螺鈿玉帯箱 中の内張も美しい
中央 模造螺鈿紫檀五絃琵琶
左上 摸造蘇芳地金銀絵箱 表からは見えない底の裏まで模様がある。
左中 模造黄金瑠璃鈿背十二稜鏡
左下 模造黄銅合子


模造螺鈿紫檀五絃琵琶 隅々まで飾りをほどこしてあることに驚く。玳瑁は、裏から彩色して使っているとか。材料集めに時間がかかり、完成まで15年かかったという。


右 模造螺鈿紫檀五絃琵琶 表
左            裏 
中 模造黄金瑠璃鈿背十二稜鏡 七宝製。花びらは一枚ずつくっつけるようにして作られている


右上 模造七条織成樹皮色袈裟
右中 模造金銀鈿荘唐大刀
右下 摸造赤地唐花文錦
左上 模造螺鈿箱
左下 模造螺鈿紫檀五絃琵琶


右上 模造黄金瑠璃鈿背十二稜鏡
右中 摸造蘇芳地金銀絵箱
右下 模造金銀荘横刀
左上 模造酔胡王面
左下右 模造螺鈿紫檀五絃琵琶
左下左 模造黄銅合子

 模造品だと侮るなかれ。職人が忠実に再現した技に感嘆してしまう。また、現代の最新技術が再現を可能にするという。1300年前当時の美しい色彩がよみがえっている。正倉院展では、銀など変色してしまって黒くなり、せっかくの文様が見づらかったりする。しかし、本展覧会では、模様がはっきりと見ることができる。当時の技と現代の技と、時空を超えて技のすばらしさを感じることができる。

●模造紅牙撥鏤撥 かわいい。横から見ると薄い
●模造袈裟箱 飾りはなく、シンプルな塗の箱。こういうただの箱が難しいと思う。
●模造箭 矢羽根の山鳥とおしが美しい
●模造筆 筆のキャップがすごい
●模造黒柿蘇芳染金銀山水絵箱 私が一番好きな作品。金銀で描く山水が美しい。


螺鈿箱レプリカ缶飴をお土産に買った。
五絃琵琶のフィギュアを買えばよかったと後で思った。


 

コメント
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