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ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『さざなみの彼方』

2025-07-27 13:51:05 | 
『さざなみの彼方』 佐藤雫 集英社
 時は戦国。茶々(淀殿)は幼い頃、住んでいた城を信長に落とされた。
父が自害に追いやられるも、生まれた時から共に育ってきた大野治長に守られ、逃げることができた。治長は茶々を一生守ると誓い、茶々も彼にそばに居てもらいたいと願う。その後、ふたりは柴田勝家の元に身を寄せたが、今度は秀吉に城を攻められ、茶々の母が自害する。そして二度目の落城を経験した茶々は、秀吉に側室になれと言われてしまい……。 
 歴史小説というよりは、恋愛小説のような感じで読みやすかった。
 秀吉と茶々の子は石田三成との子だと思っていたら大野治長説もあるんだね。とゲスイ私。
 でも、秀吉と茶々が心を交わすところなんて、よかった。
 
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『カフネ』『星の教室』『国宝』『瓢箪から人生』『ルポ 低賃金』

2025-07-20 11:07:12 | 
『カフネ』 阿倍暁子 講談社 
 法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。 
 本屋大賞。
 冒頭から心をつかまれる。そして、終盤に皆から愛されていたと思っていた弟の苦悩や実像を知り、あっと驚く。
 カフネの訪問先では、現代社会の縮図というか いろいろな家庭の問題がでてくる。そこに寄り添うカフネの存在がいい。カフネという言葉-ポルトガル語で優しく髪を撫ぜるがいいじゃないですか!

『星の教室』 高田郁 角川春樹事務所
 主人公の潤間さやかは、中学でいじめにあい、中学の卒業証書を受け取っていない。義務教育さえまともに終えていないという枷が、社会でも家庭内でも、さやかを生き辛くさせていた。しかし、ある日、さやかは夜間中学という存在を知る。それは、戦争や貧しさや病など、さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちの集う学校だった。二十歳の春、さやかは河堀夜間中学への入学を果たす。仲間たちに支えられて過ごす日々が、学校や親への不信で雁字搦めだったさやかの心を解きほぐしていく。
 よきよき。上半期で一番のおススメ。あたたかで優しい。
 学んだことは誰にも奪えないと言う言葉がいい。「さやか」の名前を「さわやか、やさしい、かしこい」と外国人の友達が言うのもいい。(自分の名前も肯定的で奇麗な言葉で分解しようとを探したが、上手くできなかった)呪いの言葉を願いの言葉に変換するのもいい。

『国宝』 吉田修一 朝日新聞出版
 1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか? 
 文庫で上下巻、映画に行くので二日で読む。おもしろくて読むことができた。作者が三年間、黒衣を着て鴈治郎さんについて身近に見ただけある。
 名跡を襲名するのに俊介ではなく、血のつながっていない喜久雄が継ぐ。そのことで先代が亡くなるといじめにあう。喜久雄は、育ててもらった恩や失踪した俊介を思い、家の膨大な借金を背負う。後ろ盾を求めて、有名歌舞伎役者の娘に手を出し。とにかく喜久雄の波乱万丈、壮大すぎる一代記。

『瓢箪から人生』 夏井いつき 小学館
 大人気番組『プレバト!!』の誕生秘話、師匠・黒田杏子さんとの出会い、父親の思い出、夢枕獏さんとの意外な交流……夏井いつきさんがこれまで出会った忘れ得ぬ人たちを綴った全45編のエッセイを収録。 
 夏井先生の俳句にかける波乱万丈の人生をえがいたエッセイ。先生の優しくあたたかな人柄がにじみでている。以前、xでこの本が朝ドラになるんじゃないかとつぶやいていたが、まさしくと思う。

『ルポ 低賃金』 東海林晋 地平社
 なぜ普通に働いても普通に暮らせないのか。 非正規労働者、漂流を余儀なくされる若者たち。シングルマザーや農民、個人請負の宅配ドライバー……。働く人々の現場から低賃金の国・ニッポンのありように迫り、非正規労働を急増させた財界の戦略を検証する。 
 普通に働いて普通に暮らせないなんておかしい。もはや自己責任ではないと思う。政治がなんとかしないと。
 そして、働くには住所も大切だが、スマホと身分証明書も大切だなと思った。
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「国宝」

2025-07-19 22:18:13 | 映画
 話題の映画「国宝」を見てきました。

「国宝」
 吉沢亮が演じる喜久雄は、長崎の任侠の家に産まれながら十代で親を亡くし、上方歌舞伎の名門当主に引き取られて部屋子(見習い)となる。その当主の家には、生まれながらに将来を約束された横浜流星が演じる実の息子である俊介がいる。生い立ちも才能も異なる二人がライバルとして互いに高め合い、芸に青春を捧げていくのだが。多くの出会いと別れが二人の運命の歯車を大きく狂わせていく。

 上映時間三時間と聞いてトイレが心配。端の席をとり、出かける前に餅を食べて臨む。(餅を消化するとき、水分が必要なのでトイレが遠くなるという噂。ライブがあると、会場近くのスーパーでは餅がなくなるという話あり)結果的には、涙を流したりしてトイレの心配はなかった。
 いやぁ、吉沢亮、横浜流星、その子供時代を演じた子役、すげえよ。素人目には違和感なし。一年以上みっちり練習したというが、相当命すり減らして打ち込んだのだろうな。一年であそこまで できないと思う。また、二人が歌舞伎の化粧をすると よく似ていて双子のよう。美しかった。
 そして、歌舞伎界の重鎮・万菊演じた田中泯、恐るべし。いそうだし、存在感半端なし。目が鋭く、極めた人だとわかる。もちろん、脇を固める役者たちもすばらしかった。個人的には、おぼこいと思っていた森七菜ちゃんがラブシーンを演じるのに驚いた。
 壮大な吉田修一原作を三時間にまとめた脚本もすばらしかった。原作を読まずに映画を見て、理解できるかなと思う所はあるが、うまいこと省いて新しく付け足したなと思う。
 また、歌舞伎の舞台の裏側を覗き見るような感じがうれしかった。舞台の下ってこんな感じなんだと。知っている先斗町の歌舞練場が「浪花座」になっているのを見て思わずニヤリとした。
 よかったよ。おススメ。
 
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俳句生活 兼題「涼し」で人

2025-07-10 23:08:27 | 俳句
 俳句生活 兼題「涼し」で人をいただきました。夏井先生、ありがとうございます。

風の道作りて涼し山の家        丸山隆子

 我が家では、玄関を網戸にして、玄関から反対側の窓を開け、洗面所や使っていない部屋のドアを閉めて風の通り道を作ります。結構、涼しいのですが、今年の夏は、無理~。エアコンに頼ります。
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写真de俳句「百日紅の名所」で人

2025-07-09 14:57:55 | 俳句
写真de俳句「百日紅の名所」で人をいただきました。ありがとうございます。

七宝の組子欄間や夏館            丸山隆子

 写真を見た時に SUPER EIGHTのアリーナ―ツアーで新潟に入った時に訪れた旧齋藤家別邸の手すりを思い出しました。



七宝の組子欄間ではなかったけれども、欄間が印象的だったので、それを句にしました。
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