週末労働者のワタクシ。
住み込みヘルパーさんの休憩時間をカバーする仕事を始めてから、早くも一年半が過ぎました。
一日の労働時間は、基本午前10時から午後6時までの8時間ですが、ヘルパーさんたちのそれぞれ異なる
希望の休憩時間の長さや時間帯から、合計8時間にはならず、5時間半から6時間ほどで終わることも、ときどきありました。
(住み込みヘルパーさんは一日2時間の休憩を取ることができますが、それを2~3日分「貯めて」、4~6時間の
休憩をまとめて取る人も多いです。最長では4日分貯めて、8時間の休憩なんてのもありました。)
私の、過去で最短の一日の労働時間は、顧客さん一件のみで、4時間でした。
でも一昨日の土曜日は、とうとう顧客さん一件のみで3時間(!)でしたから、最短の労働時間を更新しました。
これは、先月顧客さんが続けてお二人、亡くなられたからです。
それゆえケア・コーディネーターから、「休憩時間のカバーの必要が減ったため、平等にシフトを配分していくが、
労働時間が減ることは必然なので理解して欲しい」と、カバー・ケアラー全員に一斉で通知が来ました。
これは、おうち時間を楽しんでいる私には嬉しい一方で、収入が減ることになるので残念な気も・・・
3時間労働のために往復1時間かけて顧客さんのお宅まで「通勤」というのも、何だかな~・・・
ですが、幸い一昨日の顧客さんのお宅は、久しぶりにゆっくり訪れたかったショッピング・センターの近くなので、
私には好都合でした。このショッピング・センターには行きたかったものの、仕事でない日にわざわざ往復1時間と
ガソリン代をかけて行くのもなぁ~・・・と、ケチな倹約主婦の私は、迷っていたからです。
午後1時に仕事を終えたあと、好天気の中、お店めぐりを楽しみました。
このショッピング・センターは多層階タイプではなく、商店街が連なったような造りなので、歩いていて楽しいです
去年と同様、真中の広場には、小さな子用に、大きな砂場が設置されていました。
ランチはカフェで。
パイナップルとマンゴーのスムージーと、トマトとチーズのサンドイッチ・トースト。
両方でちょうど11ポンド(≒2,220円)でした。(たかっ・・・!)
(サンドイッチが来るのが遅かったので、スムージーを大分飲んでしまいました、スミマセン)
先月亡くなられた顧客さんですが、二人とも男性でした。
お一人は我家からは遠いので、私は伺ったことのない方でしたが、もう一方の方は、
私を凹ませてくれたジェフさん(仮名)でした(参: 凹んだ出来事 / 住み込み介護費の値上がり)。
ジェフさんはあの後も相変わらずでしたから、正直、亡くなられて悲しいとか残念だとかは、一切感じません。
もう二度とジェフさんのお宅に伺わなくて済むので、ホッとしたというのが正直なところです。
ジェフさんの娘さんのジャネットさんも、もちろん悲しんではおられるでしょうが、その一方で、安堵もされたのでは?
だってジェフさん、101歳でしたからね~! (来月には102歳になられるところでした。)
それにジャネットさんは、ジェフさんを無事あの世に見送ったら、ウェールズに引越したいとおっしゃっていました。
海の近くに引越すことを夢見ているオットーと同様に。
その気難しい性格が災いし、他の二人の子供たちとは疎遠になっていたジェフさん。
ベッドに寝たきりで、尿カテーテルを装着し、一日に三度やって来る訪問介護ヘルパーさんと住み込みヘルパーさんとの
「ダブル・アップ」の際に、おむつ交換をされていました。
そのフラストレーションもあったのでしょうが、せっかく訪ねてくれるジャネットさんに対して笑顔のひとつも見せず、
口を開けば文句や愚痴や要求ばかり。
そんな父親にも笑顔で接し、最後までサポートを続けたジャネットさん。
ウェールズで望み通りの家が見つかり引越せることを、心からお祈りします。