ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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『南方録を読む』

2020-04-28 21:48:09 | お茶
 自粛で道路が空いているからか、暴走族が走っていた。やめてくれ~。

『南方録を読む』 熊倉功男 淡交社
 千利休が確立した茶法、茶禅一味をめざす草庵茶の精神を伝える『南方録』は、高弟南坊宗啓が、利休居士からの聞き書きをまとめたものとされる。経済の発展とともに茶道が広がりを見せた元禄期、筑前福岡藩黒田家の家老、立花実山によって見出され、その自筆本が伝世する。その『南方録』を解説。
 お茶の姉弟子から借りっぱなしだった本をやっと読み終わった。自粛様様である。
 難しかった。お茶は仏の修行なんだなと思った。
 わびは、非対称の文化・非対称の美だとか。そこに美を見出す利休はスゴイ。
 利休の茶会の記録に、菓子として椎茸の煮物があるのに驚いた。し、シイタケ!?甘く煮たものだろうか。
 道具は、人柄にあったものを使うということで、老人だと華やかなもの、大男ならば小ぶりの道具と。これは、俳句の取り合わせにも使えるかも。

 去年、香雪美術館の庭園見学会に行った。そこに、砂雪隠があった。実際には使用しない飾りのトイレである。

 なんでと思ったら、答えがわかった。露地の清浄を示すもので、客は拝見するらしい。
コメント
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