はなもくブログ

平成元年、仙台に重層的なヒューマンネットワークをと結成された、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の活動を紹介します。

雨中のはなもく花見

2011-04-24 21:25:33 | 例会案内/報告
 おととしは快晴で絶好の花見でしたが、去年は雪の残る風情、今年23日もあいにくの雨でした。

 暖房のきいたベニーランドの屋内で、外のベニシダレザクラを見つつ、11名の参加となりました。

 この遊園地でも飲酒の花見はもともと少ないのですが、今年ははなもくだけで、やはり控えられたようです。

 用意された飲食のほか、各人持ち寄りのお酒、食べ物が数多く立派なものになりました(冒頭写真はまだご披露前)。話題は当然ながら大震災のこと。被災体験や知人友人、仕事の関係などで被災地を訪れたことなどでもちきりでした。



 また元会員で現在は東京はなもく会の高橋重雄さんからは、花見のために日本酒、おつまみ、携帯カイロとウェットティッシュなど(写真)が宅配便で差し入れられました。お酒の「秘酔」は被災した酒蔵のもの。カイロは野外でのことを配慮してのことでしょう。

 高橋さんは岩手県が故郷、奥さんの実家が宮城県ということで、震災後休暇を取って知人親戚のお見舞いに沿岸部を訪問したそうです。「散文やはば」に寄稿した文章が同封されていましたので、こちらも紹介します。本当にありがとうございました。


東京はなもく会の高橋です

2011-04-19 20:46:28 | Weblog
 はなもく会の元会員で現在は東京はなもく会の高橋重雄さんからお見舞いメールをいただきましたので、紹介します。

 お元気ですか?東京はなもく会の高橋です。東日本大震災において、甚大な被害にあわれた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

 今朝(4/18)のめざましテレビで、八木山ベニーランドでのアトラクション復旧で、先週末より営業が再開されたとの旨、八木さんの中継を拝見させていただきました。スタッフの皆さんもご無事だったとのこと、本当に良かったです。

 私は、3月下旬から1週間の休暇をとって、レンタカーに食料品や生活用品、暖房品などの支援物資をつめ、岩手の三陸海岸(宮古から釜石)と、仙台湾沿い(松島から岩沼)を、親戚や友人、知人の方を尋ねて回りましたが、本当に信じがたい光景が続いていました。

 復興の道のりは長いものになりますが、地縁の絆を大切にして、みんなの心をひとつにして復興していけることを信じています。厳しい生活が続くと思いますが、どうぞご自愛の程お過ごしください。

(2通目)

 私の実家は盛岡近郊で被害はありませんでしたが、中学、高校、大学時代の友人3名が、それぞれ三陸の田老町、宮古市、山田町に住んでおり、震災後に連絡がとれずにずっと心配していました。

 友人3名は小中学校の先生をしており、学校が海から離れていたこともあり、みんな無事でしたが、震災後は避難場所となり被災者の方々への支援に当たっていたようです。

 又、宮古の知人(遠洋漁船の船主の方)は、ご家族が無事とのことでしたが、ご自宅が津波で被災されているにもかかわらず、町全体が壊滅的な状態となった山田町や大槌町の方を心配されていました。

 仙台太白区の妻の実家、多賀城の叔父の家族も無事でしたが、妻の実家の墓地のある仙台空港方面まで東部道路を走ったところ、名取川から岩沼にかけての津波の爪跡は信じられない光景が続いていました。

 連絡がとれていなかった自分の親族、友人知人の方の安否は確認できましたが、さらにその方々の身内の方が被災に遭われたことを考えると心から喜ぶことはできませんでした。

 東北の復興はとても長い道程となりますが、みんなの心がひとつになって、一日一日前に進んでいってくれることを願っています。

仙台はなもく73会再開します!

2011-04-14 12:21:12 | 例会案内/報告

数百年から千年に一度といわれる3.11東日本大震災に遭遇し、被災されたみなさまにこころよりお見舞い申し上げます。

まだまだ大きな余震も続き、原発も次々とトラブルを抱え予断を許さない状況は重々承知していますが、こういう時こそ、はなもく73会らしい活動を行っていくべきと幹事のみなさんと話し合い、4月21日の夜会から通常通りの例会を再開することとなりました。

不謹慎と怒られるやもしれませんが、あえてお花見も自粛しません。

この困難をともに乗り越えていきましょう!

趣旨をご理解頂き、ぜひ皆さまのご参加、お待ちしております。

(橋)

 


3月6日の朝例会

2011-04-01 20:56:39 | 例会案内/報告

 東日本大震災のわずか5日前に朝例会があり、旅行作家の櫻井史朗さんが講演されました。演題は「生き生き生きる~作家を目指してお遍路、シルクロードの旅へ~」。

 エジプトで買ったという民族衣装をまとった櫻井さんは、人生を30年サイクルで「成長期0~29歳」、「還元期30~59歳」、「蘇生期(ニューライフ)60~歳」に区分し、40代前半から自分探しを開始しました。

 生涯現役、夢への挑戦、生まれ変わった人生、他人のために役立ちたいと、いろんなことに挑戦。資格、外国語、お茶、ピアノ、旅行、ボランティア、カウンセラー、陸上トレーナー、作家などに興味を持ち、このなかで生涯続けられるものとして、ライフワークである作家、ライフホビーであるピアノをあげています。

 旅の魅力を本に託す旅行作家として、退職後の4日目に四国遍路の旅に出発、出版も果たします。あこがれていたシルクロードもグループや一人旅を実行し、2004年に8カ国、2008年には9カ国と、2回合計で248日を旅行しました。

 この旅の途上でのエピソードが、普通のツアーでないだけにエピソードの満ちたもので、参加者もうなずいたり、笑ったり、驚いたりの連続でした。

 なお櫻井さんは金華山で東日本大震災に遭遇、何とか乗り切ってヒッチハイクも経て、仙台にもどったそうです。これもドラマティックといえます。