はなもくブログ

平成元年、仙台に重層的なヒューマンネットワークをと結成された、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の活動を紹介します。

4月から夜例会は第三月曜です

2013-04-13 21:49:25 | 例会案内/報告
 本日河北新報朝刊の情報コーナーに、例会案内が掲載されました。ご覧の通り4月から夜例会は第三木曜から第三月曜日に変わりました。お間違えの内容にご注意ください。

 これまで会場の東北工業大学一番町ロビーさんでは、休館日である木曜日を提供していただきましたが、諸般の事情により開館日にということで変更になったものです。

 「はなの木曜日」の「はなもく」ではありますが、一番町ロビーさんの施設内容、好立地からあらためてお世話になることにしました。

 第8回4月15日(月)は18:30から。講師に山元町臨時災害FM放送局 りんごラジオ 局長高橋厚さんをお迎えし、「臨災局 りんごラジオ開局からこんにちまで」につき講演していただきます。紹介会員は幹事の佐藤司さんです。

「旅立つ友に」

2013-03-22 21:40:36 | Weblog
 久々に38°6Cの高熱。周りから鬼の攪乱とかもう歳だとか言われつつ・・。
この熱で味覚がおかしくなった。当たり前だと思っていたことが当たり前でないことに気づいたショック!

 今年の3.11に肉親を弔うために旅立つ友人にお悔やみのメールを打った。その返信に「毎日が哀しい」と。断ち切られたそれぞれの人生。「ガレキ約2千数百万トン」と、一言で言ってしまうには1人1人の足音や思い出がいっぱい詰まっているのだと、改めて思い返す。

 震災後2年を過ぎ、気仙沼市から山元町まで被災地での法務局や住宅支援機構など関係機関を一同に集めてのワンストップの相談所の企画も50か所余を数えた。

 これからも被災されている方々の悩みにできるだけ寄り添おうと思う昨今である。     (幹事 佐藤 司)

12月25日納会

2013-02-02 17:21:29 | 例会案内/報告
 昨日の記事と順序が逆ですが、去年12月25日納会をもって第24期の活動は終了。納会は近年にない49名の盛会となりました。



 会場は幹事の穴澤さんが紹介してくれた国分町の「エレファントマジック」。その名の通り店内には、エレファントの大きな置物がありました。



 会長挨拶、会の報告ののちに早速乾杯。それぞれのテーブルに分かれて懇談です。



 おなじみのフォルクローレグループ「エルアルマ」の演奏、そして締めとなる恒例ビンゴ大会では大いに盛り上がりました。

はなもく第25期発会式

2013-02-01 21:27:28 | 例会案内/報告
「慶長使節団の本当の目的とは」

 25年目を迎えたはなもく七三会、新春講演会講師は、元仙台市博物館館長の濱田直嗣氏でした。再認識させられた講演内容の一部を紹介致します。

 伊達政宗の発案で慶長使節団がスペイン、イタリアを目指し出航してから今年は400年に当たります。政宗は海外との外交、交易を目的に使節団を構成したとされていますが、その陰には出航2年前の1611年、仙台藩に甚大な被害を及ぼした慶長の大津波からの復興を、外交と交易により達成させるという大きな課題と位置付けたのです。この藩主の志を託された支倉常長を団長とする一行は大航海に挑みました。



 濱田氏は今回の大震災の遭遇に際しても、危機的状況に敢然と立ち向かう“伊達をする”精神の継承が必要であると結んでいます。あの日2011.3.11から1年11ヶ月が過ぎ徐々に復興の兆しが見えますが、過日被災者の方が「いつも誰かが店にいて笑顔で話しかけてくれると安心するし、気持ちが明るくなるの。」と話されていました。笑顔が心のケアに繋がるのですね。はなもく会は今年も種々の企画をいたします。笑顔でご参加下さい。

          副会長 池田ミチ

100年の計

2012-12-31 14:47:57 | Weblog
 東日本大震災からの復興元年と云われた2012年もはや年の瀬、発災から2回目のお正月を迎えようとしています。

 被災地では、復興に向けて少しづつですが動き出してきました。しかし、将来を見据えたグランドデザインや復興者との協議の無い、ハード整備・スピード優先の大号令のもと、100年後、後世に誇れるまちづくりができるのか、勝負の分かれ目となりそうです。

 さて、仙台はなもく七三会は、発足から25年目の節目を迎え、こちらも100年後!を見据え、新たな活動のアイデアを皆さんから募集したいと考えております。

 2013年が皆様、そして東北にとってより良き年となるよう、無理せず頑張りましょう。それでは、よいお年をお迎えください。
                                  会長 高橋雄志

東北お遍路(こころのみち)プロジェクト その3

2012-12-17 21:30:22 | 会員の活動
 ○農漁業・観光業など地場産業の再生と創出。

 津波により農業・水産・観光業は大きな打撃を受けたが、世界3大漁場を控える地域の生業(なりわい)、長く変化に富んだ太平洋岸の天然観光資源は無くなりません。
 神社仏閣、道の駅、水産市場、郷土博物館、美術館など地元施設の支援、四国遍路のお接待文化は有名ですが、「巡礼のみち」を地域住民と巡礼者の交流の場としたい。
 語り部などによる被災地域と観光客との親睦、慰霊の為のツーリズム事業の応援もしたい。

 ○自治体の枠を超えた太平洋岸被災地域のネットワークをつくる。

 これから先の防災や福祉のあり方、経済活性化を考えるにあたり被災地域の広いネットワークをつくりの支援。「東北お遍路(こころのみち)プロジェクト」活動と「巡礼のみち」を象徴するシンボルマークを公募、「巡礼のみち」を広くPRしていきたいと思います。

 現在、一般社団法人「東北お遍路プロジェクト」の申請を法務省に対して行っております。

 当法人は、東日本大震被災者の慰霊と鎮魂のために「市民の力によって震災の経験を1000年先まで語り継ぐ活動を行い、それによって地域の活性化を促進し、地域文化を継承していく」を目的に活動を始めて1年、具体的に少しずつ前進してきたと思います。

 ホームページ「東北お遍路」には全国からメッセージが届くようになりました。プロジェクトの社員(会員)も増やしていきたいと思います。これからも応援をよろしくお願いいたします。

東北お遍路(こころのみち)プロジェクト その2

2012-12-17 21:26:09 | 会員の活動
 そして、平成23年9月、青森・岩手・宮城・福島4県の同じ思いの約20人が仙台に集まり意見交換を致しました。ここに「東北お遍路(こころのみち)プロジェクト」がスタート、以後10回以上集まり議論を重ねてまいりました。

 現状を述べてみますと、

 ○「巡礼のみち」を設定する。

 犠牲者鎮魂・慰霊のために太平洋岸津波被災地、福島県いわき市から青森県三沢市まで約450㌔、いつでもどこからでも参加できる直線型で、歩きは勿論交通手段も自由とする。現在、環境省による三陸復興国立公園構想(仮称)、国交省の地域に配慮した高速道路網計画も進んでおります。
 巡礼と云えば八十八か所めぐり循環型四国遍路は有名ですが、巡礼ポイントを設定し日本はもとより世界中からお遍路さんを呼び込みたい。
 平成24年4月には東北お遍路(こころのみち)ホームページを開設、巡礼ポイントの一般公募は継続しており、現在100か所ほどの巡礼ポイント内定いたしております。「巡礼のみち」マップ作製も目指します。

 ○津波の記憶を風化させることなく将来世代へ伝承していく。

 震災伝承研究会による「震災遺構」、阪神淡路大震災のモニュメント、日本ウオーキング協会編「美しい日本の歩きたくなるみち500選」などを参考にして、巡礼ポイントに共通の道標を設ける。震災津波情報の記録展示、語りつぐ地域活動等で震災津波の記憶を1000年先まで何らかの形で継承していくシステムを考えます。

東北お遍路(こころのみち)プロジェクト その1

2012-12-17 21:18:01 | 会員の活動
 当会が関わる「東北お遍路(こころのみち)プロジェクト」。当会幹事の会沢浩平さんが、河北新報11月16日の「持論時論」にこのプロジェクトについて投稿されました。ここで、その元原稿を3回に分けて紹介します。ぜひ賛同、応援をお願いします。

 ここ1年、東日本大震災地を巡る語り部付きバスツアー、マイカーによる観光・見学者が増えています。参加者の多くは旅行を通して被災地・被災者を応援しようとする一般人、大規模災害の想定される地域自治体の行政・防災担当者です。また被災地の多くは水産業・観光業がその地域経済を担っているが、1年半以上経ても震災前の状況には程遠く復興・復旧は予想以上に果たされていません。

 震災直後半年のマスメディアによる真迫の現地映像、全国から集まった各種ボランティア活動は少なくなり、現地状況は「風化」の名のもとに一般の人々の記憶から無くなっていくのもやむを得ないのかもしれません。

 しかし、地域の人たちの声は未だに途切れることはありません。「我々を忘れないでほしい、この地域を思い出してほしい――」「いったいどうなるのでしょうこれから、不安です――」「一部の人は別にして、避難した大勢の人は戻ってきません――」「ここは離れたくは無いが、働く場所はありません――」「物見遊山でもいい、多くの人に来てほしい――」「原発による風評被害は遠く離れたここまであり、産物は売れません――」

 一方、これらの地域の人たちに対して「私は何かしたい」「何か出来る事は無いか」大震災直後から思いつづけていました。一個人では非力でも多くの人が集まり、多様な知恵を出し合い力を合わせれば何かは出来ると考えていた一人です。

25日は納会「エレファントマジック」へ

2012-12-07 20:19:08 | 例会案内/報告
 早いもので、もう師走です。

 昨年3月11日に発生した未曽有の東日本大震災から早1年9ケ月を経過していますが、津波被災地沿岸部の復興は遅々として進んでいません。建設促進に関しても、資材不足と労務費の高騰で予算が合わず、計画倒れや遅れが際立っています。

 国会議員の離合集散や選挙どころではなく、真剣に復興に立ち向かわなければ、国家国民としての権利や尊厳を失ってしまうように思われます。

 さて、今年の納会は70名収容可という大箱「エレファントマジック」で行ないます。借りるに際して最低35名以上の参加者が必要ということで、是非是非友人・知人をお誘いの上ご参加ください。

                                 幹事 松本真明

 日時:12月25日(火)18:00~21:00

 会費:4,500円

 場所:エレファントマジック

 住所:仙台市青葉区国分町2-9-32 千鳥屋ビル2F(1Fが「なか卯」)
    TEL 022-261-2887
   地下鉄南北線広瀬通駅より徒歩7分/勾当台公園駅より徒歩5分

 申し込み先:仙台はなもく七三会 [takahashi@matizukuri.com]

 なお、例年通りビンゴ大会を開催しますので、賞品として一人1点(1000円程度のもの、なんでもOK)をご持参ください。

東日本大震災から20ヶ月目となる11月11日。今日も被災地は何も変わっていません。

2012-11-11 12:19:46 | Weblog
一力さんからお預かりしていた気仙沼市と陸前高田市の被災から約1年後の姿をアップしました。遅れて申し訳ありませんでした。

【気仙沼市】
▼鹿折に打ち上げられた第18共徳丸

▼大川 この先には美しい桜並木があった。かろうじて1本残って見える

▼三陸河北新報社ビル

▼ポッキリ折れた街灯

【陸前高田市】
▼陸前高田の野球場 水につかった4基のライトが見える
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▼市役所入口の慰霊献花台

▼消防団員の犠牲が多かった