はなもくブログ

平成元年、仙台に重層的なヒューマンネットワークをと結成された、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の活動を紹介します。

東北お遍路(こころのみち)プロジェクト その1

2012-12-17 21:18:01 | 会員の活動
 当会が関わる「東北お遍路(こころのみち)プロジェクト」。当会幹事の会沢浩平さんが、河北新報11月16日の「持論時論」にこのプロジェクトについて投稿されました。ここで、その元原稿を3回に分けて紹介します。ぜひ賛同、応援をお願いします。

 ここ1年、東日本大震災地を巡る語り部付きバスツアー、マイカーによる観光・見学者が増えています。参加者の多くは旅行を通して被災地・被災者を応援しようとする一般人、大規模災害の想定される地域自治体の行政・防災担当者です。また被災地の多くは水産業・観光業がその地域経済を担っているが、1年半以上経ても震災前の状況には程遠く復興・復旧は予想以上に果たされていません。

 震災直後半年のマスメディアによる真迫の現地映像、全国から集まった各種ボランティア活動は少なくなり、現地状況は「風化」の名のもとに一般の人々の記憶から無くなっていくのもやむを得ないのかもしれません。

 しかし、地域の人たちの声は未だに途切れることはありません。「我々を忘れないでほしい、この地域を思い出してほしい――」「いったいどうなるのでしょうこれから、不安です――」「一部の人は別にして、避難した大勢の人は戻ってきません――」「ここは離れたくは無いが、働く場所はありません――」「物見遊山でもいい、多くの人に来てほしい――」「原発による風評被害は遠く離れたここまであり、産物は売れません――」

 一方、これらの地域の人たちに対して「私は何かしたい」「何か出来る事は無いか」大震災直後から思いつづけていました。一個人では非力でも多くの人が集まり、多様な知恵を出し合い力を合わせれば何かは出来ると考えていた一人です。

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