ジャワ中部の古都 ジョグジャカルタのジャングルの中に築かれた
世界最大級の仏教遺跡 “ボロブドゥール”
一段一段の石の階段が高~い
“よいしょ よいしょ!” と 掛け声をかけながら登った
一日でも若い時に 旅行は楽しむべきだと実感!
頂上にたどり着くと なんといういい眺め!
360度の景観
遠くに ムラビー火山の山々
辺りはうす紫色に染まってきて
朝霧の立ち込める中 荘厳な夜明け
ストゥーバ(仏塔)のシルエットが くっきり浮かび上がってきた
目透かし格子状に積まれた石の間から
ご来光が!
光と影のファンタジー
72基のストゥーバ(仏塔)の中にも
等身大の仏像が納めてある
ガイドさんと ジャワの人たち
若者たちが "Japanese?" と尋ねたので "yes"
中国語ならすぐ出てくるけど 英語では??
where are you from? やっぱり英語が一番必要だな
ひょきんな右端の男の子が
日本語で 私は“ジャワ原人” と答えたのでみんな大笑い
総延長5KMに及ぶ 方形壇の回廊には
仏教説話にもとづいた浮き彫り彫刻のレリーフが
1460面 時計回りにつづいている
登場人物は一万人にも及ぶとさせている
その中の一人 釈迦に牛乳を差しだす “スジャータ”
コーヒーミルクの <スジャータ>
名前の由来は ここからだと説明してくれた
約1000年前 ムラビー火山の大噴火により
火山灰に埋もれて忘れ去られていた ボロブドゥール遺跡
19世紀の初め イギリスの将校が発見して世に知られるようになった
その後 オランダ人の手によって調査 再建が行われたが
時が経つにつれ再び荒廃が始まった
その後 ユネスコ世界遺産に登録され
各国の協力を得て 大きな修復作業が行われた
日本からの協力も受けた
たしか清水建設だったと思うけど・・・とガイドの説明
僕は “ジャワ原人”だといった若者が
向こうに見える山の形は 釈迦の涅槃像にみえるだろう
と 指をさして教えてくれた
日本語がとても上手で 親切に接してくれたガイドさん
なかなかの美男子だった
長年 火山灰に覆われて埋もれていた遺跡を
ここまできれいに修復され保存されているのには驚きだ
苔が生えて 安山岩が浸食されないように
ところどころに鉛を埋め込む工夫がなされているそうだ
釈迦像 雨水口
ボロブドゥールは
それ自体が 仏教的宇宙観を象徴する “巨大な曼荼羅”といわれている
手摺のない急な石段を 短い脚を精一杯伸ばして下まで降りた
下では ボロブドゥール遺跡の写真集を買ってもらおうと しつこく迫る売り子
少し離れたところにあるホテルで これから朝食だ