はなもくブログ

平成元年、仙台に重層的なヒューマンネットワークをと結成された、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の活動を紹介します。

4月8日朝会は、「社会派」ロックバンドS0S0の生田卍(いくた・まんじ)さんです。

2010-03-23 23:56:38 | 例会案内/報告
【プロフィール:同級生】

寝る前なんかに、ふと、小さい頃を想い出したりすることってありませんか。私は、1957年、長崎に生まれたので、小学生の頃は、赤塚不二夫の「おそ松君」なんかが流行ったりしていて、その時、眼の前にいるのは、「シェーッ!」をする等身大の幼馴染たち。古いですね(笑)

その中の一人、今回の講師をしていただく、生田卍君(同級生なので、やはり君になってしまいます。)と、40年余り経って、仙台の街で、ばったり出会いました。

時空を超えた仙台での再会、昔と変わってなかったですね。

彼は、大学院にて現代哲学専攻後、予備校にて英語講師。現在は河合塾(東日本/東北)で主に東北大医学部コースなど難関クラスを中心に担当したり、東北六県の高校からの出張講義を最も多くしています。

生徒より、父兄が彼の話を聴きたがるようです。
 
高校時代から音楽活動に関わり、高校3年でYAMAHAポップコン長崎代表。アルバムを発表したり、NHKの番組テーマ曲の制作や雑誌での音楽評論など、音楽活動を続けるうちに、アジア、人権、環境、平和などに関わるNGOとも出会います。

中東や東南アジアの人の動向もよく知っていれば、長崎の裏道のちっちゃなお好み焼屋さんのおばちゃんが転んだ事も、一緒に旅をすれば歴史の教科書には出てこないような、石碑に刻んである人物の生きざま、人つながりまで、よく知っています。

人一倍、「人が好き」なのだろうと思います。

     


講師 生田卍氏のCD 「まつろわず」   服従しない者の意・・・音楽も聴けます!

今という時代に全うに向き合い、グローバリゼーションにNO!を突き付けたいという思いを込めて制作されたそうです。

 「逃げろ!」は、イラクのファルージャで、米軍が、一つには住民に恐怖を与えるため、また一つには兵士の意識を麻痺させるために、デスメタルやスラッシュメタル(ハードロックの一種)の曲をスピーカー車で流しながら街に侵攻しているというニュースに衝撃を受けて生まれた曲です。

そのほかにも、色んなメッセージときれいなメロディが、ホームページ、sosoband.com にて全曲試聴頂けます。


そんな豊かな感性の持ち主が感じた、「アジアとの出会い」、是非、皆さんに聴いていただけたら、うれしいです。私も、講演、楽しみにしています。


                    /みの字


3月18日 夜会

2010-03-20 08:58:59 | 例会案内/報告
NPO「フー太郎の森基金」理事長 新妻 香織(にいつま・かおり)氏

  『希望を植えよう』

今夜も、ものすごく感動的な夜会でした。

『フー太郎』って?、『希望を植える』って? 相変わらずの不勉強(笑)を、期待に変えて、講演にのぞむのでした。

【一次会】

     
新妻さんの前にあるスライドは、凄い感動の写真の数々でした。

彼女は、90年1月 ソロモンの神殿から無くなったアーク(モーゼの十戒の石板を入れた箱」)の名残の祭りを訪ねる為、人類の発祥の地 エチオピア、ラリベラのシオン教会を訪ねた。

その時、世界遺産の岩窟教会の一つで、そこの天辺から、子供たちが、フクロウの子をボールのように縛り、落として遊んでいるのに出会う。
彼女は、そのフクロウを助ける為に、お金を渡し、フー太郎となずけ、ヒッチハイクで、一緒に旅を続ける。

傷つき、人を恐れるフー太郎もやがて、賢い犬のように、主人を慕い、トイレまで気を使うような賢さ。

写真は、講師 新妻 香織さんの著書 『よみがえれフー太郎の森』より

     

いつまでも、旅をともにすることもできず、森にかえそうと、森を探す。

だが、もうエチオピアに森は残っていなかった。

     

生活の為に、薪や石炭にするために、木を切りつくし、国土の40%を占める森は4%に。

ある教会でフー太郎を神父に預け、旅を続けた。お別れする時のお話、(泣)ます。

木がなくなるとは、→土地の保水力がなくなる→毎年10億トンの土が流れ出る→畑がなくなる→食料がなくなる→100万人が飢える→国家が破滅する、事なのですね。驚きです。

5年をかけ、アフリカを陸路で、縦断、横断28カ国を旅する。(横断記「楽園に帰ろう」はノンフィクション文学賞:蓮如賞)、のち、一旦、帰国。

          

その後、基金集めに、高知から青森まで、41か所を45日で周り、一人1000円の寄付をお願いし、3000人から支持を得た! 

それから、再び、体ひとつで、エチオピアのラビエラを訪れ、10年で40万本の木を植え、8つの水源地を造る活動を始めることになる。

世界遺産で世界中から観光客が訪れる町、ラリベラの一日の水の使用量は12リットル。

水洗トイレ1回で8リットル。地元の人は、写真のように染み出る水を集めるか、往復6時間をかけて水場まで通わないいけない。彼女達が造ったため池の意義は大きい。

人との出会い、再会、これからの10年(まずは3年間で150万本)の活動計画のお話は、凄い感動でした!!

エチオピア産のドライフードも、米国企業や母校の日本女子大とともに、企画中とか。

楽しみですね。



フー太郎の消息:教会に預けられた後、怪我をしたらしいが、無事に近くの森に移り住み、時々、教会の近くで、鳴き声が聞こえるらしい。

翼を広げると体長の三倍の1.8メートルぐらいになり、何十年も長生きするらしいので、
新妻さんを、未だに探しにきているのかもしれませんね。

          

単に、支援するだけではなく、人を育て、プロジェクトが独り歩きできるように、運転資金の捻出方法まで定着させる情の深さは、子育てして世に送り出す、母性そのものを感じました。

たった一羽の赤ちゃんフクロウに向けられた愛情は、多くの森、人を育て、日本の多くの組織、世界の政府、企業などともネットワークを生み出したのですね。



【二次会】  壱弐参(いろは)横丁 「すけぞう」さんにて

          

当然、こちらも、新妻さんを囲んで、盛り上がるのでした。

隣席の、新妻さんと同じく福島県から来られていた美人グループも加わり、(たけなわ)×2乗でした。

           

高橋会長と、講師紹介者 ベガルタ 斉藤さん。
 
ベガルタ仙台も、「2011年1月 コーチのエチオピア派遣」を決定し、企画

『世界遺産の村でサッカースクールと植林を!』で、応援しています。

  

NPO「フー太郎の森基金」理事長 新妻 香織さん ミラクルで感動的なお話、ありがとうございました!

         / みの字

2010年3月4日 朝会:

2010-03-09 03:39:48 | Weblog
㈱三菱地所設計 東北支店長 小西和重氏

 「百万都市仙台の文化施設造り~リノベーションされた東北大学百周年記念会館川内萩ホール~」


数日前に降った雪も消え、雨が降り出すまでまだまだ持ちそうな、朝会日和(笑)




さすが100万都市、会場のメトロポリタンホテルさん初め、仙台は高層ビルが多い街。

二番町スクエア、オンワードビル、佐々重ビル、東京海上ビル、泉アウトレットなど、多くの仙台の街造りに関わっておられる三菱地所㈱の設計部門ならではの、萩ホールのリノベーション(改修)とは・・・。



まずは、50年前の貴重な8ミリ映像で、東北大学50周年記念として、建設された萩ホールの生い立ちからご紹介いただきました。

大講堂化など話が進展したため、当初の予算の4倍に膨れ上がり、当時の皆さんが寄付金集めに奔走されたとか。

工学部の小池勇次郎教授の直談判で松下電器の松下幸之助会長が別館の寄付を即決され、それが「松下会館」の所以だそうです。

今回の改修は、これらの熱い想いを引き継いでいくために、建物の外観を保ちながら、大改造!!劇的ビフォーアフター 。

冷房、エレベーター、二重窓、耐震補強はもとより、6つの同時通訳ブースなど、更に50年先まで便利に使える機能も盛り込まれています。

特に1、956席→1、285席に座席を減らし、ゆったり感の中、心地よい音が反射されるよう細かな設計が施されているそうです。

その為、ステージの奥行きを広く、幅は20メートル狭く、上に行くほど空間を広げ、空調の音、残響まで計算されている。ホールの赤の基調も彩度など計算されていて(記憶では赤って色の中でも合わせるのが一番難しい色)、設計って人が集まる箱モノを造るだけでなく、人の観る、聴く、感じるも創っているんですね。

こういった設計をされた方々の想いも加わり、(現建築基準が続いたとして)更に50年後のリノベーションの時に、それに携わる人たちを

更に熱くさせていくんでしょうね。










小西支店長、貴重なお話をありがとうございました!

               /みの字

1月21日第2回夜会

2010-03-08 21:25:53 | 例会案内/報告
 第2回夜会は1月21日、東北生活文化大学家政学科教授の西野徳三さんでした。

 西野さんははなもく第2期の6月28日の講師、なんと20年ぶりのゲストです。この時は酵素の話でしたが、今回は「食と環境・食と健康」。
 
 「自然界と体内は微生物との関連では同様にとらえることができる。生物多様性は自然界だけの話ではない。日常的な「食」にまつわる健康や環境との関連について話してみたい。」

 「腸内細菌は、いいものと悪いものがあるがバランスが大事。赤ちゃん出生時は無菌だが、55~60歳を過ぎると善玉が減って悪玉が増加する。ただこれは節制によって防げる。」

 「かつての日本人は乳酸菌を豆や野菜の発酵、つまり納豆や漬物で十分摂取していた。花粉症には腸内細菌を整えることが効果的だ。抗生物質は腸内細菌も殺してしまう。O-157は途上国では雑菌が多すぎて病気にならない。」



 「かつて世界の長寿地域と呼ばれたところは、伝統食の変化、生活の都会化、食べ方の変化で、生活習慣病が蔓延し短命化している。日本はバブル崩壊で糖尿病が減るという皮肉な結果。」

 「ガンの実際の原因は、免疫学者によると普通の食べ物35%、タバコ30%とのこと。普通の食べ物によるガンを防ぐには、生活習慣を整え、過食・偏食を避ける。」

 「それだけで健康になれる食品はないが、過食・偏食をしないほかに、食材を豊富に1日30品目、3色をきちんと食べることだ。食べ物には未知の部分がある。しかし確実な効果は運動のみだ。」

 非常に盛り沢山な内容ですが、具体的な事例でわかりやすく話していただきました。日常的な「食」のちょっとしたことが大事なようです。(ヤギヤマン)

ソル・デ・ミシオネス アルパライブ

2010-03-03 20:45:49 | 講師のご活躍
 2月20日(土)、「ソル・デ・ミシオネス アルパライブ」に行ってきました。場所は長町の蔵を改修した「びすた~り」です。

 ソル・デ・ミシオネス(ミシオネスの太陽)は、2001年9月27日の講師、ホセ・ルイス・バルボーサさんと岩崎わかなさんのデュオ。ミシオネスは南米パラグアイの地名で、ルイスさんの出身地です。

 アルパは南米の民族楽器でハープの一種。パラグアイ・チリ・アルゼンチンの曲の演奏だけでなく、ルイスさんの迫力ある歌声、わかなさんの心温まるトークもよかったです。



 しかもこの日はわかなさんの誕生日とのこと。スペシャルゲストでメキシコ出身のホルヘさんが登場して、ルイスさんと2人でボレロ・メドレーを披露。大いに盛り上がりました。

 ソル・デ・ミシオネスでは、4~5月と山形市、福島市、「びすた~り」と三県での蔵ライブを予定しています。蔵とアルパ、なかなか合いそうです。

新そばを堪能

2010-03-02 21:28:27 | 例会案内/報告
 今期初めての移動例会、はなもく恒例「新そばの会」に行ってきました。2月14日夕方に、場所は山形市上町の「竹ふく」です。



 温かく雪もありません。一行10名はまず柚子切り一枚。幹事の浦井さんも変わりそばではこれが一番といいます。

 山形そば組合特製というそばにあった日本酒「五薫(ごくん)」を飲みつつ、盛りを味わいました。