日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

雨降り

2010年07月03日 | 日記・つぶやき
雨は朝からずっと止む気配が無く、日暮れ近い今もまだザァーッと音を立てて降り続いている。

今日も何時もの土曜日のように、大原の野菜の直売場へ車を走らせた。
開店時刻より早めに到着したので、車のエンジンを切り、車内で持ってきた小説を読んだ。
雨粒がフロントガラスを覆い、水玉の中に閉じ込められたような感覚でとても落ち着く。

私の働く職場では、昨日ボーナスが出た。
但し、入社1年目の私にはボーナスは無く、『寸志』という形の金一封があるのみ。
(税金や社会保険料を引かれたら4万円ほどの金額だったが、それでも無いよりはマシだ)
私をいじめる連中は、其々懐暖かくしてさぞかし満足な事だろう。

欲しいモノを買えるような金額では無かったけれど、何か買い物がしたくなり、
無くなりかけていた化粧品を買って、ユニクロで夫のポロシャツを買って、
1日ひと粒で元気になれる栄養剤と24時間戦えるドリンクを箱で買った。

降り続く雨のせいか、気分は暗く沈んで意欲も気力も沸いて来ず、
いつ終わるとも知れぬ泥沼のような状況に失望してしまう。

それはもしかしたら今読んでいる本のせいかも知れないのだが…

ノルウェイの森は結局買い物から帰ってから、薄暗い部屋の中で
電気も点けず、最後まで読んでしまった。
小説には自殺者がやたら多く登場する。半面、三角関係と性描写も頻繁に出てきて
生きていればこそ沸いてくる欲望と、対極にある死が一体になったような、
私にとって簡単には理解できない、特殊な世界が描かれていて…
今のところ、私の脳は『消えてなくなってしまいたい』方にちょっと傾いてしまってる。

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