はなもくブログ

平成元年、仙台に重層的なヒューマンネットワークをと結成された、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の活動を紹介します。

1月21日第2回夜会

2010-03-08 21:25:53 | 例会案内/報告
 第2回夜会は1月21日、東北生活文化大学家政学科教授の西野徳三さんでした。

 西野さんははなもく第2期の6月28日の講師、なんと20年ぶりのゲストです。この時は酵素の話でしたが、今回は「食と環境・食と健康」。
 
 「自然界と体内は微生物との関連では同様にとらえることができる。生物多様性は自然界だけの話ではない。日常的な「食」にまつわる健康や環境との関連について話してみたい。」

 「腸内細菌は、いいものと悪いものがあるがバランスが大事。赤ちゃん出生時は無菌だが、55~60歳を過ぎると善玉が減って悪玉が増加する。ただこれは節制によって防げる。」

 「かつての日本人は乳酸菌を豆や野菜の発酵、つまり納豆や漬物で十分摂取していた。花粉症には腸内細菌を整えることが効果的だ。抗生物質は腸内細菌も殺してしまう。O-157は途上国では雑菌が多すぎて病気にならない。」



 「かつて世界の長寿地域と呼ばれたところは、伝統食の変化、生活の都会化、食べ方の変化で、生活習慣病が蔓延し短命化している。日本はバブル崩壊で糖尿病が減るという皮肉な結果。」

 「ガンの実際の原因は、免疫学者によると普通の食べ物35%、タバコ30%とのこと。普通の食べ物によるガンを防ぐには、生活習慣を整え、過食・偏食を避ける。」

 「それだけで健康になれる食品はないが、過食・偏食をしないほかに、食材を豊富に1日30品目、3色をきちんと食べることだ。食べ物には未知の部分がある。しかし確実な効果は運動のみだ。」

 非常に盛り沢山な内容ですが、具体的な事例でわかりやすく話していただきました。日常的な「食」のちょっとしたことが大事なようです。(ヤギヤマン)

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