5/8例会 青木郁子さん

5/8例会　青木郁子さん（青木ガーデン不動産店長）
「米国の不動産ビジネス事情」

　２０００年から米国に留学し、２００６年までニューヨークの不動産会社に勤務した得難い経験をもとに、解説してくれました。

　米国では１０年前から不動産価格が年２０％近く上昇していた。かなりのバブルといえる。サブプライムで、下がった所とそうでないところの差が出た。高級住宅地は打撃が少ない。

　サブプライムの仕組みは、低所得者ー銀行ーファンドー証券会社ー消費者。焦げ付いた理由は、ローンの金利が数年後に上昇すること、不動産価格が競売で下落、ヘッジファンドのカラ売りも加わった。

　不動産取引のブローカーは経験と資格。この言葉は日本と違いいいイメージだ。不動産手数料は州によって違う。ブローカーは固定給ではなく、歩合給制だった。

　ニューヨークでは、１ルームの月額賃料が１５～２０万円。１ベッドルームで９０平米の部屋を買うと、８千万～１億円もする。ちなみに自分はとても借りられないので、ルームシェアをしていた。（ヤギヤマン）