はなもくブログ

平成元年、仙台に重層的なヒューマンネットワークをと結成された、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の活動を紹介します。

「見えないものとの対話~鳥山米穀店の修復~」

2010-04-25 21:35:08 | 例会案内/報告
 第8回4月15日夜会は、 安井妙子さん(建築家)、鳥山文蔵さん(東北放送㈱取締役)による「見えないものとの対話~鳥山米穀店の修復~」でした。

 安井さんは、古民家再生の取り組みと、スライドにより屋内の温度環境とエネルギー使用量などの報告をしました。

 古民家再生では古いものを大事に、空間を美しく、そして寒くないようにを基本にしている。設計に当たっては、それぞれに条件がある。柱が細いもの、書院造はむずかしい。

 家を見てどう造り替えていくかを決定するのにもっとも大変だ。そこがノウハウだし、また予算が性能を左右してしまう。

 鳥山家では温かくするために、暖房面積を5倍に、高気密高断熱オール電化古民家を誕生させた。ヒートポンプ暖房機と夜間電力使用のヒートポンプ給湯器を使用し、省エネもあわせ大きな効果を上げることができた。



 鳥山米穀店の鳥山さんは、施主としての思いを語ってくれました。

 仙台市内で古い建物が亡くなっていくのを残念に思っていた。店舗兼自宅はとにかく寒かったが、建物に愛着があり、何とか生まれ変わらせたいと。古民家セミナーに参加して、この際やってしまおうと安井さんに電話した。住んで温かい家に、家はこのままに、土台を補強して地震に耐えられるようにと、注文した。

 11月に引き渡しを受け、住んで2年。今は冬でもパジャマ姿でもOKだ。建物は街の顔の一つになればうれしいし、原町の小学校からも見学に来ている。また精米機、ハカリ、机格子、一斗升、くど(窯)など、古いものを店の一角においている。

 費用的にはそうとうかかったことも推測され、古民家再生にかかわる建築と施主のそれぞれの思いが十分にうかがえました。参加者が25名に及び、質問が多く出るなど熱気にあふれた例会になりました。

雪花見の会開催しました!

2010-04-19 18:17:33 | 例会案内/報告
昨年に引き続き、八木山ベニーランドさんをお借りしてお花見の会を開催しました。

朝、カーテンを開けると雪、ゆき、ユキ・・・。
しかし、そこはさすがのはなもくの面々、ナニゴトも無かったかのようにメインゲートに集合し、暖かい「ふれあいホール」で、桜に積もった雪を愛でるという一期一会の雪花見となりました。



みなさん持ち寄った美味しい酒肴と佐藤司幹事特製の金粉入り熱燗で心も体もホクホクになりながら、楽しく贅沢な時間となりました。



八木山ベニーランドのスタッフの皆さま、そしてご配慮いただいた八木社長ありがとうございました。
さらに、幹事の労を取っていただいた平井さん、池田さん、佐藤司さんには感謝感謝です。本当にありがとうございました。

4/15「見えないものとの対話~鳥山米穀店の修復~」

2010-04-11 20:45:59 | 例会案内/報告
 第8回4月15日夜会の案内です。朝会から1週間でいつもより短いです。

 安井妙子さん(建築家)、鳥山文蔵さん(東北放送㈱取締役)による「見えないものとの対話~鳥山米穀店の修復~」です。

 施主鳥山米穀店の鳥山さんは『見えないものとの対話』の内容に従って修復の経緯や住み心地、さらに2度目の冬を過ごしての感想を話す予定です。

 安井さんは、古民家再生の取り組みと、スライドにより屋内の温度環境とエネルギー使用量などの報告をします。

 参加者には『見えないものとの対話』がプレゼントされるのでは。当日18:30~東北工業大学一番町ロビーでお待ちしています。

4月8日朝会

2010-04-10 16:18:01 | 例会案内/報告
講師 生田卍(いくた・まんじ)氏

河合塾講師 NGO活動家

演題 アジアとの出会い  共生社会とのヒント




彼は、学生時代に、音楽と出合い、レコード会社との関わりから、91年、フィリッピンの飢餓キャンペーンを盛り上げる曲を創る為にネグロス島を訪れた。

そこで、フィリッピンの音楽の底力を知る。伝統楽器を使った、都市の民謡、第三世界の豊かさ。

そこから、体験し、感じ、ともに創造してきた内容を、ギターで歌い、CDを流し、分かりやすく、かつ、感動的に話してくれました。

「Halina(集まろう)」by Sanchago、 「Rage」 by Chikoy Pura・・・。

マルコス政権下の悲劇の女の子、農民、スモーキーマウンテン(ゴミの山)の子供たち、それらをテーマにした曲、詩が、シンプルで美しく、かつ、雄弁な事に、驚嘆したそうです。



音楽の授業があるのは、日本だけらしいです。小学校からドレミファソラシド。

知らないうちに民族性をなくしてしまう。日本人、自分のアイデンティティーとは。

そこから、彼の活動が始まったそうです。

私は、「パライソ(天国)」by Smokey Mountain という曲がとても好きになりました。

悪臭はなつゴミの山、そこで、誇り高く生きる子供たち、物乞いはしない。彼らが作った歌は、青空とぬくもりを感じるものでした。とてもきれいな歌声でした。

文盲だが、歌詞と譜面なら、人に伝わる。彼らの曲はヒットし、大学まで行けたそうです。

音楽が社会の中で、機能している、とても素敵なお話でした。



今回の講師は、長崎の小学校~高校まで同級生です。同じく仙台に単身赴任している高校のS君も聴きに来てくれ、個人的には、同窓会的朝会でした。

前夜、東京のホテルでの新発式最中に、新幹線で来仙してくれました。
急いでいたので、ホテルに名刺入れ等を置き忘れ、朝会で名刺を交換できずに、大変申し訳ないと言っておりました。

東京在住とはいえ、週3~5日は東北をまわっています。
仙台にいるときは、

Drink、Food&Music「Aja’s(エイジャズ)」

というお店で、気が向いたら演奏もしていますので、是非、覗いてみてくださいね。

(国分町2-12-4 セブンビレッジビル4階、022-224-0631)凱旋門ビルの隣です。



講演のスパイスに「林子平と長崎の意外な関係」を話してくれました。

林子平が、長崎に学問に行った際、~中略 ネットサーフィンリンク記事等ご参照ください~、寺にたてこもっていた清国人14人を殺さずに、二人で制圧したそうです。その事に感心したオランダ商館長が出島に招いた。でも余りの小人にオランダ人たちが馬鹿にし出した。すると子平は彼ら7人のサーベルを束ね一刀両断にした。

もの凄い武道家でもあったそうです。はたまた感動した商館長がマンツーマンで、軍事やあらゆる知識をマンツーマンで教育してくれてたそうです。

・・・子平が残した本は、ヨーロッパに送られ、英語、ロシア語等に翻訳された。その後、アメリカが日本の小笠原諸島をアメリカ領土といい出した時に、この子平の本の中に既に「日本の領土」と書かれてあり、アメリカが引き下がったというエピソードも披露してくれました。

青葉区の自宅近く、子平町の龍雲寺に、子平の墓があるので、そんな話を思い出しながら、この土曜日散歩してきました。



生田卍殿、大変為になるお話、ありがとう!ございました。

                         みの字

【閑話休題】 異業種交流会に思う

2010-04-07 23:47:20 | 会員の活動
    

この本のP.126より

「仙台はなもく七三会は、性別・年齢・業種も超え、数多くの人たちが、毎週木曜日の朝7時30分(当時、編者注)に相集い、朝食を共にしながら、学習・情報交換・人脈作りを行うというユニークな会である。市制施行100周年を迎える仙台を舞台に新たなヒューマンネットワークを構築し、それぞれのビジネスの世界を広げていこうとお考えの諸兄姉!あなたのビフォーナインを充実させようではないか。

何とも肩に力の入った、時代を感じさせる呼びかけ文ではあるが、当時は『さあ、はじめよう!』という気概に満ち溢れていた」

・・・素晴らしい!ですね。

今でも、今だからこそ必要な理念が書いてあるような気がします。まったく古くないです。

22年前、遊びまわっていた30歳の私には、とても考えも及ばない理念ですね。

  〇|~|_,,,,(笑)+(自嘲)


だから、若い人にもどんどん、声をかけて、はなもくに遊びに来てほしいと思います。
情報も、契約も、お金も、感動も、幸せも、皆、人が運んできてくれます。

異業種交流会は、そんな「人もうけ」の場。会社の縦つながりでなく、横つながり。自分の意思で輪を広げれます。いつも、もらってたら、悪いから、あげれるよう成長したい気になります。

老婆心:若い人には、私たち以上に、より豊かで良質な情報、上質な出会いの中で、よりよく生きていって欲しいですね。


                    / みの字


特別移動例会~はなもく花見の会~満開日!!

2010-04-05 22:39:05 | Weblog
今年も、恒例!好例!  花見です!

場所:八木山ベニーーランド

   http://www.benyland.com/

日時:4月17日(土)11:00~※メインゲート前に集合してください。

会費:2,000円程度 ※園内は持ち込み禁止ですが、おいしい食べ物・飲み物の差し入れは大歓迎です。
 
桜 開花予想 2010 http://www.weathermap.co.jp/sakura/

なんと、17日は、満開日!!だそうです。 こりゃあ、うめー酒が飲めるバイ(失礼)

昨年の様子です!

     

     

     


     

  参加のお申し込みは takahashi@matizukuri.com まで。



          /みの字