第8回4月15日夜会は、 安井妙子さん(建築家)、鳥山文蔵さん(東北放送㈱取締役)による「見えないものとの対話~鳥山米穀店の修復~」でした。
安井さんは、古民家再生の取り組みと、スライドにより屋内の温度環境とエネルギー使用量などの報告をしました。
古民家再生では古いものを大事に、空間を美しく、そして寒くないようにを基本にしている。設計に当たっては、それぞれに条件がある。柱が細いもの、書院造はむずかしい。
家を見てどう造り替えていくかを決定するのにもっとも大変だ。そこがノウハウだし、また予算が性能を左右してしまう。
鳥山家では温かくするために、暖房面積を5倍に、高気密高断熱オール電化古民家を誕生させた。ヒートポンプ暖房機と夜間電力使用のヒートポンプ給湯器を使用し、省エネもあわせ大きな効果を上げることができた。
鳥山米穀店の鳥山さんは、施主としての思いを語ってくれました。
仙台市内で古い建物が亡くなっていくのを残念に思っていた。店舗兼自宅はとにかく寒かったが、建物に愛着があり、何とか生まれ変わらせたいと。古民家セミナーに参加して、この際やってしまおうと安井さんに電話した。住んで温かい家に、家はこのままに、土台を補強して地震に耐えられるようにと、注文した。
11月に引き渡しを受け、住んで2年。今は冬でもパジャマ姿でもOKだ。建物は街の顔の一つになればうれしいし、原町の小学校からも見学に来ている。また精米機、ハカリ、机格子、一斗升、くど(窯)など、古いものを店の一角においている。
費用的にはそうとうかかったことも推測され、古民家再生にかかわる建築と施主のそれぞれの思いが十分にうかがえました。参加者が25名に及び、質問が多く出るなど熱気にあふれた例会になりました。
安井さんは、古民家再生の取り組みと、スライドにより屋内の温度環境とエネルギー使用量などの報告をしました。
古民家再生では古いものを大事に、空間を美しく、そして寒くないようにを基本にしている。設計に当たっては、それぞれに条件がある。柱が細いもの、書院造はむずかしい。
家を見てどう造り替えていくかを決定するのにもっとも大変だ。そこがノウハウだし、また予算が性能を左右してしまう。
鳥山家では温かくするために、暖房面積を5倍に、高気密高断熱オール電化古民家を誕生させた。ヒートポンプ暖房機と夜間電力使用のヒートポンプ給湯器を使用し、省エネもあわせ大きな効果を上げることができた。
鳥山米穀店の鳥山さんは、施主としての思いを語ってくれました。
仙台市内で古い建物が亡くなっていくのを残念に思っていた。店舗兼自宅はとにかく寒かったが、建物に愛着があり、何とか生まれ変わらせたいと。古民家セミナーに参加して、この際やってしまおうと安井さんに電話した。住んで温かい家に、家はこのままに、土台を補強して地震に耐えられるようにと、注文した。
11月に引き渡しを受け、住んで2年。今は冬でもパジャマ姿でもOKだ。建物は街の顔の一つになればうれしいし、原町の小学校からも見学に来ている。また精米機、ハカリ、机格子、一斗升、くど(窯)など、古いものを店の一角においている。
費用的にはそうとうかかったことも推測され、古民家再生にかかわる建築と施主のそれぞれの思いが十分にうかがえました。参加者が25名に及び、質問が多く出るなど熱気にあふれた例会になりました。