日々是好日

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野生の王国

2011年10月20日 | 日記・つぶやき
窓を開けると虫の声が聞こえる。
それも秋が深まるにつれ、少しずつ静かになって来た。

虫の声を情緒的にとらえるのは日本人特有の感性とか…
西洋人には単なる雑音にしか聞こえないそうだ。

盆明けごろから盛んに啼いていた鹿の声は、
今夜はは聞こえて来ない。

そう言えば百人一首に「奥山にもみじ踏みわけ鳴く鹿の
声聞く時ぞ秋は悲しき」なんて歌があったっけ。

奥山に踏み分けて行かなくては聞こえなかった鹿の鳴き声が、
街中で聞こえるとは、、、と思ったが、

そうなんだ、此処は元々奥山だったんだ。

調べてみたらあの「フュイ~~ン」と啼く悲しげな啼き声は
どうも雄鹿の縄張りを主張する時の鳴き声だと判明。
鹿にとっては、艶めかしい現実の秋だった。

近所の寺にはタヌキやイノシシやムササビが来るらしい。

やっぱり此処は奥山だ。

街中だと勘違いしているのは我々人間の方。






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