日々是わんこ

ミニチュア・ダックスとアイリッシュ・セター、毎日がお犬様中心の夫と私。ドタバタの日々を告白します。

さよなら、ヒヨ!がんばれ、ヒヨ!!

2007-09-18 06:37:04 | ETC
9月12日、この日はヒヨが我家から里親さんの元へと旅立っていく日でした。
私はその日に向けて里親さんになってくれる方とメールで連絡を取っていました。
そして携帯番号やメアドをお知らせし、先方からの場所や時間の指定を待っていました。
が、ある日突然連絡が来なくなりました。引渡しの日も朝から待ち続けましたが連絡は来ませんでした。

何がいけなかったのでしょう?解らないです。
私が何か失礼な事をしたのかしら?と考えてもみましたが…解りません。

そんな訳で、私は次の手を考えなくてはならなくなりました。
ヒヨの成長は待ってくれません。なので、里親候補が見つかるのと同じ時期に考えていた『自然環境アカデミー』さんに預かってもらうべく、ヒヨ保護のいきさつや現状などをお知らせし、飼育できない事情もお知らせした上で「お願いできませんか?」と伺ったところ引き受けてくださることになったのです。

『自然環境アカデミー』さんはNPO法人。
様々な活動の一つとして保護された野鳥を自然に帰すべくリハビリを含めお世話をしています。事務所は福生にあり、我家からは車で3、40分です。
15日の朝、7時過ぎにお届けする事になりました。

15日の朝ヒヨに最後のご飯を食べさせて、はなに「ヒヨは今日でいなくなるんだよ。はなもヒヨにバイバイする?」と言ってヒヨに会わせてあげました。

              はな、ヒヨだよ

私の言葉が解ったのか、この日のはなはヒヨを見ても興奮する事もなく大人しくしていました。でも、やっぱり興味津々みたいです。グイーッと身を乗り出しました。すると…

              ヒヨ、ドン引き!

そしてほぼ1ヶ月の間住まいとなっていたダンボールに入り、バーベキューネットを蓋がわりにして出発です。食べ残っているフード類も持参しました。

              靄がすごいの!

こんなに靄がかかった日は滅多にありません。やはり特別な日なんですね。

『自然環境アカデミー』さんには事務所とは別棟に鳥たちの飼育小屋がありました。ヒヨはここで生活するんです。中には様々な野鳥達が様々な事情で飼育されており、個の状態や種の特徴などに合わせ放鳥できるであろうと判断された子はリハビリのためのケージ(日の出町にあります)に移されます。ヒヨの他にも3羽のヒヨドリがいましたが、代表の野村さんにヒヨの状態を見ていただいたところ「とても状態がいい」と言っていただけました。骨折の跡も問題無いようです。

「状態がいい」と言っていただいたとき、様々なアドバイスを下さった方達への感謝の気持ちが改めて湧いてきました。ド素人の私達がここまで育てられたのは、そうした人たちのお陰以外の何物でもありませんから。

              新しいお家

野村さんとお話をさせていただく中で「へぇ~。知らなかった」と思うことが色々ありました。私達が保護したヒヨは怪我をしていましたが、無傷のヒナを保護してしまう人が多いようです。『巣立ちヒナ』を知識が無いため間違えて保護してしまうんだと思います。

鳥の巣立ちは種によって様々で、例えばヒヨドリは『巣』が小さいためにひよこ位の大きさになると巣立ちを迎えるのだそうです。大して飛べない、餌も親が頼りという状態で『巣』から離れるのです。そうしたヒナが誤まって道路に出てしまったりするのです。でも、親鳥はちゃんと見ていますから、そんなヒナを見つけたときには発見した場所からそう遠くない安全な場所に置いておくのが正しい対処方です。

私達のヒヨは偶然怪我をしていたのですが、たとえ怪我をしていなくても無知な私達は保護していたと思います。でも、これからは大丈夫。ひとつお利口になりました。

とにかくお話をさせていただいて野村さんがとても鳥が好きなことや知識が豊富な事がわかり、私達は安心してヒヨをお任せすることができました。
『自然環境アカデミー』さんのブログに我家のヒヨが登場する日も近いでしょう。
登場した時には、ブログでお知らせしちゃおうと思います。親バカです。

ヒヨは遠くない将来には自然の中を飛びまわれると思います。ヒヨは強運です。
骨折した足もきちんとくっついたし、順調に成長できたし、一度は行く先が無くなってしまったけれど、その後に素晴らしい引き取り先が見つかったし。

              元気でね

ヒヨ、元気で大きくなるんだよ。
ヒヨ、がんばれぇ~!

最後に、ヒヨを応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。