ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

チェルトナムで読んだ『またね、富士丸。』

2013-03-25 22:38:30 | 日記

今日から2週間のイースター休暇に入ったムスメ。せがまれて、今日はムスメの友達をふたり拾って、チェルトナムに買物に連れて行ってやった。友達を拾うにはちょっと遠回りするようで、おかげで片道1時間ちょいかかった。私は一昨日も昨日も仕事で、チェルトナムに通ったというのにねぇ・・・ 

でも、実は私も、今日から始まる日曜までの一週間は、まるまるお休み。残っていた有休の残りを取ったから。木曜日だけは、非常勤としての遅番をひとつ引き受けたから働かなくちゃならないけど。(非常勤スタッフとしての登録を削除されないようにするには、最低毎月ひとつは非常勤の仕事を入れなければならない。私は去年の夏から認知症病棟でフルタイムの常勤になったけれど、フルタイムが嫌になってまた非常勤に戻りたくなった時のため、登録をキープしておきたいのだ。)そんなわけで、明日も明後日もお休みなのがわかっているから、今日寛大になってムスメの運転手になってやれたわけである。

チェルトナムに着いたら、3時間までは無料で駐車していいスーパーの駐車場に車を置き、ムスメたちとお別れ。私は図書館に向かった。メインの商店街と平行して走る、比較的静かな通りに面してある、かなり立派な建物だ。(内部の写真はこちらでどうぞ。)パノラマ写真、撮ってみました。中央の建物がそう。右は教会。

でも今回は、まっすぐ裏手にある別棟に行った。というのも、メインの図書館にはトイレがない! ことを、前回、学習したから。別棟は小さくて、静かで、大人しかいなくて、空いている。

これの裏は・・・                                           こうなっている。屋根に青い縁取りがあるのが別棟。

 

 

ブログ『富士丸な日々』の大ファンになった私は、先月の里帰り中、4冊の“富士丸本”を買ってきた。『富士丸な日々』と、『しあわせの距離』と、『明日は天気か?』と、『またね、富士丸。』。ブログ『富士丸な日々』は管理人の穴澤さんがそのままにしてくれているので今でもネットで読めるが、将来万一読めなくなった場合に備え、ぜひ本も欲しかったのだ。最初の3冊はすぐに読んでしまったが、『またね、富士丸。』だけはゆっくり読みたいと、まとめて休めるこの週を待っていた。絶対泣くと思ったし。

奥の幅狭に出っ張ったスペースに陣取って、読み始めた。                背後はこんな感じ。本当に静かで、読書に没頭できた。時々鼻をかんで、皆さん、申し訳ありませんでした。

 

 

スーパーの3時間制限が切れる前に車を移動するため、スーパーに戻った。最初から有料の駐車場に車を入れないのは、駐車料金をケチるためである。(せこっ!)

今週末はイースターだから、スーパー内は、イースターのディスプレイやチョコレートでいっぱいだった。最初の写真の背後にあるのはカフェだが、さすが学校がお休みに入っただけあって、とても混んでいた。ここでランチにするのはあきらめて、スーパーでサンドイッチを買い、車内で食べた。

                  

 

ウサギ小屋のゴールド・バニーたち、£6(¥858)。カワイイ。              50gで£1.59(¥227)、2個買うと1個が£1.25(¥178)とおトクに。

 

イースター・エッグとセットになったのもあった。                           個人的に気に入った“ボタン・エッグ”。

 

鼻だけ3Dになっている、ライオンの顔の箱。                      “ザ・シンプソンズ”のは、エッグ・カップつき。

 

これだけチョコを見ていると、胸やけがしてくる・・・                      なんてことはなかった。(誰か、私にも1個買って~

 

 

車を移動した先の、屋上駐車場からの眺め。ここしばらく寒気が戻ってきていて、チェルトナムを取り巻く丘には数日前に降った雪が残っていた。町中は積もらずにすぐ溶けたけど。

イースター・ホリデーに入っただけあって、町は混んでいた。              改修工事中の、リージェント・アーケード入口とその並びの建物。

 

でも、アーケード内は営業しています。                            入ってすぐは、ガード下商店街みたい。

 

リージェント・アーケードの奥の突き当たりにあるデパート内のカフェに陣取って、『またね、富士丸。』を読み終えた。

ラテは£2.2(¥314)、ケーキは£1.6(¥149)、合計で£3.8(¥463)だった。

デパートをぶらついていたら、偶然ムスメたちを発見。ムスメは素直に写真を撮らせてくれないので、隠し撮り。真中がムスメ。

 

アーケード内はこんな感じ。日本のデパートやモールと比べて、断然オサレ度が低いかんじ。それとも、私の嗜好がひねくれているのかしらん。

車を置いたもうひとつのアーケード、ビーチウッド・アーケード。こっちの方が新しく、建物も明るくていい雰囲気なのに、なぜかお客の入りが少なく、テナントが入っていないスペースが多い。特に2階。残念なことである。

客の需要に合ったお店を入れれば、絶対こっちも繁盛すると思うのだが。リージェント・アーケードからだって、100mほどしか離れていないのだし。

 

 

さて、肝心の『またね、富士丸。』ですが。私もケイトーを失っているので、悲しみを癒すのは結局は時間しかない、という点にとても共感しました。

富士丸くんが、穴澤さんの「富士丸のために山の中に家を建てる」という計画が動き始める直前に急逝してしまったことは知っていました。でも、あれほど直前だったとは・・・ 土地購入の契約が結ばれる予定だったのが、2009年10月2日。でも富士丸くんは、その前日の10月1日に、突然、死んでしまったのです。以前易者に、「犬は主の災難を被ることがある」と聞いていた穴澤さん。35年ローンを災難と思い、それで逝ってしまったのかと苦悩する穴澤さん・・・

手付金として払った50万円は、契約が不成立という結果に終わったためもちろんあきらめた穴澤さんでした。でも土地の売主は、まだ契約を結んでいなかったにもかかわらず、「契約違反だから違約金を払え」と訴えてきます。富士丸を突然失った深い深い悲しみの中、そんなごたごたにも煩わされていたとは知りませんでした。その日そのときを楽しく過ごせればそれでいい、という犬たちと違い、人間の、何と面倒臭いこと。

2011年11月から、『大吉』と暮らし始めた穴澤さん。よかった・・・ 富士丸くんも、きっと喜び、応援してくれていることでしょう。

「父ちゃんは、やっぱり犬といないと父ちゃんらしくないよ。よかった、これでオイラもひと安心だ。」とかね。

大吉くん! ブログ楽しみにしてるんだから、長生きするんだよ~! 頼んだよ! 

 

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