遅くなってしまいましたが、第8回4月21日は、大震災で休会したあと最初の夜会でした。1ケ月ちょっとということもあり、参加者は少なめでしたが、例会を再開できたことに意義がありました。
講師は東北大学特任准教授の長神風二(ながみ・ふうじ)さんで、「サイエンスコミュニケーション―科学と社会をつなぐ仕事」がテーマ。紹介会員は幹事の佐藤あづみさんです。主な内容は次の通りですが、今回の原子力事故においても、サイエンスコミュニケーションが問われていて、科学者と一般人にとってきわめて重要な視点でした。
「サイエンスコミュニケーション」は、日本では2005年ころから登場した。科学が拡大していく中で、科学の成果が直接生活に響くことが、早ければ数年、遅くとも10年とどんどん早くなっている。「今こんなことが研究されているが、これをどうしたらいいのか」は、科学者だけではできない。これまで国や政治家がなんとなく決めてきたが、これからはそうはいかない。
「トランスサイエンス」は科学によって問うことはできるが、科学によって決定することはできないこと。ではどんなことかというと、今目の前に広がっていること、材料を提供できるが、科学者は情報提供で、決定は非科学者である。
「サイエンスコミュニケーション」が科学研究広報とどこが違うか。「サイエンスカフェ」のように、カジュアルでフランクにあるいはスタイリッシュに、研究者のまとう専門的権威を奪うことが重要。これによって対等さが生まれ、科学者・研究者の変化も生じる。目的と手段を明確にして科学と社会をつなぐことである。
講師は東北大学特任准教授の長神風二(ながみ・ふうじ)さんで、「サイエンスコミュニケーション―科学と社会をつなぐ仕事」がテーマ。紹介会員は幹事の佐藤あづみさんです。主な内容は次の通りですが、今回の原子力事故においても、サイエンスコミュニケーションが問われていて、科学者と一般人にとってきわめて重要な視点でした。
「サイエンスコミュニケーション」は、日本では2005年ころから登場した。科学が拡大していく中で、科学の成果が直接生活に響くことが、早ければ数年、遅くとも10年とどんどん早くなっている。「今こんなことが研究されているが、これをどうしたらいいのか」は、科学者だけではできない。これまで国や政治家がなんとなく決めてきたが、これからはそうはいかない。
「トランスサイエンス」は科学によって問うことはできるが、科学によって決定することはできないこと。ではどんなことかというと、今目の前に広がっていること、材料を提供できるが、科学者は情報提供で、決定は非科学者である。
「サイエンスコミュニケーション」が科学研究広報とどこが違うか。「サイエンスカフェ」のように、カジュアルでフランクにあるいはスタイリッシュに、研究者のまとう専門的権威を奪うことが重要。これによって対等さが生まれ、科学者・研究者の変化も生じる。目的と手段を明確にして科学と社会をつなぐことである。
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